先日金沢に行ったときにもらった小さな冊子がとてもよいので、ご紹介したい。
「ちまたび」小さな旅っていうことかな?
「住むように巷を歩く旅」というコンセプト。
金沢に住んでいる気分で、
・2日連続でおなじ店に行き、常連気分を味わう
・身だしなみを整える(銭湯や美容院に行ってみる)
・図書館や映画館、書店や古書店、市営プール、美術館・博物館へ
・市場やスーパーで買い物をして料理してみる
という楽しみ方が提案されている。
自分のまちで、日常でやっていることを、旅先にも持ち込む。
だってそこは暮らしのまちでもあるわけだから。
そこで生活を営んでいる人がいるわけだから。
一時的な消費だけでない、その土地とより実感のあるつながりが結べる旅を提案しているところがいい。
実際、わたしもゲストハウスに泊まって、本屋さんに行ったり、美術館に行ったり、地元の人に人気の焼き鳥屋でごはんを食べたり、銭湯に行ったり、散歩して楽しんだ。
そのときに、旅先でお風呂屋さんに行くのは、御朱印をいただくような、その土地とご縁が結ばれる感じがあるなぁと思っていたところだった。
走る習慣がある人は、旅先でも走ってみるらしい。
その人にとっては、一番その土地を身体ごと感じる行為なんだろう。
もっと日数があれば、キッチンがついていたので、料理をしてもよかっただろうな。
これってどこのまちに行ったときにもやってみたらよいことだなぁ。うん。
金沢は初めて訪れたのだけれど、新幹線の開通したのと、インバウンドに力を入れているのと、夏休みという時期もあって、大変な騒ぎだった。
中心の市街地は観光客で溢れていて、お店もたくさんあって、ゲストハウスもたくさんあって、美味しいものやきれいなものもたくさんあった。
物を買う、消費する、ということを、そういえばこの国の人たちもかつては一生懸命になっていたっけなと懐かしく思った。今は他の国から来た人たちの旺盛なエネルギーに気圧されていた。
だからこの冊子で、ただ名所を見て回るだけの、消費されるための観光ではなく、自分で飛び込んでみて、体験を掴み取る、文化の行き交いを促す観光を提案していたのが、勝手にうれしくなった。
発行:金沢市観光政策課
協力:金沢ゲストハウスサービス懇話会
体験、まち歩き、ツアー、イベントなどの現地観光プラン検索ウェブサイトもある。
k-jj.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp
金沢でわたしの好きなところは、
・大和温泉(お風呂屋さん)
・茶屋街の夜
・川べりの散歩
季節を変えてまた行きたい。
今後のイベント
▼2019年9月7日(土) 『バグダッド・カフェ』でゆるっと話そう
http://chupki.jpn.org/archives/4691(田端)
▼2019年9月23日(月•祝) 秋分のコラージュの会
https://collageshubun2019.peatix.com/ (国分寺)▼2019年9月28日(土) あのころの《いじめ》と《わたし》に会いに行く読書会 満席
https://coubic.com/uminoie/979560▼2019年10月1日(火) 爽やかな集中感 競技かるた体験会
https://coubic.com/uminoie/174356
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