ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

Punk, Icon, Activist

*鑑賞行動に影響を与える内容を含みます。未見の方はご注意ください*

 

 

年末にタータン展に行ったときにチラシを見て、ぜったい観に行くぞーと決めていた「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」 、観てきた。

 


f:id:hitotobi:20190111073651j:image

 

 

原題は、"Westwood: Punk, Icon, Activist" 

 

なんか、うん、そういうそういう感じだったネ。

 

 

正直には、あまり心が動いた映画ではなかったんだけれども。

 

でも、ヴィヴィアンが動いて自分のことを話しているのを観れてよかった。

というのも、年末にひらいた当時のコラージュで、たまたまヴィヴィアンの記事を見つけて( ↓ )感銘を受けたので 。

f:id:hitotobi:20190111073606j:image

 

 

5歳で靴を作ったヴィヴィアンは、騎士を目指していたそうだ。

画面にはジャンヌ・ダルクらしい騎士の鎧をまとい、馬にのった女性が映る。

その言葉どおりに、人生で"Dame(デイム)"の称号を得ている。

 

 

ものづくりと事業と。デザイナーで創業者。

帝国(会社)が大きくなりすぎて、女王の把握できる範囲を遥かに超えてしまったことへの、やり場のない感情の吐露するシーンは、なにやら切なかった。

 

もっとファッションに敏感な人なら、ヴィヴィアンとアンドレアスのつくる服をよく「聴ける」んだろうな。わたしはファッション(特にショウにおける)については、どう「鑑賞」したらよいのか、まだよくわからない。関心はあるけれども。

 

 

メモした言葉

・私の知的好奇心が満たされなかった

・人通りのない道から大通りに出てからは

・これが体の求めていた本物の服だ!

・一番うれしいのは自分が認められたことです

・性のアイデンティティを主張しない

・彼を追い越した。知的な魅力がなくなった

・人生を楽しむ服です

 

 

ヴィヴィアンの「作品」も所蔵されているVictoria & Arbert Museumのウェブサイト楽しい。

https://www.vam.ac.uk/

The V&A is the world’s leading museum of art and design, housing a permanent collection of over 2.3 million objects that span over 5,000 years of human creativity. The Museum holds many of the UK's national collections and houses some of the greatest resources for the study of architecture, furniture, fashion, textiles, photography, sculpture, painting, jewellery, glass, ceramics, book arts, Asian art and design, theatre and performance.

 

 

アンドレアスのメッセージが出てる。

Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood AUTUMN WINTER 2018-19 COLLECTION | 【公式通販】ヴィヴィアン・ウエストウッド

 

 

しかし、何よりもかによりも、ファッションモデルというお仕事の苛酷さなぁ...。

 

あれ、そういえば観てみようというきっかけになったタータンの服はあまり出てこなかったな......。

 

 

f:id:hitotobi:20190111073517j:image


f:id:hitotobi:20190111073536j:image