ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

嫌いとイヤからはじまることもある

f:id:hitotobi:20160908091720j:image

 

愛されたいがために素直で従順で誰でも受け入れる「よい子」になったのに、ゴミ箱扱いされてきた。もうそんなふうには生きたくない人は、いいとこ探しやよかった探し、好きなもの探しの前に、「イヤ」「嫌い」を恐れず素直に出していけるといい。

 

ここでの「イヤ」「嫌い」は攻撃のためではなく、自分の境界線を守るため。

あまりにも境界を侵犯されるのに慣れてると、自分と他者の境界線がわからなくなってたりするときは、嫌いをまず自覚する。嫌っていいと自分に許す。

その感情自体はダメではなくて、その感情をもっていることの辛さや葛藤を、他者に対する暴力として選択することがいけない。

 

嫌いをたっぷり味わったら、そうすれば好きや心地よさは自然と息を吹き返してくる。
わざわざプラス思考、ポジティブ思考にならなくても。

 

イヤとか嫌いとか言ってると、ワガママだとかネガティヴだとか、言われるかもだけど、健全な人間関係を構築するため(ときにはゼロから再構築)にもう必死なわけで。

 

好きが先に出てきたら、それを大切にしたらいいけれど、嫌いとイヤからはじまることもあるよねっていうことが言いたい。

 

あとは、「自分の気持ちよりまず人の気持ちを思え」とこどもに教えるのは、なんか違うと思う。

自分の気持ちがわからなくて、人の気持ちを思うことなど、できない。

 

なんだか腹がたつことがあったので、言葉が強めになってしまった...。