ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

園芸外交

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息子が学校で育てていたマリーゴールドが3世代目。
花が咲いて、同じプランターに植えた朝顔が芽を出してます。
 
しそを苗で買ってきて植え替えしました。
 
「九条ネギの根っこがついてるやつを挿しといたらまた生えてくるよ」と聞いて、それもやってみます。
 
植木鉢が余っているので、ゼラニウムを植えたい。簡単で長持ちしそうだから。虫除けにもなるし。
 
ベランダの多肉植物もみんなぴっかぴかでちょっとずつ根や芽が出てきました。去年隣の大家さんにもらった多肉二種類は、あの猛暑を生き抜き、ちょぴっと大きくなっています。
 
 
***
 
 
ベランダ以外は、ぜんぶ路地のおばちゃんが毎日水やりをしてくれています。
3年ぐらい前からちょこちょこ草花を植え出して、すぐに
会った時に「ありがとうございます、いつも」と言うと、「いいのよぉ、ついでだし、4人で交代でやってるから」と言ってくださる。
 
最初はわたしに対する優しさや親切心からなのかなぁと思ってたんですが(まぁそれもあると思うけど)、ある日立ち話をしていて、
 
「お花が咲くと楽しみでしょ。おたくが朝顔を植えてるから、うちらは植えないでいいし。それに、通りを歩く人が、きれいなお花が咲いてたらうれしくなるしね」
 
と言われたときに、思わず泣きそうになりました。
 
 
そこには、自分の所有物で自分の範囲を飾ることで自分の満足だけを得るというのとは、全然違う次元のシェアの感覚があって、驚いたのです。
 
こういう人たちが地に足のついた日常を営んで、コツコツとまちの手入れをしているんだと思うと、ここに暮らしていることがほんとうにうれしくなります。