ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

自分の聴くを点検する60分

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相変わらず多岐にわたっているわたしの仕事や活動だが、「片付け」が進み、軸がどんどん定まってきている。これから場づくりの個人セッションや団体へのコンサルティングも増やしていきたい。そうしていくには、自分の「聴く」も再点検する必要を感じていた。だいたい年に一度は「聴く」の大きな見直しをするようにしているが、そのタイミングが今来た、という感じだった。

 

そんなときに、こんな場を見かけたのですぐに飛びついた。

「聴くプロのための公開カウンセリング研究会」

ameblo.jp

 

わたしはオブザーバーとして場にいて、20分の話を同じように聴きながらメモをとる。終わってから、20分の道程をみんなで辿りながら、質問やディスカッションを通して、講師との聴き方の違いを探り、気づき、全体の構造をとらえなおす。

20分の時間制限がある聴き方なので、いずれは本流に戻るかもしれない話も、一番の近道を通っていく必要がある。わたしは登場人物の多さや状況整理、自分の関心事にとらわれてしまい、話し手の主訴を正確に把握できていなかった。重要なことは、「話し手がどうしたいか」ということだ。

また、事実の確認(何は起きていて、何は起きていないか)も非常に大きなポイントになっていたことがわかった。整理、確認、具体化。

 

聴き手としてそこにいる責任は持たずにいられて、客観的でありながらも、自分だったらどう聴くか同時に考えながら聴ける。こういうことは自分が聴き手のときにはなかなかできないことなので、ありがたい。自分の聴き方を録音して聴くのもいい勉強になるが、しょせんは自分を超えられないので、優秀なお手本をトレースするのも大事なのだ。

 

上のブログ記事の中にも競技かるたの話が出ていたが、わたしが今年の名人戦・クイーン戦を観戦する前に、A級選手からもらったアドバイスで非常に役に立ったのも、そのトレースと分析だった。自分も同じように50枚を暗記して、並べ方、どういう取り方で取ったか、どのタイミングで何の札を送ったかをつぶさに観察していって、自分の予想や選択とのずれを見るとよいとのことだった。確かにやってみて、上級、超一流の選手の対戦を見て学ぶというのはこういうことか!と興奮した。

 

講師のライチさんによれば、何かを教える/教わるときに大切なのは以下の3つ。

  • 知識を学ぶ
  • 技術を学ぶ
  • 態度を学ぶ

今回のトレースは最後の「態度」のところ。やってもらって先生からフィードバックを受けるのも大切なのだが、やっている人を見て学ぶということも忘れず入れる。

 

今回の学びを自分の現場にどう活かすか、少しずつ見えてきている。

まずは、翌日の場づくりゼミで、「わたしも今ゼミという場をつくっている。ここで話していること、態度やふるまいは、今わたしがゼミの中で述べていることと一貫している。それも見ても学んでもらうつもりでやっています」と、宣言してみた。

「聴く」に関しては、聴けてると思ったらダメで、自分を尽くして聴きながらも、「聴けていないかもしれない」とも一緒にいつづけなくては、と思う。

常に学び続ける。背筋が伸びる思い。

年に一回は少なくともこのような機会はやはり必要だ。

 

それにしても、晩ごはんを食べて風呂に入って寝る準備をしてから参加できるので、Zoomはほんとうに大変ありがたいツールだ。わたしもこれから大いに活用したい。

 

 

・・・

《募集中の講座@KLASS》
▼また行きたい!と思える場をつくるゼミ(単発参加OK!)

第1期:6/23(土)参加者役募集中
第2期:7/14(土) , 7/28(土) , 8/11(土) , 8/25(土) , 9/1(土)
http://bazukuri-2nd.peatix.com

▼自分の今とこれからを見つける夏至のコラージュの会 6/21(木)
http://klass.hagiso.jp/class/collage-2/

積読本をひらく読書会
7/7(土) , 8/4(土), 9/6(木)
http://dokushokai-2nd.peatix.com


《個人セッション》
企画や設計のサポート、案内文添削、こんなときどうする?など場づくりにかかわることならなんでもご相談ください。
進捗やご希望に応じ、期間や回数はヒアリングの上、ご提案します。
1回1h ¥10,000(税別)〜 
http://hitotobi.strikingly.com/#service

 

映画「スリー・ビルボード」がよかった話

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*鑑賞行動に影響のある内容です。未見の方はご注意ください*

 

