ことほぎ研究室として出展した芸工展。やっぱり今年もすごく楽しかったです!
リスナーさんはもちろん、友だち、ご近所さん、芸工展を回っている人、通りすがりの人などなど、たくさんの人と一緒に過ごせました。時間がないんだけどなんとか来た!って顔を出してくれた方もうれしかった。いろんな話を聞かせてくださってありがとうございます。
「この時間はずっとここにいるから、出入り自由でフラッと遊びにきたら、なんらかおもてなしするし、あそぼうね。ただ見てるだけでもいいし、お茶飲んで本読んでるだけでもいいよ」っていう場が作れるのは、わたしにとってはうれしいことです。普段は「この日の何時から何時まで、事前申し込み」という短く固定した場を運営することが多いので、だれでも来てよくて、その日一日のどこかとか幅を持たせられるのはいいし、一晩寝て翌日もあるのも、きのうできなかったことがきょうできるとか、わからなかったことがきょうわかるとかがあって、よいのです。
お店で働いたこともあるから、あの喜びをまた味わいたいっていうのがある。そしてもちろん構えて続けることの大変さも知っている。その両方を追体験するのが、一箱古本市だったり、芸工展だったりするのかな。これもひとつのわたしにとっての「必須微量なんとか」なのかもしれない。
ひとつの場が生まれては人が入れ替わり、次の場がはじまるのが、自然と数珠つなぎのように起こるのが楽しく心地よく。香隣舎という場所の力や、ここが芸工展の本部で実行委員の皆さんが一緒に守ってくださっていることなどもあって、安心であたたかな場になれていたかなと思います。ここは去年と同じだけれども、今年は二人で出たことで広がりが全然違っていた。人とつくるほうが、やはりぜったいに遠くまでいけるのだ。
25回となる芸工展のコンセプトとして変わらずある、"表現したいことのある人が、まちの資源をつかって、日常の延長としておすそわけするように出展する"というところが、わたしはとても好きです。わたしたちのお店も、掬ってみればいつもそこにあるものを形にしたらこうなった。いつもこんな感じで生きていきたいなと思うもの。
雨降る寒い中、足を運んでくださった方、ご関心を寄せてくださった方、ご協力くださった方、ありがとうございました。
そして何より一緒に場をつくってくれた、ことほぎ研究室の相方・けいさんに心からの感謝とその偉大な才能に敬意を。拍手&握手。
芸工展は10月末まで谷中・根津・千駄木・上野桜木・池之端・日暮里エリアで開催しています。どうやら長雨の期間も終わったようですので、ぜひぜひお出かけください!
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