ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

本日受付終了:ものがたりの絵を描こう

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受付終了日に書いているというのもあれですが、もしもお気持ちとご都合のあう方がいらしたらなぁと思って、書いてみます。

rainbowegg.exblog.jp

 

こちらは今週日曜日12/10に友人とひらく場です。

お話を絵を見ないで聞いて、自分の好きな場面を自由に描いてみるというものです。最後におやつを食べながら見せ合いっこしておしゃべりしますが、批評や答え合わせではなく、「へー!そこをそんなふうに切り取るとは!」というびっくり楽しい時間です。

絵を描くことって、ある人にとっては息をするように当たり前のことだけど、そうでない人にとって「なにがよいか」、確かに持っているんだけどまだうまく言えない。でもあえて書いてみるとすると、「集中、制約の中の自由、工夫、自分だけのセンサーを感知、勇気、好きが増える、体がぽかぽかする」、、とかいろいろ楽しいことがあると思います。そう、忘れていたけれど、すごく楽しいことです、絵を描くのは。

あえてやらなくてもいいことかもしれないけど、なにか今までの方法で行き詰まっていることがあれば、絵を描いてみるということがヒントになる可能性がある。実際わたしもそのようにたくさんの発見があります。例えば、教育や就労の現場で、周囲や社会からどれだけ画一的な評価や承認にさらされてきたのだろうかと考えました。それだけでない世界ってあるよね、わたしはわたしでいいんだよね、そりゃそうだよねってちょっと肩の力が抜ける感じっていうのかな。絵を描くのが好きだった小さい頃の自分がむくむくと出てくる感じもあります。

 

先生のくみこさんは教え好きで、教え上手だから、うまくいかないことがあってもサッとその人に合ったやり方でサポートしてくれます。実際わたしはいつも途中で嫌になって、くみこさんになだめられて最後は満足するっていうパターン...。これにより上達もあるんですよ。何歳からでも上達するって希望です。しかも今回は自分の好きな場面を描くので、愛の力でけっこうな距離を行けます。画力が必要なところはくみこさんが教えてくれます。

くみこさんのひらく場は、大人もこどもも対等、同等に尊重され、一人ひとりに目配りされていて安心です。小学生から大人まで参加できます。ただ、子どもだけ参加させるということは今回はしていなくて、小学生のお子さんは大人も一緒にご参加いただきます。見守りという意味ではなく、大人も夢中になってほしいし、自分のお子さんや他の参加されてる方と絵を描くことを通じた交流をしてほしいから。

 

...と話がとっ散らかりましたが、当日わたしはお話を読んだり、皆さんのサポートをしています。画材はぜんぶこちらでご用意してますので手ぶらでどうぞ!

ぜひぜひ、いらっしゃいませんかー!

 

帰ってきたことほぎラジオ

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ことほぎラジオが週刊になって帰ってきたよー!


日々の中でことほぎたいことが、いっぱいいっぱい見つかっちゃって、
やっぱり最近どう?とかお話したいし、聴いてほしいみたいなのです。
おわったからはじまって、またラジオがお届けできてうれしいです!!

 

20分くらいのことほぎ話をぽこぽこと毎週月曜日に配信します。
そして今回はなんと全108話です。ぶち上げましたね。
またまたケンカしてもやりましょうということで。
あとは、毎週だから、風邪引いたり、旅行行ったり、引っ越したりいろいろあると思うんですけど、どちらかができないときは、一人でやるとか、自分でゲスト呼んでくるとか、いろいろやってみたらいいんじゃないの?ということになっております。

 

通勤・通学・お散歩・お皿洗いのお供にぜひ。

おたよりも引き続き募集してます。

第一話は、歌いたい話 / 海のお茶わんの話の二本でーす。

 

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週刊ことほぎラジオ

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上小阿仁村での芸術祭鑑賞ツアーのレポート(UNLEASH)

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今年の夏に秋田・上小阿仁村で行った鑑賞ツアーのレポートを、オンライン情報誌『UNLEASH(アンリーシュ)』に寄稿しました。

 

 

 

unleash.tokyo

 

わたしとしてはアサインされて行く、はじめての遠方での場づくりのお仕事でした。

わたしを含むハバタクのチームメンバー4人が企画運営の経験が豊かだったことや、各自多忙な中でも、個性を発揮しつつ補完しあうよいチームワークを発揮しながら取り組めたことも、とてもよかったです。

 

