Facebookは検索性が低いかわりに(?)「過去のこの日」の投稿を出す機能を設置している。Facebook的には単により多くのユーザをアクティベートさせたいだけだと思うけど、忘れていたことが思い出されたり、今はちょっと違うふうに感じているなぁとか、時の流れが感じられておもしろい。
2014年の12月13日は、3回目の「リー・ミンウェイとその関係展」に行ったらしい。本当に好きだったし、わたしの思想や行動にかなりの影響を与えた展覧会だった。アート好きな友人たちがなぜかスルーを決め込んでいたので、絶対行ったほうがいい!とやたら熱く語ったっけ。
個人的には人生でも指折りのハードでタフな時期だったから、目にうつるすべてのものに微かにでも希望を見出して、お守りにしようとしていたのかもしれない。
そのときの投稿をこちらにも置く。
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関係性やつながりをさまざまな手段で可視化する試みは、「意識にのぼらせることによって、Lifeにおけるあらゆる行動や活動はArtと呼べる」ことを教えてくれる。
わたしとわたし自身、わたしを取り巻く人、わたしと世界とのつながりに思いを馳せるのも特別なひとときなのだけど、中でも見知らぬ人にお花をギフトとして渡す"The Moving Garden"の体験が何より大きかった。見知らぬ人とのあいだに、いきなり生まれる関係性。一瞬の出来事なのだけど、体験として残るものは深くて大きい。お花を渡した人にも、きっともらった人にも。
リー・ミンウェイって人は、なんて素敵なことを考えるんだろう!
わたしは、あの、見知らぬ人にお花を渡したときのような心持ちで生きていきたい。
無防備に、おずおずと、でも人とつながりを持ちたいという温かい望みを確かにもって。