ちょっと前、3月。まだ寒い時期の話。

開業して初のお仕事でいただいたお金をにぎりしめ、郊外の映画館にモーニングショウを観に行った。友だちとあーだこーだ話そうねと約束していて、観終わった後に90分、映画の感想だけをガッツリと話した。

こんな幸せな循環があるだろうか(いやない)。

 

感想を徒然と。

・・・

  • フランシス・マクドーマンド、「ブラッド・シンプル/ザ・スリラー」「ファーゴ」を思い出すね、やっぱり。彼女がいてくれてほんとよかったもん、あの映画。今回の監督がこの二作を意識していないはずがなく、そこかしこにオマージュを感じる映画だった。
  • 他に「フライドグリーントマト」とか「エリン・ブロコヴィッチ」を思い出したりもした。でもあれらの映画とは違って、主人公の心中はあまり語られなくて、むしろ彼女の周辺にいる男性たちのほうに共感してしまうような描かれ方だった。主人公は狂言回しのような存在なのがおもしろい。
  • ディクソンの悼みと自立の物語なのかも。署長が父親がわりだったのかな。その点ではミルドレッドの息子の話でもあるようにも思う。他の登場人物に視点を移していくと、それぞれが見ている世界の唯一さが光って見えるようだ。違いの差分というより、ほんとうに違う世界を生きている。キャラクター一人ひとりに丁寧な設定があるのがわかる。
  • 山あいの小さなまちの、すべてがまちの中で完結してしまうあのどこへも行けない息苦しさ。あっという間に噂の回る、どいつもこいつもろくでもない、常識が通じなくてイカれてると頭をかきむしりたくなるような鬱屈とした感じ、あーこういうのよく知ってるわとうなずいていくうちに、いろんなものがどんどんぶっ壊されていく。時に軽妙。
  • 主人公は、いろんなろくでもないものと闘っていて常にファイティングポーズでいるのだけど、マイノリティ的な立場の人といるときはフラットに接していられているよう。看板を設営するメキシコ人の男性、セクシュアルマイノリティの警察官の男性、身体に障害のある男性、お店のスタッフの黒人女性。
  • それからどうしてもキーになってくるのは、銃の問題。
  • 不思議と食事のシーンが少なく、あっても食べ物が映らない。ゆっくりコーヒーを飲んだりもなく、ボーッと考え事をするちょっとしたカットさえも短く、すぐに次の出来事が起こって転回/展開していく。なんとなく、今の時代のスピード感なんだろうなと思う。

 

・・・

 

そんな感じ。

 

この日の前後に、アカデミー賞の授賞式があり、フランシス・マクドーマンド主演女優賞、サム・ロックウェル助演男優賞とのこと。おめでとうございます。

 

一緒に観た友だちが、映画を観ながらメモをとっていて、それに沿って感想が話せたのですごくよかった。傍目には書きながら映画を観る?集中できないのでは?と思ったけれど、「ちはやふる-結び-」で真似してメモをとってみたら、わりといけた。というかむしろ味わいが深い。そんなことも教えてもらえてよかった映画でした。

 

 

▼ブラッドシンプル/ザ・スリラー公開当時(1999年)のチラシ。
 この映画、すごく好きなんだけど、好きすぎてもう観られない気がしている。
 チラシだけ大事にとってある。


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映画「ちはやふる-結び」の感想をあーだこーだ語る会、ひらきました!


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映画「ちはやふる-結び」の感想をあーだこーだ語る会をひらきました。

chihayafurumusubiadacoda.peatix.com

 

今回一緒に場をひらいてくれたゆきこさんは、かるたがきっかけで知り合った人。「物事をたいこ目線で語りがち」という子どもの頃から打楽器を愛し、今も市民オケで鳴らしている(まさに!)アマチュア打楽器奏者。

ちはやふる」は漫画も映画もかなりディープなお付き合いのようで、彼女の世界観の中で、魅力をどう語ってくれるのかとっても楽しみでした。

わたしは競技かるた、和歌、映画などをキーワードに語ろうかなと思っていた。

当日の会場は、これまた店主がかるたつながりのご縁のある茗荷谷カフェバーtotoruさん

 

そしてその時間になって...。

とても楽しくエネルギッシュな場で、来てくれた人ととにかく楽しく話して、熱中して...。

ほんとうに夢の中にいたみたいでした。

 

いろいろ、いろいろと、ほんとうに表現したいことはあって、何度も書きかけました。でも、なかなか書けず。まずは周辺から書いてみようと3本ブログ記事を書きました。

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと① - ひととび〜人と美の表現活動研究室

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと② - ひととび〜人と美の表現活動研究室

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと③ - ひととび〜人と美の表現活動研究室

 

 

でも、当日の話はなかなか書けない...。「どうしてなのかなぁと思っている」ということをある場で話したら、どうも個人的すぎて大切すぎて、わたしは大事にしまっておきたいんだとわかりました。そのへんのことをポッドキャストのこの回で話しました。

doremium.seesaa.net

 

 

こんなんして...こんなことがあって...というのは、物に語ってもらうことにして、この映画と場のことはしばらく大切にとっておこうと思います。

 

ふわー、ほんとうにこの1ヵ月はいい時間を過ごしていたのです!

