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ヒトトビ〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

「ガタカ」は変わらず美しかった

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10/1から公開の「シーモアさんと大人のための人生入門」を観る前に。


いまひとたびの…「ガタカ」!


1997年かぁ。


いやー、やっぱ20年経ってもこの世界は美しいなー。映画を撮るってチームワークなんだって意味をその2年後にもっとよく知っていくわけなんだが、今観ても様々な技能、才能のコラボという感じもたまらない。美意識、美学の共有。


テーマもあの頃よりももっと現実味を帯びている。まさにこれ今読んでいる「いのちをつくってもいいですか?」だ。ガタカでは遺伝子操作した結果、生まれ落ちてすぐにすべてのリスクが瞬時に測定され、人間の価値も同時に決まる。遺伝子レベルの差別、想像もつかないこともフィクションの中では可能だ。(逆に、科学者というものは、かつて憧れた映画や小説へのロマンから研究を推し進めているようにさえ見える。実際のところどうなのだろう?)


いくら完全に統制し、全員が屈服したように見えても、危険分子は異質とされた者の中から必ず現れる。ガタカでのジェロームは、秩序を乱す反逆者だが、現時点のわたしたちから見れば人間の希望でもあるようにみえる。人間の精神の力こそがこの作品のテーマか。


「僕に何ができて、何ができないか、決めつけるな!」


俳優も美しい。日本的には、イーサン・ホークは「いまを生きる」「リアリティ・バイツ」「恋人までの距離(ディスタンス)←この邦題…」ときての、ユマ・サーマンは「パルプ・フィクション」「バットマン&ロビン」ときての「ガタカ」。ジュード・ロウはこれが映画出世作だからビジュアルにもまだ登場しない。懐かしいな!!!


自分が学生のとき、40とか50の人って昔の映画の話ばっかするなーと思ってたけど、自分がその年齢になってみると、全然「昔」じゃないんだね。わたしは20年前まだ生まれてなかったけど、あの人たちは学生だったんだ。映画を観てわたしの中に生まれた世界観は、わたしの組織の一部となって生き続けるから、まるできのうのことのようにありありとしているのだ。