2016年に友人たちを誘ってひらいた「あさきゆめみしを語る会」。
話すうちに見えてきたのは、若かりし頃にはわからなかった登場人物たちの感情の機微や、作者の紫式部の意図や人柄などでした。「大人になってもう一度読んでみてよかった!」と大変好評だったのですが、扱いたい話題が多すぎて、「宇治十帖」編までたどり着くことができませんでした。
*そのときのレポートはこちら*
その後1年半経って、この度、ようやく友人のまゆみさんと宇治十帖編の読書会をひらくことになりました。
光源氏を主人公としていた男女の一対一の恋愛物語とガラリと様相を変え、宇治十帖編は、3人の女性と2人の男性をとりまく複雑な人間関係を中心にした、暗く重い雰囲気を終始漂わせる物語です。
宇治十帖のテーマは何なんだろう、源氏物語全体の中から見た宇治十帖はどのような位置付けにあるのだろう。
紫式部はどうしてこの物語を書いたのか、何が彼女を書かせたのか。
当時の時代背景や女性の生き方、恋愛観、宗教観、死生観を織り交ぜたり、現代のわたしたちとの共通点や相違点とも照らしながら、皆さんと素朴な感想を語ってみたいと思います。
「あさきゆめみし」を今回初めて読むという方は宇治十帖より前の物語も読んでご参加ください。
読書会がはじめての方でも歓迎です。話すことと同じくらい、聴き合うことを大切にすすめていきます。
お申し込みは以下Peatixから。ご参加をお待ちしております!