きっと先々の人生で何度もあたためてもらうことがあると思うなぁ。

 

 
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草花の名前

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母や祖母は、草花や木の名前をよく知っていた。庭や田畑で作業をするとき、よそのお宅の庭先を通りかかるとき、山歩きをするときに教えてくれたり、独り言のように名前を呼んだりしていた。子どもの頃は興味がなくて、ろくに聞いてなかったはずなのに、今見ればパッと口をついて出て、自分でビックリすることがある。

 

父もよく知っているけど、こちらは文学や雑学と結びつけての知識自慢がメインか。それはそれで面白かったけど、「お前そんなんも知らんのか、アホか」となるので、むかついて終わる。

 

大人になって母と、「立葵の根っこが、路肩の隙間からあんなに高く自分を支えて立っているのはすごい」という話を15分もすることになるとは、思ってもみなかった。

 

立葵の名は、神楽坂を歩いているときに、空き地からぐーんと高く生えていたのを立ち止まってぼーっと見ていたら、通りすがりの着物姿のご婦人が「立葵って言うんですよ」と教えてくださって、それで憶えている。

 

今暮らしているまちでは、軒先の鉢植えや小さな庭が四季折々、丹精されていて、色とりどりの花が目を楽しませてくれる。手入れ中の方に自分から、「これはなんという花ですか?」と尋ねることもよくある。


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【KLASSの講座】また行きたい!と思える場をつくるゼミ(第2回)、ひらきました

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人が集まる場をつくりたい人や、運営している場をふりかえりたい人が、自分らしい場づくりをレクチャー、ワーク、参加者同士の対話を通じて考え、学び合うゼミ形式の講座です。

 

第二回のこの日は「設計と進行の抑えどころ」がテーマ。「なぜわたしが/誰と/何を分かち合いたくて/何をする場をひらくか」のコンセプトを抱きつつ、さらに具体的に、場を現実に存在させるために図面を引く作業をしました。

まずは、前回からこの日までにあったことで印象に残っているエピソードをシェアしました。ある場にいって考えた違和感のこと、自分の場への辛口コメントについて考えたこと、ゼミでの体験をもとに今の自分の課題を考察してみた…など、「場をつくる」というテーマと共に日常を過ごされていたようです。発見したことを聴いてもらえる仲間がいるのもまたうれしいものですね!

 

 
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ワークでは、いつ、どこで、誰向けに、何人、いくら、タイトルは…?など13の項目について考えたり、その場の風景を絵に描いてみたり、時間の使い方(プログラム、タイムライン)などを紙に落としてもらいました。場をつくる人は、このような事前に行う時間と体験のデザインが大きな役割としてあります。

 


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ワークのあとは一人ずつ発表をして、フィードバックをもらう時間。この時間がやはり貴重です。口にしてみることや問われることで明らかになってくる自分の思い、思いが言葉になっていく過程をお互いに見ることそのものが刺激になります。お互いの場の発表を聞いて、「すごく興味ある!参加してみたい!」とゼミ生同士で盛り上がる姿も見られました。

 

場をつくる人は、場を守る人でもあります。実際に場が守られているために大切な、ルールを敷くことと守ること、一人ひとりに対する目配り、時間の管理、ふりかえりなどについても話しました。(第4回6/23(土)で実際に自分の場の進行を試してみることができます。)

ここまで考えるとあとは「場へのお誘い」ができます。不完全なように思えても、まずはできているところまで出してみて、いろんな人に持ち寄ってもらいながら進めよう!という勇気も大切です。場をひらいてみようと決めて、引き受けていこうとしている皆さんの勇気はすばらしいもの。引き続き今後の展開を応援しています!

 


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自分では場をひらく予定がない方も、わたしたちは日々暮らしたり、遊んだり、働いたり、学んだりする中で、たくさんの場にかかわりながら生きています。そこは誰が守っている、誰にとっての、何が行われている場なのか。そしてそこで人がどのように動いているか、を観察してみるとおもしろい発見がありますよ。

 

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今後の予定です。ご参加お待ちしております!

