松濤美術館にチャペック展を観に行きました。
チャペック兄弟と子どもの世界
~20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト
やってるのは知っていたけれど、子どもの本の絵なら庭園美術館に行ったしな(フランス絵本展よかったです)……とスルーしかけてたら、前日に見た友人の激推し投稿に心が動いて思わず行ってきました。
この日は荻窪のTitleで今日マチ子さんの展示があり、在廊されているというので、どうにかはしごしようとして、結局体力不足で無理でした…残念。お会いしたかった。
チャペック展は、想像以上によかったです。
かわいい〜☆だけじゃない。チェコ、スロヴァキアって。そのあたりのことはたぶん3月の「積読本をひらく読書会」で持ち寄られた、『不自由な自由 自由な不自由 チェコとスロヴァキアのグラフィック・デザイン』を読んできたら、きっともっと受け取れただろうなーと思います。でも今からでも読もうと思います。
人の積読本なのにすごく影響を受けてるのはおもしろい。
スケッチがどれもすごく小さいのが興味深いです。5cm*5cmぐらいの枠をとった中に鉛筆で描いてる。これきっと意味があると思う。
絵がかけてあるのがわたしの目線の高さで見やすい。たぶん通常の展覧会より低い。キャプションにもたくさんふりがなふってあるから、こどもの鑑賞者を意識してかな?
「長い長いお医者さんの話」はすごい懐かしかった!岩波少年文庫の青だったか黄色だったかのざらざらした表紙の手触りを覚えている。特に「郵便屋さんの話」は子どもの頃好きだったので原画が見られて、こんなところで会えるなんて!とたまらない気持ちになりました。
いつもの模写メモとってたら「デッサンは禁止ですよ」って注意されたんだけど、張り紙もなかったので、ほんとうにダメだったのかやや疑問…。物販もちゃんと買ったから勘弁してください。
線で捉える、グラフィカルに理解する、表現する、共有する、にここのところ関心があるので、わたしは行ってほんとうによかったです。ほんのちょっとだけ、なにかつかめた気がしました。
なんで気になったのかと思ったら、ポスターの色と同じ!
なんとなくこういうイラストが目に入る帰り道。
久田工芸製のとびだし坊や。なぜこんなところに?