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ヒトトビ〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

夜道にて

暮らし 身体

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 夜の帰り、道の真ん中でぼーっと立っているおじいさんがいた。車がよく通る狭い道なので「車来ますよ」と声をかけて、同時に白杖を持っていることに気づいたので、手を引いて道の端に誘導。フエルト帽をかぶり、やわらかく肌触りのよいコートを着た身なりのよい紳士。80代ぐらい。

 

「どちらまで行かれます?」と聞いてもなんとなく話が噛み合わない。ちらちらと近くの駅名が出てきたので、「駅までお送りしますよ」と言ったら、「いや、○○まで(駅とは真反対の地名)だから。大きな通りまで出てタクシーを拾う」とのこと。何がどのぐらい見えているかわからなかったから、「タクシーが来たら何でわかりますか?」と聞いたら「赤い光(空車の)がついていればわかる」と。でも足も悪そうな感じだったので、「ここでタクシー呼びますね」と配車アプリを立ち上げているうちにタクシーが通ったので、止めて乗るところまでサポートした。

 

が、見送ったあと、タクシーを降りたあとは大丈夫なのかな…と急に心配になってきた。「お迎えはありますか?」と聞けばよかったな。たぶんただの外出で、徘徊ではないと思うけど。でも交番に行ったほうがよかったのかな。サポートのつもりで余計なことをしてたらどうしようとか。うーんうーん、どうか無事におうちに帰られていますように。

 

息子は「こっちですよ」と声をかけてくれてたんだけど、その方の様子で声のするほうがわからないとか、耳が遠いとよく聞こえないとかもあったので、手を引きながら「こっちが道の端ですよ」と言ってあげると安心だよとか、そのときに手をさわりますねとか言ってあげるとよりいいねと話した。

 

視覚障害の方や認知症の方(この方はどうかわからないけど)が今、自分の身近にいないので、きょうみたいに日常で遭遇したときに、知識とか技術を元に、そのときの状況、様子で判断、行動して、その人の役に立てたらいいなぁと思う。今後、体験したり練習できる機会があれば積極的に参加しよう。自分なりの善い気持ちからだけだと、とんちんかんなことしたり言ってる可能性もある。

 

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