また行きたい!と思える場をつくるゼミ
https://bazukuri.peatix.com/

6/9(土) 第3回 運営と事前事後の抑えどころ
・申し込み方/参加の仕方⁄受け付け方
・参加者とのコミュニケーション
・準備する物、事
・活動スケジュール
・ふりかえりの仕方
・運営体制
実務面の抑えと、参加者や運営メンバーとの関係づくりにフォーカスします。既に運営している場があるが、何かうまくいっていないかも…と感じる方にもぜひ参加いただきたい回です。はじめてゼミに参加する方にはキャッチアップのための宿題を事前にお送りします。

6/23(土) 第4回 パート練習
1人15分〜30分の持ち時間の中で、自分の場で実施予定の進行練習ができます。練習ができるのは、第1〜第3回のいずれかを受講された方に限ります。未受講の方は参加者役となりますが、参加しフィードバックすることでも学びは得られます。まだテーマが決まっていない方にもぜひ参加していただきたい回です。

 

▼6/21(木) 自分の今とこれからを見つける夏至のコラージュの会 
https://collage2.peatix.com/

自分のやりたいことが場なのか、場で何をやりたいのか、なぜやりたいのか、などを見つめていくこともできる時間です。ぜひご活用ください。

 

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと③

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと①

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと② 

の続きです。

あーだこーだの会で語る前に3回観ました。それぞれで考えたことのメモです。

 

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★鑑賞2回目

あーだこーだの会をひらくと決めてから、こんな感想が浮かんできました。

 

「結び」は「青春映画の金字塔」か…。「青春映画」に詳しくないけど、そう言いたくなる感じはわかる。その年齢にしかないもののすべてがあって、それが創られたものなのだけど、驚くほどわざとらしさがなくて一つひとつが覚えのあるリアルな感触を持っている。

 

映像の美麗さと演劇的約束と漫画のリズムがリアルな音と共に体感できる。個人戦から団体戦へ、その意味するところが深く。競技部分には特に丁寧なリサーチと監修と指導が入っていると思われ、そこまで描くのかという、思い切った踏み込み方をしていて驚く。娯楽性と本物さが両立している。

 

演じる人たちとスタッフとの前2作を経ての関係があるんだろう。作り手の彼ら自身が今を生きていて、優れる、強い、美しい、賢い、勝つにシビアにさらされ、問われ、逃げずに生きているのかもしれない。「こんなところでは終われない」と腹を括ることもおそらく。どうもこの結びは全く違う…。

 

わたしの状況や状態の変化もあるけれど、なにが違うのか?もう一度、確かめたくて2回目の「ちはやふる-結び-」を観てきました。

 

今回はストーリーがわかっているので、1回目で見落としてるところをだいぶ拾えました。メモを取りながら観てたら無印良品のらくがき帳100枚使い切ってました。

 

でも誰かがあーだこーだの会で発言した時に、「ああ、あのシーンのあれね!」ってわたしが確実に思い当たれるようになるには、あと1回は観たほうが良さそうな気がしました。

調べたいこともまた出てきたり。

 

ほんと何があったんだろう?てぐらい、上の句、下の句と結びの出来が全く違うんですよ。ただのおまけで撮ったわけじゃない。映画としても、競技かるたとしても、すごくいいのです。

もちろん実際の大会や試合でこんなのないよっていうのもあるけど、大事なのはそこじゃないというか。

 

一緒にあーだこーだの会をひらくゆきこさんによれば、漫画へのリスペクトも半端ないということで、映画だけ観てる人も、漫画から好きな人にもどちらも楽しめるように、本当にちゃんとなってるとこがすごいとのことでした。

 

そういう話も聞くとますます、「青春かるた漫画の実写化映画」の形をとりながら、すごく普遍的なことを伝えているように思えてきます。

 

そんなこんなで余韻に浸っているうちにあーだこーだの会はおかげさまで満席になりました。ご関心をお寄せいただいたのもうれしい。参加してくれる人がいるから場がひらける。「語る場があるから、映画観ようと思えた」と言ってくださる方もいて、すごくうれしい。そんな営みがぽこぽこできたらきっと楽しい。

 

パンフレットは3冊買ってみたけれど、濃度もやはり「結び」が最高に深まってて凄い。これも「ふつうあるもんだからとりあえず作った」て感じじゃなくて、愛があふれてました。わたしも読んでて付箋がべたべたに。やはり競技かるたへのリスペクトが半端なくて涙しちゃう。

