学童に息子を迎えに行ったら、ピアノで"Merry Christmas Mr. Lawrence"を弾いてる子がいて、思わずウッ(泣)となってしまった。
あの曲はなんなんだろう。脳にものすごく刷り込まれていて、あのコードを聞くと暴発する感じがある。何かしかけがあるんだろうか。それとも歳を重ねると何を見ても何かを思い出すからなのだろうか。
この曲ですぐに思ったのは、ああ、デビッド・ボウイは亡くなってしまったのだなぁということと、中学生のときに坂本龍一のアルバムを買って繰り返し聴いたことと、友人と2年ほどやっていたFilm Picnic。
Film Picnicは、友人の家でみんなで映画を観て、そのあとにピクニックみたいに床に座っておやつとお茶をいただきながら、感想をあーだこーだと自由に話す集い。根底にはArt in Me(自分の中のアートを感じる、そこから言葉を出してゆく)テーマをもっていた。毎回毎回タイトルを選ぶのが楽しかった。映画はアップのカットが多くて、一人一人の眼差しが印象的。帰り道は何度も鼻歌を歌って帰ったのを思い出す。
定期的な約束はせず、思い立ったときに場をひらく気楽なスタイルで。今年は「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」で一度ひらいて以来、今はお互い忙しくてお休み中。