体験したことが抱えきれないほど大きかったので、そのままでは文章にできず、一旦録音しながら友人に話を聞いてもらった後、自分でテープ起こしをしてから書きました。

 

わたしたちはあそこで何をしてきたのか。

鑑賞とはなにか。

非日常でひっつかんで日常で確かめてみるとはどういうことか。

上小阿仁村の土地と人々と擦れ合うことによって、大いに感じ考えた3日間でした。

 

一人ひとりの内側で起こっている動きがあり、揺られることも安心して取り組める場。

表現や創作を真ん中に置くことで、やはりできる、という確信を持ちました。

 

またこのようなツアー要素のある鑑賞プログラムのお仕事をしたいです。

一人ひとりの体験(内観、表現、共有、交流、つながり)を意図して場をつくります。

お問い合わせはこちら

 

 

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Year-End Collage〜2017年をコラージュでふりかえる、ひらきました

年末または年始にひらいているコラージュの会。

peatix.com

 

今年でもう6年目になります。雑誌やチラシや写真、思い出の品、マスキングテープ、シールなどを切ったりちぎったり貼ったり。表現しているのは、今の自分であり、これまでの自分であり、これからの自分であり...。


作ったコラージュにより愛着が持てるように、あとから見返しても力をもらえるものになるように、なんとなくつらつらと一年間考えてこの日を迎えるのですが、今回は定番ワーク「マンダラート」を使って2017年をふりかえり、それを使った5分の語りを場に居合わせた人たちに聴いてもらいました。また作品を発表したあとはNVC(Non-Violent Communication)のNeeds Cardを使って、作品から受け取ったものを短い言葉にしてまた贈るという時間を持ちました。

 

進行メモ。
字きたないけど、どうしても手書きじゃないと体に入らない。メモは目安で、だいたいこの通りにはなりません。人数によって時間が変わったり割愛したりはしょっちゅうだし、別のことをやることも多いです。

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じっくりゆっくりふりかえってみて、「ああ、あなたはそんな一年を過ごしてきたんだねぇ。わたしきょうあなたに会えてよかった」という気持ちになりました。知っているようで知らない、知らないようで知っているその人のこと。悲しいことだけど、ふいにいなくなってしまうことがあるから、今会えていることに感謝を。精一杯生きているこの瞬間のあなたを、わたしたち知っているからね。また一年、一緒に生きてゆけますように。


雑誌を使うにあたって、これらを心血注いで作った人たちがいることに敬意を表し、「食べさせていただきます、循環させますからね」という気持ちで使いました。これはわたしに今までになかった考えで、急に立ち現れてきたのですが、これまでずいぶんと雑に扱ってきたものだと反省するところです。雑誌出版に携わる皆さま、いつもありがとうございます。


会場は歌舞伎座の真横にあって、あまりにも真横すぎて全体像がわからないという感じを楽しみながら、しばし自分の中へ、時間の中へ深く潜る旅をしました。ご一緒してくださった皆さま、一緒に開催してくれたよすぃ、ありがとうございました。


今回いらっしゃれなかったけれども年始に参加したいとお声くださっている方々がいらっしゃり(ありがとうございます!)、また告知いたします。


おまけ: おやつは築地の「まぐろ焼き」。たい焼きじゃなくてまぐろ焼き。中身はちゃんとあんこです。美味しかった。

 

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読書会の課題本の選び方

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読書会の作り方をテーマに何本か記事を書いてきました。

 

きょうは選書、本の選び方のお話です。

 

いろいろな型がある読書会の中でも、

  • 「事前読書型」課題本が設定されていて、事前に読書してきて、当日感想を話す
  • 「当日その場で読む型」当日その場で読んで感想を話す(そのままか...)

タイプの読書会を想定してます。

わたしがどのような基準で選書しているかというだけの話なので、もちろんこれが正解というものではありません。わたしも忘れていることがたくさんあると思いますが、今思いつく範囲でメモしておきます。

 

本を探索する前に姿勢として確認するのが、

  今の自分に、本を通じてみんなと旅をしたい気持ちがあるか 

 

これがないとわたしはうまく本が選べません。自分(たち)の好き嫌いや興味の有無「だけ」で決まっていないかを照らすためにも大切にしています。

 