いやー、あーだこーだの会ほんま楽しみ。

 

 

 で、結局もう一回ダメ押しで観たくなって前日に

★鑑賞3回目

同じ映画を2回以上映画館に観に行ったことがないわたしとしては、3回も足を運ぶとは異例で自分でもびっくりでした。中学生以来じゃないか。

繰り返すとき、今はまだ自分でもわかっていないことも含め、自分の人生にすごく関係があることが起こっているのだと思います。たぶん後になるとわかる。

 

競技かるた選手なら、あーそういうことかって思うような定位置。劇中でキーになってピックアップされた札(歌)はもちろん、それ以外の札もただ読まれているだけでなく、タイミングや順番も競技と歌の意味がわかると鳥肌もので、そのあたりの手抜きのなさが伝わってきました。

 

3回観て毎回同じところで自動的に涙が出るというのは…話には聞いていたけれど、そーかこういう感じなのか。うん、悪くない!

 

ピント外の人の表情や声に注目したり、札の流れを感じたり、何字決まりで取ったか。セリフも掛詞になってるのかとか。堪能しました!

 

翌日の語る会に向けて、いい調整ができた日でした。

 

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「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと②

「ちはやふる-結び-」を語る前に考えたこと①の続きです。

あーだこーだの会で語る前に3回観ました。それぞれで考えたことのメモです。

 

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★鑑賞1回目★

ちはやふる」観てきました。息子と二人で気持ちよーく泣いた。
息子は嗚咽レベルで、
「太一ががんばってるぅう〜」
「いいチームになってきてるぅう〜」
「駒野くん、おつかれさまぁあ〜」
「もっとこのチームでかるたしたかったぁあ〜」
…など言っておりました。

映像の美麗さと演劇的お約束と漫画のページをめくっているかのようなリズムが体感できて、いやーよくできてるなぁ。団体戦にしぼって描いたのよかった。細かい背景が描かれないのも、軸がスッと通っていて、よかったな。

競技のシーンは、実際のかるたもああいう音がするのでリアルだった。本物の読手さんだし。かるたーじゃない友だちも言ってたけど、音よかった。うん、あれは映画館で聞きたい。実際の試合で読みの間であんなに待ってもらえたり、あんなわかりやすく表情に出せたら、おもしろいだろうな。

わたしがかるた会や練習会や大会で会う中学生、高校生、大学生は、いろんな環境や状況にいて、揺れやすく、期限つき、中でのかるたなんだなぁ。人生の土台の形成にかるたがきっと役立つであろう、彼ら彼女らのこの時に、わたしは一緒にかるたがやれて、うれしくありがたく光栄なことなのだな、とウルウル(T_T)しました。

「誰かのためにやるかるた」から、「自分のためにやるかるた」に変わっていく。どこかでそうならなきゃ突き抜けられない、自分の人生にならない。そこに健やかさがあってよかったな。その「かるた」の部分にはきっといろんなものが当てはまり、かるたをしていない人も、高校生ではない人も、ハッと胸をつかれるのではないかなぁ。

 

そしてもちろん「今すぐかるたしたいーーーー!!!」となりました。前回下の句を観たときとはまた全然違う、「かるたしたい」の感じ。わたしは変化しているんだな。

 

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大津パルコの建物の中にあるシネコンで観たのですが、他の店舗跡はぜんぶ改装でめっちゃ工事してる中、ものっすごいわかりづらい入口からこそこそ入ったところの7階で、映画館だけがいつも通りに営業してて、そこだけが生き残った廃墟の中の楽園みたくなってて、そういう設定のSFみたいでした。なかなかない体験。

 

琵琶湖はこの日も美しかったです。

 

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東京に帰ってきて、思い返せば思い返すほど、「結び」は映画としても、競技かるたとしてもよかったなぁという気持ちがわきあがってきて、もう一回観たいぐらいの感じになってるし、さらにみんなであーだこーだの会したい気持ちになってる......。

 

...とつぶやいたら、「ちはやふる」好きのかるたーではない友人が拾ってくれて、こちらの会をすることになったのでした。

chihayafurumusubiadacoda.peatix.com

 

かるたの聖地・文京スポーツセンター&かるた会館に近いカフェtotoruさん。店主が元競技かるたの選手。

そこで競技かるたと映画を愛するわたしと、吹奏楽と打楽器とちはやふるを愛するゆきこさんとひらくことになりました。

 

でもそれをひらくまでにあと2回観て、まだまだ考えたのであと一本書きます。