ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

【KLASSの講座】また行きたい!と思える場をつくるゼミ(第3回)、ひらきました

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人が集まる場をつくりたい人や、運営している場をふりかえりたい人が、自分らしい場づくりをレクチャー、ワーク、参加者同士の対話を通じて考え、学び合うゼミ形式の講座です。

 

6月9日(土)に第3回を開講しました。
テーマは、「運営と事前事後の抑えどころ」。

今回もゼミ生の皆さんのおかげでとても充実した時間となりました。

 

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わたしが一番シェアしたかったこと、みんなで考えたかったことは、「場に集う人と人との間にどう信頼関係を生み育むか、安心・安全・健やかな場を何をして・何をしないことでつくるか」ということでした。

問いを立てて、具体的な行動やツールをみんなで出し合いました。

また、安心、安全、健やかさは、参加する人にとってだけでなく、場をつくる人にとっても非常に大切だということもお伝えしました。タフラブ(tough love)を持つ勇気、ファイアウォールを守人自身がつくる、人を人として扱う、子どもの同伴についての場のポリシーを定めるなど。

 

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人が集まれば起こることを想定して対策を立て仕組みにすることが、「準備7割」の中に含まれます。事後には、事前に計画し仮説を立てたこと、想定したことが実際にどのようであったか点検し、評価し、次につなげるふりかえりが大切です。一つひとつに裏付けや根拠があってはじめて、タスクリストを作成したり、スケジュールを組むことが意味を持ちます。

 

第1回から参加しているゼミ生は、回を重ねるごとにその人とつくる場が立体的になってきました。今回初めて参加するゼミ生にも「宿題」に取り組んでもらい、どんな場をつくりたいかを語ってもらいました。申し込み時点ではまだ具体性が薄くても、「場」という言葉にたどり着いている時点で、場づくりははじまっています。聴かれ問われ、様々な視点にふれることで形を取っていきます。その様子を目の当たりにすることで、他のゼミ生にも気づきが生まれます。

 

わたしのふりかえりとしては、ゼミは3割レクチャー+7割ディスカッションを目指して設計してきましたが、3回目にしてようやく相互的なよい形がつくれてきたように思います。また今回は、場づくりの本丸とも言える、今までで一番濃い時間となりました。今後の自分の仕事としても、「これだけ切り出した出張講座もできる!」という感触を得られたのはうれしかったです。

 

わたしだからシェアできる場づくりのあれこれがあるのかもしれないと、この仕事にますますやりがいを感じています。

 

次回のパート練習会も楽しみです!

 

\【参加者役募集】6/23(土)パート練習会/
ゼミ生が模擬的にひらく場の参加者役になり、フィードバックや質問をしてみませんか。これからつくる方、運営中でふりかえりたい方にとって、つくりの観察やディスカッションを通じて得るものは多いです。http://klass.hagiso.jp/class/bazukuri/

 

 

 

KLASSの第2期の受付もはじまっています。気になる方ぜひ!

5回のいずれも単発参加ウェルカムです。
7/14、7/28、8/11、8/25、9/1 (いずれも土曜日10:00-12:30)

bazukuri-2nd.peatix.com

 

 

 

おまけ。講座では毎回お菓子をお出ししています。こちらは谷中にある和菓子屋「荻野」さんのもの。あじさいをイメージしたお菓子です。美味しかった!

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KLASSで開催していてありがたいところは、たくさんたくさんあるんですが、今回つくづく感じたのは、写真を撮ってくださる方がいることだなぁ!

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明るくて開放的なKLASSの空間。ゼミ生が自分の場をKLASSでやりたいという動きもあって、こういうつながりや拡がりはとてもうれしいです。

レンタルについては>KLASS | スペースマーケット

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