次に具体的なチェック項目をみていきます。

  • 自分がその本に本当に興味関心があるか(当たり前っぽいけれども、あらためて問うてみるとそうでもなかったかも、ということもあります)
  • 参加者にとって入手が容易か(高価である、絶版で入手不可の場合は朗読するなどもあり)
  • 開催日までに読了できそうか(長編にチャレンジするときは特に十分な期間が設定されているかは重要)
  • 場の趣旨に合っているか
  • 場で分かち合えるものがあるか
  • 参加者一人ひとりが何か一言話せそうか(会の趣旨にもよりますが、わかる人にしかわからないのは避ける。ただ、専門家がいる場合でも、ルールの敷き方やファシリテーションによって独壇場にしないことは可能)
  • 多様な視点からの、多様な感想が生まれそうか(「力のある本」という言い方をよくします。楽しかったー怖かったーという単一の感情にのみ終始しそうなものは避ける)
  • 読後感が複雑か(自分の中で消化しきれないときに、人と感想を交わそうとする意欲が生まれる)
  • みんなが関心が持てそうなテーマか(自分では選ばないけれども、実は気になっていた、機会を逸していた、時期的・時代的に旬...などの反応が得られそうか)
  • 明らかに傷つく人が出なそうか(本自体では傷つかないかもしれなくても、感想を話す場で傷つく人が出そうなテーマや内容ではないか。セクシャリティ自死、性暴力、貧困、不妊治療、障害、災害、依存症、精神病、難病などなど、センシティブなテーマをダイレクトに扱っている場合は、あえてその場で取り上げる理由を考える。その本で話すと決めたら、話し方のルールをいつもより強めに敷く)※これらのテーマを考えたい場で選書する場合はこの基準は当たりません。
  • 読書会が終わったときに笑顔が見られそうか(単純に暗い、重いテーマかどうかではなく、「来てよかった、これについて話せてよかった」と言ってもらえそうか、そういう場になりそうかということです)
  • 予定している時間でおさまるか(あるいは、この本を取り上げることを優先した場合の日時の調整は可能か)

 

すでに本が決まっていて、「これを元にみんなで話したい!」という気持ちがわくというほうもよくあります。そのときもやはりその本が上記のチェック項目に当てはまっているかをザッと一通り確認します。

 

ついでに書いておくと、

  • 選んだ本は読書会の前日までには再読します。初回とは違い、読書会で取り上げるという前提で読み、読みこぼしているところがなかったかなるべく丁寧に読みます。自分が気になる箇所に付箋を貼り、通読後にザクっとした感想を7.5cm大の付箋に記しておきます。
  • どんな展開が起こり得るか、何パターンか想定します。そのときにどのようなファシリテーションができそうかもイメージします。
  • 参加者の顔ぶれを思い浮かべ、知っている人ならその人のこれまでの場での様子を思い浮かべつつ、同時にそれに対する固定イメージを排除し、はじめて出会うように当日場にいるイメージを持ちます。
  • 複数のプログラムを入れる場合は、時間配分をもう一度見直し、無理がないか再検討します。

 

本の感想を話すって、人のすごくナイーブなところに触れるものなので、慎重に配慮できるところは全部します。場所も重要です。ロケーションの話はまた別の機会に。

 

こうして準備してもしても、自分も含め、予想を超えたものを、人は表現物から受け取り場の相互作用で反応を出すので、あとはその場でファシリテートする自分を信じて託す、という感じです。

 

何かの参考になればうれしいです。

 

【募集】METライブビューイング「魔笛」を観てあーだこーだ語る会

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ことほぎラジオ第11話でも紹介したMETライブビューイングでモーツァルトのオペラ「魔笛」を観ます。METライブビューイングとは、NYのメトロポリタン歌劇場の公演録画を、字幕やインタビューやバックステージツアー付きで映画館のスクリーンで観るエンターテインメントです。

終わったあとは、映画館近くのカフェでランチしながら、みんなであーだこーだ感想を話します。

オペラがはじめての方も、共催のゆかこさんが予習サイトを作ってくださったので、それを読んで約3分の動画6本を聞き込んでいけば楽しめます。やはりオペラは音楽の芸術だから、音楽に馴染んでおくといいのですね。...というかご参加の方は必ず予習をお願いしてます。ここはあえてけっこう強めに申します!


