ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

【KLASSの講座】また行きたい!と思える場をつくるゼミ(第2回)、ひらきました

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人が集まる場をつくりたい人や、運営している場をふりかえりたい人が、自分らしい場づくりをレクチャー、ワーク、参加者同士の対話を通じて考え、学び合うゼミ形式の講座です。

 

第二回のこの日は「設計と進行の抑えどころ」がテーマ。「なぜわたしが/誰と/何を分かち合いたくて/何をする場をひらくか」のコンセプトを抱きつつ、さらに具体的に、場を現実に存在させるために図面を引く作業をしました。

まずは、前回からこの日までにあったことで印象に残っているエピソードをシェアしました。ある場にいって考えた違和感のこと、自分の場への辛口コメントについて考えたこと、ゼミでの体験をもとに今の自分の課題を考察してみた…など、「場をつくる」というテーマと共に日常を過ごされていたようです。発見したことを聴いてもらえる仲間がいるのもまたうれしいものですね!

 

 
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ワークでは、いつ、どこで、誰向けに、何人、いくら、タイトルは…?など13の項目について考えたり、その場の風景を絵に描いてみたり、時間の使い方(プログラム、タイムライン)などを紙に落としてもらいました。場をつくる人は、このような事前に行う時間と体験のデザインが大きな役割としてあります。

 


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ワークのあとは一人ずつ発表をして、フィードバックをもらう時間。この時間がやはり貴重です。口にしてみることや問われることで明らかになってくる自分の思い、思いが言葉になっていく過程をお互いに見ることそのものが刺激になります。お互いの場の発表を聞いて、「すごく興味ある!参加してみたい!」とゼミ生同士で盛り上がる姿も見られました。

 

場をつくる人は、場を守る人でもあります。実際に場が守られているために大切な、ルールを敷くことと守ること、一人ひとりに対する目配り、時間の管理、ふりかえりなどについても話しました。(第4回6/23(土)で実際に自分の場の進行を試してみることができます。)

ここまで考えるとあとは「場へのお誘い」ができます。不完全なように思えても、まずはできているところまで出してみて、いろんな人に持ち寄ってもらいながら進めよう!という勇気も大切です。場をひらいてみようと決めて、引き受けていこうとしている皆さんの勇気はすばらしいもの。引き続き今後の展開を応援しています!

 


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自分では場をひらく予定がない方も、わたしたちは日々暮らしたり、遊んだり、働いたり、学んだりする中で、たくさんの場にかかわりながら生きています。そこは誰が守っている、誰にとっての、何が行われている場なのか。そしてそこで人がどのように動いているか、を観察してみるとおもしろい発見がありますよ。

 

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今後の予定です。ご参加お待ちしております!

また行きたい!と思える場をつくるゼミ
https://bazukuri.peatix.com/

6/9(土) 第3回 運営と事前事後の抑えどころ
・申し込み方/参加の仕方⁄受け付け方
・参加者とのコミュニケーション
・準備する物、事
・活動スケジュール
・ふりかえりの仕方
・運営体制
実務面の抑えと、参加者や運営メンバーとの関係づくりにフォーカスします。既に運営している場があるが、何かうまくいっていないかも…と感じる方にもぜひ参加いただきたい回です。はじめてゼミに参加する方にはキャッチアップのための宿題を事前にお送りします。

6/23(土) 第4回 パート練習
1人15分〜30分の持ち時間の中で、自分の場で実施予定の進行練習ができます。練習ができるのは、第1〜第3回のいずれかを受講された方に限ります。未受講の方は参加者役となりますが、参加しフィードバックすることでも学びは得られます。まだテーマが決まっていない方にもぜひ参加していただきたい回です。

 

▼6/21(木) 自分の今とこれからを見つける夏至のコラージュの会 
https://collage2.peatix.com/

自分のやりたいことが場なのか、場で何をやりたいのか、なぜやりたいのか、などを見つめていくこともできる時間です。ぜひご活用ください。