まちの教室KLASSの定例講座、暦に合わせ、節目につくるコラージュの会。
今回もとても思い出深い旅でした!
みんなで、ふたりで、ひとりで、そしてみんなで。今から過去へ未来へ、そして再び今へ。行ったり来たりしながらの3時間半でした。書いたり、話したり、切ったり、貼ったり。どの時間も集中して取り組んでくださいました。
最後に、ひとりずつ作品について発表し、みんなで鑑賞し、感想を交わし合う時間がいつもほんとうに宝物のような時間です。作品と語りに圧倒されます。「節目につくる、今とこれからの自分」の大テーマに沿って、集った人たちが少しずつ関係し合ってつくった作品は、どれも作った人そのもので、美しいのです。「そうやって生きている、生きていくあなたを知っているよ」とたまたまその日に場を共にした人たちを祝福し合うひとときです。
お引越しが近い方が毛糸やシールなどを持ち込んでくださったり、その日お出ししたティバーッグのタグを使ってくださったりもうれしかったです。
この日わたしが大切にしていたのは、「選べる」ということ。
進行のシートにも忘れないよう、付箋で選べると大きく書いて貼っておきました。
わたしにも、あなたにも、選ぶ力がある。
そのことから配慮したり、信頼したり、応援したりして、一緒に過ごせたらと思いました。
「集約するコラージュははじめて」と言われて気づいたのですが、確かにコラージュは発散やアイディア出しにも使われる手法ですね。コラージュの会でも以前は、最初から製作していたのですが、壁に貼りたい、手帳に挟みたいというお話を聞いて、ならばもっと願いが込められて、愛着をもって作ったほうがいいなぁと考え、今のスタイルになりました。
はじめに表面的な気になっていることを言葉で全部出して聞いてもらう時間をとっているので、コラージュにはほんとうに願っていることだけが載り、表面的にはいろんなことが移ろっていって、迷うこともあっても、見ればいつでも自分の深層につながれるという効果があるようです。
わたしがつくったコラージュは、前回春分のときの片鱗も残しつつ、今の自分にぴったりなものができました。満足です!
*ご感想をいただきました*
作業の始めの頃は、どの雑誌を見ても何も思いつかなくて、「どうなるんだこれ?」て感じだったのですが。とにかくページを破っていく間に、自分で思っていたのと違う方向にす〜と収斂していって。まさにミラクル。不思議な時間でした。
色々変わるタイミングで参加しました。コラージュしなかったら、うつうつぐるぐるしてたままだったとおもいます。やる前は言語化できてなかったのですが、コラージュが完成して語ったときに、すっ、てきた感じがしました。また節目に参加したいです。
イメージや言葉を集めて、それを出し入れする時はじめて「自分」がそこに発生する。自分の感覚や経験と照らし合わせて何かを解釈するとき、その一言、一貼り毎に、新しくなる。いつも更新しながら、わたしがわたしを「作って」いるんだなぁと思いました。そして、そんな「コラージュ=わたし」が眼前に現れた今日、みなさんのを見て、自分のを見て、気持ちを言葉にして話しあったことを思い出していると、ああこれって「美しい」なあと、つまり今日はじめて、自分が生きていることを「美しい」と思えた気が、するのです。
壁に張ってみたのですが、その後もいろいろ発見があって、とてもよい感じです!
コラージュは作ってみると、言語化されないモヤモヤが霧が晴れたように表現される面白さがあるなぁ!って思いました。表現されたがって隠れているものが映し出される、というような。季節ごとに見直せるタイミングがあるのも、すごくよいです。
ご参加くださった方、ご関心をお寄せくださった方、ありがとうございました!
▼次回のKLASSでのコラージュの講座は、9/23秋分の日です。
http://klass.hagiso.jp/class/collage-2nd/
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