ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

12月のEテレ[100分de名著]は『カラマーゾフの兄弟』

きょうは100分de名著のご紹介です。

www.nhk.or.jp

 

前々から好きだった番組ですが、今年の春頃から急にわたしの人生のテーマにガンガンと食い入ってくるようになりました。
そのときそのときで自分が必要としているものを見せてくれるものだから、欠かさず録画予約して観るようになりました。

 

特に、

平家物語

小松左京スペシャ

戦争論/カイヨワ

・燃え上がる緑の木/大江健三郎

善の研究西田幾多郎

に非常に影響を受けました。

 

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100分de名著は毎回25分の番組を週に1回、全4回で放映する番組です。

その月その月のテーマになる名著を

・番組を進行するパーソナリティと、
・視聴者の代弁およびタレント(才能)からコメントするパーソナリティと、
・ゲストの先生

三者が、

・何故これが名著なのか、
・どんな人がどんな時代背景の中で書いたのか、
・どこからどのように読めばいいか、
そして何より大切な、
・今これを読むことがわたしたちにとってどのような意味があるのか、
を段階を追って考えるようにしてくれています。

とても構成的でありながら、あくまでも自然な流れの中で、それを考えさせてもらえる。

 

次の回までの1週間をその問いと共に生きる、というサイクルもとてもよい。

録り貯めて一気に観るのもいいけれど、

これはなるべくリアルタイムで放映から近い時期に観るのがおすすめです。

こういうのが、地上波TV放映の贅沢な使い方だろうなぁ、と最近思います。

あえて時間を節約せず、「不便さ」を自分の生活に敷いてみるような。

 

単なる解説番組ではなく、根拠なき感想だけの放談でもなく。

原文を辿りながら、事実、知識、知見を取り入れながら、感じたことを交わしながら、進めていく。

ゲストの先生にもよるけれども、パーソナリティのコメントに、「お、それはいいですね、なるほどーその解釈はすごい」などと、素直に反応している先生はとても好感がもてる。その場で対話が生成されているという感じ。(わたしの好きな小野正嗣先生の回だったんですけど^^)


原作から派生した、しかし確立された一個の「100分de名著という表現形式」という感じ。鑑賞した満足感がすごいです。

 

わたしの鑑賞対話の場のひとつの理想の形。いや、理想の形のうちのひとつ、かな。

 

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9月にNHKカルチャー青山の"『100分de名著』特別講座『平家物語』と『モモ』をつなぐ"という講座に参加したときに、プロデューサーの秋満さんの番組づくりのお話なども少しうかがえて、ますます番組のファンになりました。

 ↑ リプライツリーも展開して読んでみてください。安田登さんの講座なだけに(ご存知の方はお分かりいただけるのではないかと思うけれども!)、言語化しづらいおもしろさてんこ盛りの会でした。

 


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さて、わたしにとってのそんな100分de名著、
ついに来月12月はカラマーゾフの兄弟!!

略して「カラ兄」。

 

わたくし、過去にこの名著にトライすること実に5回。
いずれも道半ばで行き倒れました。。
村上春樹の読者界隈ではよく話題になるカラ兄。
海辺のカフカのあとの『少年カフカ』という読者とのやり取りをまとめた書籍でもカラ兄だけでどんだけ盛り上がんねん!これは今度こそ完読を!!と試みたんですが、このときもだめだった。新訳でも挫折、、

 
当時は、人物の発言や行動が「理解」「共感」がしづらいところがあって、この人たち一体どうなるんだろう、という興味が持続しないというところがありました。気性が激しいんですよね、どなたも。そのあたりもしんどいところだったり。
ロシアならではの一人で複数の呼び方を持っていたり、人物関係も複雑。。
 
でもガルシア=マルケスの『百年の孤独』は読めたから(比べていいのかわからないけど)、なにかきっかけがあればおもしろく読めるはずだ、という確信だけはある。
 
しかも、100分de名著が導いてくれたら、今度こそ行けるような気がする。
しかも、ゲストで解説してくださる先生は、訳者の亀山郁夫さんです。間違いない!
よし、少しでも予習をするぜ!と思ったら、家にあったカラ兄をわたし、いつのまにか売り払っていました。。
 
まずは観るところから。
テキストも買います^^
 
 
 
さらにツイッターを眺めていたら、人名一覧を作っていた方がいました。

 

 人物相関図も!ありがたいなー!
 
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いつの日か、『カラマーゾフの兄弟』の読書会の鑑賞対話ファシリテーションを務めたいです^^
 
 
 

 

募集中のイベント

▼2019年12月22日(土) 2019冬至のコラージュの会
https://collage2019toji.peatix.com/  (練馬)

▼2020年1月8日(水) 爽やかな集中感 競技かるた体験会
https://coubic.com/uminoie/174356 (横浜)

 
鑑賞対話ファシリテーション(グループ・団体向け)

・表現物の価値を広めたい、共有したい、遺したい業界団体、
 教育や啓発を促したい、活動テーマをお持ちのNPO団体や企業からのご依頼で、表現物の鑑賞対話の場を企画・設計・進行します。
・鑑賞会、上映会、読書会、勉強会などのイベントやワークショップにより、作品や題材を元に、鑑賞者同士が対話を通して学ぶ場をつくります。

https://seikofunanokawa.com/service-menu/kansho-taiwa-facilitation/

 

場づくりコンサルティング(個人セッション)

・読書会、学ぶ会、上映会、シェア会、愛好会...などのイベントや講座。
・企画・設計・進行・宣伝のご相談のります。
・Zoom または 東京都内で対面
・30分¥5,500、60分 ¥11,000(税込)
・募集文の添削やフィードバック、ふりかえりの壁打ち相手にもどうぞ。

https://seikofunanokawa.com/service-menu/badukuri-consulting/