ご予約はこちらから。ご参加お待ちしてますー!!

peatix.com

 

2017.11.26追記

前回「椿姫」で開催したときのせいこのレポート

hitotobi.hatenadiary.jp

 

前回「椿姫」で開催したときのゆかこさんのレポート

aktennotiz.jugem.jp

読み聞かせ(3年生・11月)

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きょうは息子の小学校で読み聞かせ。

 

『おじさんのかさ』
友だちの家にあって、わたしと息子で一度読み聞かせてもらったときのうれしさが残る本。こっちから読んでほしいー!というリクエストがあり、うんうん、こっちから読むつもりだったよー。この人実はおじさんじゃないんじゃない?という声があがって思わずにやり。導入にぴったりの、ゆっくりと穏やかな高揚を感じられる。

 

『とらとほしがき』
韓国の昔話。干し柿って馴染みないかなーと思ったけど、このまちの子ならいけるんじゃないかと出してみた。「時々『アイゴー』っていう言葉がでてきます、その意味はね」と説明して入ったら自分もすごく躍動感をもって読めた。途中からのスピード感も楽しい。長い昔話を楽しめるようになったんだなぁ。

 

こどもたち、きょうも一緒にわくわくしてくれてありがとう!

 

「ディエゴ・リベラの時代展」を観てあーだこーだと語る会、ひらきました

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埼玉県立近代美術館で2017/10/21-2017/12/10開催中の、「ディエゴ・リベラの時代展」を観てあーだこーだと語る会をひらきました。

 

peatix.com

 

 

ラジオで録ったものを除くと、久しぶりの美術展であーだこーだの会でした。

やっぱりみんなで感想を話すのは楽しい!今回は人数をぎゅっと少なめにして、4人で実際に絵の前で話してみる時間を後半につくりました。流れはこんな感じ。


10:00-10:05 ブリーフィング(自己紹介、きょうの流れ説明)
10:05-10:10 各自チケット購入、トイレ、荷物をロッカーに預ける
10:10-11:30 各自鑑賞。作品シートや手帳などに鉛筆でメモを取りながら
11:30-12:15 「ピックアップ鑑賞(勝手に名前つけた)」気になった絵の前へ行って「どこが気になったか、どんな感想を持ったかスピーチ」+みんなであーだこーだ(参加者全員一人ずつ)
12:15-12:30 ロッカーから荷物を取る、ミュージアムショップで買い物、カフェへ移動
12:30-13:30 カフェでランチしながら続きをあーだこーだ


実物の作品の前で話すのは今回はじめてやってみたのですが、とてもよかったです。いつもは一旦美術館を出た後に、ポストカードやチラシや図録を前に話していましたが、本物がやっぱりいい。他の鑑賞者さんに配慮しながら、マナーを守って行いました。

モティーフ、技法、画材、画風の変遷、時代背景、ヨーロッパ・ロシア・アメリカ諸国との関わり、国の歴史...いろんな角度からじっくり話せて、それぞれが受け取ったものの話もして、ディエゴ・リベラの人生をみんなで旅しました。

最初の謝辞のコーナーで、メキシコのある機関の方が、「ディエゴ・リベラはメキシコの大命題」「我々メキシコ人が向き合うべき存在、アイデンティティの一部」と書いていたので、ここでわたしはすぐに「おお!そういう人だったんだ!」とスイッチが入りました。

19世紀後半からから20世紀半ば頃までのメキシコ美術の流れを、ディエゴの画業を軸に据えつつ、同時代の画家の作品を織り交ぜながら、展開されていくキュレーションには説得力がありました。「ディエゴの作品がたくさん見られる!」と期待しすぎて行くとちょっと違うけれど、むしろ単独で語られるよりも深く理解できたように思います。

ディエゴの画業の中でも、国の使命を背負わない、絵描き屋の仕事でもない、ただ自分自身の愛や欲や萌えを自由に大切に描いた作品に度々足が止まりました。自分でも意外な作品が気になって、ピックアップ鑑賞の時間にみんなを連れてきて話してみたら、なるほど!とわかること多し。3人がディエゴの絵を選んだのに、作品も年代も描いた対象もバラバラなのもよかったし、1人が同時代の作家の作品を挙げてくれてこの展覧会の全体像にふれることもできました。示し合わせたわけでもないのにこういうのが起こるのはすごい!

