ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

*集いのお知らせ* 読書会『いのちを"つくって"もいいですか?』

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表現の場づくりを探究するせいこと、友人で編集者の小林潤さんとで、
小林さんの担当本『いのちを"つくって"もいいですか?』の読書会をひらきます。

 

本書は、「いのち」を巡るさまざまな問題に長く取り組んできた宗教学者島薗進さんが、目覚ましい発展を続ける現代の生命科学と、私たちのいのちの倫理との関わりを哲学的に問い、考えた一冊です。

 

誰もが願う「より健康に、より長く生きたい」という希望。 

最新のバイオテクノロジーに根ざす現代医療は、
iPS細胞と再生医療の開発、 出生前診断の導入、遺伝子への介入等によって、
その願いを着実に叶えつつあります。

より「良く」生きるためにわたしたちが望み選んだことは、
これまでのところは、幸福な結果をもたらしてきたかもしれません。

しかし、このままの方向へ進んでいくと、
わたしたちはやがて「いのちをつくり変える」領域に踏み込んでしまうのではないか? 既にそのようなことが可能になっているかもしれないときに、
わたしたちは一人ひとり、どのような考えの元、選択をしていけばいいのか?

 

考えを巡らしてもすぐに壁に行き当たってしまうような重いテーマですが、
身近には感じられなくても、ケガや病気、妊娠・出産、死に直面したとき、
一人ひとりが知らず知らずのうちに既にこのテーマにふれています。

 

まずはこのテキストをきっかけに、
自分の事や身近な人の事として話しはじめませんか。

 

センシティブな内容ではありますが、タブー視せずに、批判を恐れずに、
安心で安全な中で気軽に口にできたらと思い、この場を企画しました。

一度足を止めて、一人ひとりがもつ「いのち」に対するあやふやな思いや考えを
聴き合えたらと願っています。

 

全編の読了を推奨していますが、読書会では本書の《序章〜第3章》について話し合います。

 

ご参加をお待ちしております。

 

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日 時: 2017年1月29日(日)10:00-12:00(終了後希望者のみ12:00-13:00ランチ)

会 場: JR日暮里駅付近の会場(お申し込みの方にご連絡します)

定 員: 8名(主催者2名と合わせて最大10名の場になります)

対 象: 大学生以上。 医療や生命科学の専門知識は不要です。

参加費: 2,800円(おやつ付)

参加条件:書籍『いのちを"つくって"もいいですか?』序章〜第3章を読了。
     こちらから購入できます>>http://amzn.asia/902irK7
     気になる箇所に付箋を貼ったり、感想をメモされるのをおすすめします。      

持ち物: 書籍『いのちを"つくって"もいいですか?』    
     入手ルートは問いません(買っても、借りても)

 

★★お申し込みフォーム★★
http://bit.ly/2hRPU52

お問い合わせ:seiko.funanokawa★gmail.com(★→@)

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