ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

書籍『都会で着こなす世界の民族衣装』

先日noteでこんな話を配信しました。(しゃべってます) note.com なんと、配信したらやっぱり展開した!これぞ学びの真骨頂。 こんな本のことがTwitterで流れてきたのです。 民族衣装好きとしてはこれは...!と飛びつき、さっそく取り寄せて読んでみました…

Face to Face

過去の記録から。2017年11月 ________________________ 東京都美術館×東京藝術大学の協働プロジェクト『とびらプロジェクト』のオープンレクチャーに行ってきた。 こちらのページにPDFとムービーで当日の様子が見られます。すごい! tobira-project.info わ…

深呼吸が教えてくれること

先日、友人のまゆみさんがひらいている深呼吸のワークショップに参加した。 mayuminaba.hatenablog.com すごくよかった。参加してよかった。 わたしはいろいろ疑問や仮説を持っていったので、受け取るものがたくさんだった。 今回は特に、競技かるたの大会シ…

漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会、ひらきました

11月19日、豪徳寺の赤ちゃん用品と本のお店・Maar(マール)さんで、漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会をひらきました。 こんなご案内を出しました。 hitotobi.hatenadiary.jp Maarさん手書きのチラシ♡ タイトル横の子は「店長の生理ちゃん」だそう!! 当…

《お知らせ》漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会、ひらきます

漫画『生理ちゃん』を読んだ人たち同士で感想を語り合う読書会です。生理と現役で付き合っている方も、付き合っていない方も、男性も女性もどんな性の方も一緒に語りましょう。読書会がはじめての方も大歓迎です。『生理ちゃん』とは、小山健によるオムニバ…

《レポート》10/18 『教誨師』でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

シネマ・チュプキ・タバタで月に一度ひらいている「ゆるっと話そう」シリーズ。第5回となりました。 「ゆるっと話そう」は、映画が終わってからの45分間の小さな場。 映画観て 帰る前に観た人同士でちょこっと話してこ! というものです。 今回は『教誨師』…

あのころの"いじめ"と"わたし"に会いにいく読書会、ひらきました

9月28日、Umiのいえでいじめがテーマの読書会をひらきました。 題して、「あのころの"いじめ"と"わたし"に会いにいく読書会」 女将の麻紀子さんとわたしがどんな思いでひらくのか。事前に語ったビデオがありますので、よろしければご覧ください。 youtu.be …

映画館を愛する人たちと、『世界一と言われた映画館』を観る

シネマ・チュプキ・タバタに「世界一と言われた映画館」を観に行きました。 sekaiichi-eigakan.com 実はこの映画にはそれほど興味はなくて(ごめんなさい!) 館長の平塚さんの著書「夢のユニバーサルシアター」の出版記念トークイベントがあって、そちらに…

《レポート》9/6 『バグダッド・カフェ』でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

シネマ・チュプキ・タバタで月に一度ひらいている「ゆるっと話そう」シリーズ第3回のレポートです。 「ゆるっと話そう」は、映画が終わってからの45分間の小さな場。 映画観て帰る前に、観た人同士、場内でちょこっと話してこ! という気軽な企画です。 第4…

映画『桐島、部活辞めるってよ』を語る

仲間内でひらかれた、映画『桐島、部活辞めるってよ』を語る会に参加しました。 発起人は、この映画がめちゃくちゃ好きなアメリカ・シアトル在住民。 どんなに離れていてもインターネット会議システムがあるので、思いついたら語る会ができてしまう。いい時…

わたしの中の"図書館"をアップデート!

読み聞かせのための本を仕入れるのがすっかり遅くなってしまい、取り寄せてる日数もなくなったので、先日、久しぶりに中央図書館へ行ってきました。 そうしたら、アップデートされた。 そうそう、近頃「アップデート」がキーワードなのです。 「これはもう知…

IROJITEN

以前、文房具と文房具屋さんが好きだという話を書きましたが、画材屋さんや画材売り場も大好きです。 先日、銀座の伊東屋で、前々からほしかったIROJITENの第3集を買いました。 第1集と第2集は中学生か高校生のときに買ったか、買ってもらったかしたと思いま…

丹精して実らせたフルーツの、一番美味しいところ〜第10回 学びのシェア会

隔月で集まって、発表と対話を通して学びを交換し合う、ピア学習グループ「学びのシェア会」。2018年1月にはじめて、1年8ヶ月。なんと10回目。 今回の発表3本。 1、教室で子どもを"支援する"ということ 2、踊るときの目 3、山伏修行リポート 体験が大きすぎ…

棚からキスリング展、初夏の庭園美術館とポッドキャスト

東京都庭園美術館で開催中のキスリング展を観てきました。 www.teien-art-museum.ne.jp お土産。やはり最近の美術館の物販の中で、クリアファイルは重要な位置を占めているなぁ(個人の感想です)。クリアファイルがいいのは、どこかでも書いたけど、日常で…

つながり合い、ひろげ合うシェアたち(第9回 学びのシェア会)

隔月で集まって発表と対話を通して学びを交換し合う、ピア学習グループ「学びのシェア会」。 いつのまにか第9回! 場を引き受けている人たちがいて、続けようと思い続けているから、続いているのではあるが、そのように願っても叶わないこともあるのが、「場…