2人は絵を描く人(でも油絵とデザインなのと個性とで観方が全然違う)で、1人は宗教学の素養があり青い家に行かれたこともあるフリーダ・カーロ好き。それぞれの感性が交差してエキサイティングでした。

わたし含め、参加した方それぞれのもつ素地・素養が存分に発揮されながら、今この場でやり取りされる中で影響し合い、更新されていくものもお互いに感じられて、有意義だったという感触が残っている(皆さんにとってもそうであることを願う)。もっと時間をかけることもできるかもしれないけど、選択と集中、こういう鑑賞もいいのではないかしら。とはいえ、各自の鑑賞時間はもう少し長めにできればよかったかもなぁという反省も。

 

当日ならチケットにスタンプを押してもらえれば再入場可能なので、あーだこーだが終わった後にもう一度行かれた方もいて、みんなで話した後だからこそ発見したこともあったみたいで、よかったです。「行きたいと思いつつ、いろんな理由で躊躇していたところ、機会をもうけてくださっただけでもありがたい」とも言っていただけて、それもうれしかった。


あーだこーだの会やりませんかと声をかけてくれて、一緒に企画を進めていた相方さんが、お子さんの熱で急遽お休みになっちゃってとても残念でした。リベンジしたい。

 

*参考図書*

「メキシコの美の巨星たち その多彩でユニークな世界」野谷文昭編著(東京堂出版)

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聖書を学ぶ

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友人からきっかけをもらって、今年の夏から、とある勉強会で聖書を学んでいます。

教える人も教わる人もキリスト教の信者ではありません。客観的に、しかし他人事としてではなく、この宗教についてまっさらなところからはじめて学んでみる。解説書ではなく、聖書そのものをまず読んでみる。

未知のもの、既知と思い込んでいたものに対し、自ら問いを立て、その答えを様々な手法で見い出し、自分の辞書のページを増やし、自分を変化・成長させてみようとする試みです(と、わたしは勝手に解釈している)。

 

わたしが学ぶ動機は、二つ。

一つめは、美術や文学や芝居や音楽など、わたしの愛する芸術は、聖書の知識がないと本質を読み解けないものが多い。なんとか知識を深めてより広く深く受け取りたいから。

二つめは、歴史を見ても、今現在の世界情勢を見ても、キリスト教圏の人と接するにしても、聖書にルーツがあるのでは、という想像は働いても、自分の解釈を述べるまでに至っていないのが悔しいから。


今、2回の講義が終わったところですが、そのあたりのことが少しずつわかりかけてきており、大人になって自ら求めてする勉強はやっぱり楽しいな!と興奮しています。


さらに先日はスピンオフで「創世記」の読書会をやってみたい!と言い出しっぺになり、ファシリをやらせてもらい、7人であーだこーだと自由な感想を話す時間を持ちました。楽しかったなー!みんなで少しずつ持ち寄ってできた感じがあって、よかった。やっぱり読書会は楽しい。既に専門家から内容の講義は受けているので、それを踏まえつつ、読書会では自由な感想を膨らませたり掘り下げたりしていきました。やってみて、さらに理解が深まり、物語としての味わい深さや幅の広さを感じることができたと思います。

 

この勉強会では、勉強の方法を教えてもらえることもとてもありがたいです。原典にあたることが大切。解説書は易しいものからはじめる。小学生向けのものから。自分なりの楽しい続け方を模索すること。どんなささやかな問いも大きな疑問の解決につながる可能性を秘めている。その素朴さに専門家がハッとすることだってある。わからないことはどんどん専門家をつかまえて聞けばよく、わからないことを一緒に探求していく楽しみだってある...などなど、実際にやってみると意味がわかる。

 

次回から勉強会本体が【講義+感想共有】の流れにしていくことになったので、ますます楽しみです。大学のときにゼミがなかったから、ちょっとその気分を味わってみているのかもしれない。勉強会は来年の冬ぐらいまで連続講義形式で続くので、これからもこのメンバーで学べて、まだまだいろんな発見がある、この軸で読み解けるものが増えていく一方なのかと思うと、うれしくてたまりません。仲間と一緒にやる勉強って楽しいなぁー♪ 

 

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ことほぎラジオ最終話を配信しました

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ことほぎラジオ第12話を配信しました。

 

...と、その前にも第11話を配信していたのですが、こちらでお知らせするのを失念。。

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去年のちょうど今ごろにけいさんから「ポッドキャストやってみませんか?」というメールをいただいて、はじまったことほぎラジオ。

毎回いろんな場所へレコーダーを背負って録りに行き、何回も何時間もあーだこーだと議論を重ねながら、作って流し、作って流し、気づいてみれば12回。

芸工展でリアルの場もつくれ、前々からやりたいねと言っていた公開録音もでき、7人ものリスナーさんに見守っていただき、おたよりも送ってくださり、配信後もおたよりをいただき...。

どこへ辿り着くかわからない毎回の挑戦を、おもしろがりながら温かく見守ってくださったリスナーでありことほぎ研究員(勝手に任命!)の皆さんに感謝です。

 

その後のことほぎ研究室も、あれこれ楽しいことを考えています。

また近々お目にかかれそうです。ごきげんよう

 

 

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火鉢を囲んで昔話

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先日、調布はつつじヶ丘にあるもえぎ家さんへうかがい、友人のeicoさんがひらいている「おとなの絵本クラブ」に参加してきました。


もえぎ家は4人の作り手によって運営されている古民家。

書く人、描く人、料る人、温(ぬく)める人が、古くから受け継がれているものの中にある智恵を見直して、今の暮らしに心地よく取り入れる、営む場を守っています。

そんなもえぎ家の場の良さを生かすべく、今回の大人の絵本クラブは、「昔話と火鉢deランチの会」と題して、昔話を読み合って、語り合ってみようということになったそうです。


eicoさんとは6年前からのお付き合いなのですが、2年ほど前に「絵本のブッククラブの立ち上げたい」というご相談をいただいて、また今回も昔話の本を取り上げるにあたってもご相談いただいて、僭越ながらアドバイスめいたことをさせてもらったという経緯がありました。

どんな場なんだろうとわくわくしながら行ってみたら、想像をはるかに超えた心地よい空間がわたしを待っていました。

もともとeicoさんの好きと好きじゃない、したいとしたくないのハッキリしたところが好きなんだけど、それを人に押し付けるでもなく、完璧主義に陥るでもない、絶妙な加減が心地よかったです。

 

 

この日は「日本の昔話」という福音館書店のシリーズで、超短編の昔話がたくさん入った本から、「ねずみのもちつき」「さんまいのおふだ」「サトリ」の三篇を取り上げ、一人ずつ朗読しました。

その後、読んでみた感想、聴いてみた感想を自由に話しました。

 

 

わたしは家でも小学校でも、ときどき大人にも絵本の読み聞かせをやっているのだけど、絵のないお話を朗読したり、人に朗読してもらったりというのは、ほんとうに久しぶり。

自分の中に浮かんでくるビジュアルイメージの瑞々しさに驚きました。

短いもので3ページ、長いものでも10ページ程度のお話は、寝る前にこどもに読んでやるととてもよさそうです。

昔話は描写が細かくないにもかかわらず、その場面が浮かんでしまう不思議があります。つじつまの合わなさも多分に含みながら、しかしそれゆえに安心して入り込める力があります。

「むかしむかし」ではじまり、「とっぴんぱらりのぷぅ」の始末によって、どんなに入り込んでも「これは物語なんだよ、だから安心して聞けるよ」と教えてくれている。

 

ゲストで、元福音館書店の編集者・田中秀治さんがいらしていて、専門家ならではの視点をいただけたのも、とてもよかったです。地域による違いや、心理学からのアプローチ、小沢俊夫さんや河合秀雄さんなどの関連本も紹介してくださり、どれも興味深かった。わたしが大好きな「かがくのとも」「こどものとも」の創刊に携わられた方でもあり、愛が伝えられたのもうれしかった。

 

みんなで読み解いていく中で、「理屈では説明のつかない現象や、処理しきれない感情を、現実と並行して走っている昔話の世界(パラレルワールド)に託すことで昇華させてきたのではないか」という話題も出て、ここでもまた物語やファンタジーの存在について考えました。

 

 

ちょうど最近にじいろたまごさんと、「朗読からわいたイメージを絵に描いてみる会をやりたいね」と話していたので、とても参考になり、タイムリーでした。


絵本クラブのあとは、みんなでわいわいきりたんぽ鍋。

火鉢であぶったきりたんぽ、白子ポン酢、ぶりかま。

料る人(HARAMIRAIさん)や場を整える人たちの一つ一つのお仕事が丁寧で、すごくおいしかった。

 

幸せな初冬の一日でした。

 

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以前の運営メンバー・描く人megumi aratameさん。ウェブサイトに並ぶお仕事の数々もため息が出る。

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爪という小さな宇宙に描く人・たまリバネイルさん。

この日ご本人がされていたネイルもキュートだった。古民家でネイルっていい。

tamarivernail.amebaownd.com

 

 

温める人、かな子さんのタイマッサージ。

女性にうれしいユーファイの施術も受けられる。

yurunoba.com

 

 

eicoさん、もえぎ家の皆さん、ありがとうございました。

 