シネマ・チュプキ・タバタで音声ガイド上映を体験してみた

東京は北区・田端にある小さな映画館、 CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)で、音声ガイド上映を体験してきた!の話です。 chupki.jpn.org リンク先はあえてトップページではなく、映画館の特徴のページ。 ここは、目の不自由な人も、耳の不…

サンリオの「くるみ割り人形」が衝撃だった話

今年の2月のライブビューイングで観てすっかり気に入ってしまった「くるみ割り人形」を、なんと1979年にサンリオが作っていた!さらにわたしの子どもの頃から大好きな人形劇映画で観られる!と観劇仲間から聞き、観に行ってきました。 初ユジク阿佐ヶ谷。 同…

5年後のわたしを青天井で描く

「新月に願い事を書き、満月に見直す」というサイクルで、《願い・叶える》営みを、もう1年半ほど続けています。 脳の機能、心理、ひらめき、感覚、言語能力、時間、場、スピリチュアリティ(霊性)など、言語化しにくい、でも確かにある、人間に備わってい…

【レポート】ひらきたいだけひらこう!第2回参加型対話イベント『語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"』

レポートが大変遅くなりましたが...5月10日、金曜日の夜、映画『沈没家族劇場版』の参加型対話イベントの第2回を開催しました! 会場は、前回と同じくポレポレ東中野1Fのカフェ、Space&Cafe ポレポレ坐 全面貸切です! 準備が全部終わって、お客さんが入るま…

対話が連れていってくれる、NOとリクエストを考えるシェア会(夜の部)

NOとリクエストを考えるシェア会〜1/2成人式をめぐる学校とのやりとりを手がかりに〜の夜の部をオンライン会議システムのZoomで開催しました。 (その前日に行った昼の部のレポートはこちら) 進め方は、 ・チェックイン(お名前、お子さんの年齢、きょう楽…

シャセリオーが連れて行ってくれたモロー展

パナソニック汐留ミュージアムで開催中の、ギュスターヴ・モロー展に行ってきました。 panasonic.co.jp bijutsutecho.com モロー展は、それはそれはよかったです。 実はこの「めちゃよかった境地」に至るには、2017年の国立西洋美術館のシャセリオー展があっ…

5/10(金) 対話イベント第二弾開催!!「語らずにいられない、沈没家族と"わたしの家族"」

映画「沈没家族劇場版」4月の参加型対話イベントが大好評だったため! なんと!第二弾を開催することになりました!! 5月10日(金) 19:00〜20:45 Space & Cafeポレポレ 誰もが会ってみたいと思う本作の主人公「穂子さん」がまたポレポレにやってくる!映画を…

5/16・17話します『Noとリクエストを考えるシェア会』

友人の高橋ライチさんがセッティングしてくださる場で、こんな話をします。ピンときた方いらしたら、来てくださるとうれしいです。 【Noとリクエストを考えるシェア会】〜1/2成人式をめぐる学校とのやりとりを手がかりに〜 コミュニケーション・カウンセラー…

このまちの一箱古本市、今年もありがとう

今年も出店しました。 不忍ブックストリート 一箱古本市 マキさんとこのまちで催されるヒトハコに出始めて4回目。不忍は3回連続の出店が叶っています。 マキさんが描いてくれためっちゃかわいいチラシ。 今年の大家さんは、根津駅徒歩30秒の不動産の「ハウス…

新年度にあたり

きのうから息子の学校がはじまった。 年度が改まる感覚は、学校に行っている子どもがいると特に強く感じられる。そこにはコントロール不可なリフレッシュ感があって、所属する団体のないわたしとしては、とてもありがたく感じる。 登校してすぐ、クラスを聞…

あなたは大切な人〜『虐待・親にもケアを』オンライン読書会・後編

12月に参加した「虐待・親にもケアを」のオンライン読書会の後編に参加しました。 前編のレポートはこちら↓ hitotobi.hatenadiary.jp MY TREEペアレンツ・プログラムとは、子どもの虐待に至った親の回復プログラムです。 加害する・した人に対して、反省や更…

「心の声と体の声はちょっとだけずれている」を読んで

吉本ばななさんの有料メルマガ(note)を購読している。最新の配信を読んで、思い出したことを書いてみたい。 [お知らせ] メルマガ「どくだみちゃん と ふしばな」が更新されました。(スタッフ)心の声と体の声はちょっとだけずれている|https://t.co/sOZn…

絵を鑑賞することと言葉の処理の話

美術展に行って、キャプションや解説を読んでいるときに、なんだか頭に入ってこないのだけれど、併記してある英語を読むとスッと入ってくるということが、わたしはよくあります。 これは和訳がいまいちという可能性もあるだろうけど、別の可能性として、絵を…

学びのシェア会《別腹編》に参加して

友人たちと学びのシェア会という場を営んでいる。 発起人がいて、コアメンバーの運営だと自覚して担う人がいて、いつも参加する前のめりなメンバーがいて、気が向いたときに参加する人がいて、その活動を見ながらいつか参加してみたいと思う人がいる。そうい…

Punk, Icon, Activist

*鑑賞行動に影響を与える内容を含みます。未見の方はご注意ください* 年末にタータン展に行ったときにチラシを見て、ぜったい観に行くぞーと決めていた「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」 、観てきた。 原題は、"Westwood: Punk, Icon, Ac…