 

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秋のスケッチ遠足

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造形+自然の教室にじいろたまごさんによる秋のスケッチ遠足に行ってきました。ここには、春のスケッチ遠足、晩夏の虫取りと来ていて、きょうが三回目。初冬の川縁。色も光も音も来るたびに違っていて、こどもが見つけるものも違っていて、自然遊びやはり楽しい。お天気にも恵まれて、ありがたかったです。

わたしは水面に映る秋色の葉っぱを生らした木にグッときた感じを描きたかったのに、どう捉えていいかわからず、色も見えなくてイライラして、途中ですっごくやめて帰りたくなった。

なぜか息子にも伝染して、二人で描けない描けない悲観的になっているのに対して、先生があれやこれや親身にアドバイスくれてるんだけど、全然入ってこなくて、でも堪えてなんとかやりきろうと苦しみながら描いて、終わって最後にちゃんと見てみたら描きたかったものが描けてて、うわーなんだこれ!と思った。

先生が終わってからのふりかえりで「お風呂に入って後悔することがないのと同じで、やったら絶対いい結果が待ってるってわかっているのが絵を描くこと。わたしはそれを伝えてるのかも」と言っていたことも印象深かった。

帰り道につらつら考えていたのは、あの途中で嫌になってやめて帰りたくなる感じは、競技かるたをやりはじめて一年ぐらいまで思ってたのと似てるということ。でも一年過ぎたあたり、確かかるたCafeを終うって決めたあたりから急に、途中で嫌にならなくなった。

いや、正確に言うと嫌になる気分と折り合いがつけられるようになった、かな。たぶん、嫌な気分になっても、終わったら何かを引っ付かんでいることが、やる前からわかっていたり、何が見えるか知りたくてきょうもやろうと決めているのかなと思う。つまり「ある程度の量辛抱強くやることが必要」ってことかもしれず、これ、わたしにとってけっこう大事な話かもしれない。

それから、やはりおもしろく不思議なのは、同じ場所にいるのに、全然違うものが表れてくるという人の違い。切り取る景色にしても、色にしても筆にしても、たくさーんある構成要素の中でそれを選んだのかぁっていうところ。

この日の朝たまたまこの講座を見つけて、近所だ!と思って参加したという女性は、中学生まで部活で絵を描いていて、スケッチも何十年ぶりかとおっしゃっていた。一人ではなかなか描きに来られないんだけど、こんなふうにみんなと一緒ならって。

それもこれも全部、場を守っている人がいるから安心して自由になれるの、ありがたいし、ひらく人の喜びからつくられてる場ってやっぱ居心地がいい。なにより途中で嫌になることがあるのも織り込み済みっていうところが、さすが先生だなぁと思った。

最後に講評の時間があって、楽しかったところ、苦労したところを描いた人が話して、先生や他の参加者さんからもフィードバックがもらえるのがやっぱりありがたくて、労われるとか報われるとか伝わった感じがしてうれしい。

写真も撮ってみたのだけど、目で見たのとも絵で描いたのとも違ったものになっていて、そういうのもおもしろかった。

 

今週末は人体クロッキー!こちらも楽しみ!!

 
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本の縁日にありがとう

千駄木の養源寺でひらかれていた「しのばずくんの本の縁日」に出かけました。

 

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青空の下で本を選ぶ、本を通じて会話が生まれる、好きが言える、この本を届けてくれてありがとうが伝えられる。

伝えられた人たちもとてもうれしそうで。

いろんな幸せがここにありました。

 

本というクラシックな形式で、まだまだ無限に人間は楽しめるよ。

なくなったりなんかしない。

 

読書家でなくても、いろんな本に出会えるのは楽しいし、フードトラックも出ていて飲んだり食べたりもできて、音楽ライブも心地よくて、うっとりした時間が流れていたなぁ。

 

美しい秋の日。

 

 

古本と新刊の両方が出てるのもよかったな。

かつて生まれた本を今の独自の切り口で見せる人たちと、時代が求める本を今まさに生んでいる人たちと。こういう人たちが作ってるんだなぁ、届けてくれてるんだなぁと、お話して見えてくるあれこれ。

 

おすすめも愛にあふれてるし、実際いい本がいっぱい出てて、散財しちゃった。

でもわたし、小さい頃から本はなんぼでも買っていいことになってるから、いいの。

 

 

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エルマガジン社さんで本を買ったら、「うち文庫本出してないんですけど、文庫カバー作りたかったので作ったのでどうぞ」と。

そういうの大好きですよ。

Meets Regional好きだし、滋賀の本を作ってくださってありがとうございますとお伝えできてよかった。

 

 

本屋さんが元気なまちに住んでてよかったなー。本屋さんだけじゃないか。

魚屋さん、肉屋さん、八百屋さん、お菓子屋さん、お総菜屋さん、パン屋さん、お寿司屋さん、飲み屋さん、床屋さん、金物屋さん、荒物屋さん、お風呂屋さん、宿屋さん、薬屋さん、畳屋さん、石材屋さん、履き物屋さん、、数えきれない。。

 

売り買いの原点、仕事の原点に暮らしの中で自然にふれられること。

わたし自身幸せだし、こどもにその環境を提供できていることが、完全に自己の満足だけど、わたしを支えてくれていると思う。

 

まちとまちの人に尽きせぬ感謝がある。

 

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芸工展2017に出展しました

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ことほぎ研究室として出展した芸工展。やっぱり今年もすごく楽しかったです!

リスナーさんはもちろん、友だち、ご近所さん、芸工展を回っている人、通りすがりの人などなど、たくさんの人と一緒に過ごせました。時間がないんだけどなんとか来た!って顔を出してくれた方もうれしかった。いろんな話を聞かせてくださってありがとうございます。

 

「この時間はずっとここにいるから、出入り自由でフラッと遊びにきたら、なんらかおもてなしするし、あそぼうね。ただ見てるだけでもいいし、お茶飲んで本読んでるだけでもいいよ」っていう場が作れるのは、わたしにとってはうれしいことです。普段は「この日の何時から何時まで、事前申し込み」という短く固定した場を運営することが多いので、だれでも来てよくて、その日一日のどこかとか幅を持たせられるのはいいし、一晩寝て翌日もあるのも、きのうできなかったことがきょうできるとか、わからなかったことがきょうわかるとかがあって、よいのです。

お店で働いたこともあるから、あの喜びをまた味わいたいっていうのがある。そしてもちろん構えて続けることの大変さも知っている。その両方を追体験するのが、一箱古本市だったり、芸工展だったりするのかな。これもひとつのわたしにとっての「必須微量なんとか」なのかもしれない。

ひとつの場が生まれては人が入れ替わり、次の場がはじまるのが、自然と数珠つなぎのように起こるのが楽しく心地よく。香隣舎という場所の力や、ここが芸工展の本部で実行委員の皆さんが一緒に守ってくださっていることなどもあって、安心であたたかな場になれていたかなと思います。ここは去年と同じだけれども、今年は二人で出たことで広がりが全然違っていた。人とつくるほうが、やはりぜったいに遠くまでいけるのだ。

 

25回となる芸工展のコンセプトとして変わらずある、"表現したいことのある人が、まちの資源をつかって、日常の延長としておすそわけするように出展する"というところが、わたしはとても好きです。わたしたちのお店も、掬ってみればいつもそこにあるものを形にしたらこうなった。いつもこんな感じで生きていきたいなと思うもの。

 

雨降る寒い中、足を運んでくださった方、ご関心を寄せてくださった方、ご協力くださった方、ありがとうございました。

そして何より一緒に場をつくってくれた、ことほぎ研究室の相方・けいさんに心からの感謝とその偉大な才能に敬意を。拍手&握手。

 

芸工展は10月末まで谷中・根津・千駄木・上野桜木・池之端・日暮里エリアで開催しています。どうやら長雨の期間も終わったようですので、ぜひぜひお出かけください!

 

▼出展者情報はこちらから▼

geikoten.f-set.jp

 

 

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「性食考」の発刊記念イベント

本屋B&Bにて、赤坂憲雄さんの「性食考」の発刊記念イベント。

カバー絵を描かれた鴻池朋子さんのファンすぎて、今年は3回もご本人が登場するイベントに行ってるのだけど、きょうは真ん前の席で、距離にして1メートル!かぶりつきで見て聞いてた。

 

赤坂さんの穏やかだけど常に戸惑い揺らぐような話ぶりに、切れ味鋭く容赦なく突っ込む鴻池さんのトークライブ。

よかった。

自分に関係ある話すぎて痺れたと共に、敬愛するアーティストの生の存在や言葉に、まだまだ逃げててなんもやってない自分が顕わになって、情けなくもあり、奮起もし、という変な精神状態で帰宅の途についた。

 

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