まちの教室KLASSで開講中の今期の5回シリーズの場づくりゼミ(「また行きたい!と思える場をつくるゼミ」)で、4回目の「進行練習」を開催しました。
練習役が模擬的な場を合計20分で進行し、参加者役の人たちにはその場に参加してもらいます。終わってからフィードバックしたり、質問してもらいました。
これまでのゼミで場を企画・設計し、ゼミ以外でも気づきを繰り返し、着実に場を練り上げてきたゼミ生たち。20分の短い間にもその人らしい、あたたかい場が生まれました。
実際に進行してみて、こんな感想が出ました。
-手順のそこが難しいのか!
-図解や写真があるほうが理解しやすい人がいるんだ!
-これは自分にとっては当たり前だけど、通じないんだ!
-脈絡のない質問が出る(それが初心者なのかも!)
-自分の言いたいことを絞る必要がありそう
などなど、実際にやってみたからこその発見が次々に出てきました。
「練習」の目的は、上手に進行できるかを評価することではなく、
-ひらく動機は説明できているか
-安心安全な場を進行できているか
-時間の管理はできているか
-手順がわかりやすいか
-姿勢、態度、振る舞い、進行の仕方などを試してみてどうか
を確認し、学びを得ることです。
実際に場をひらく前に予行し、フィードバックを受けることで、参加する人の反応や進み具合が確認できるのと、自分の場の良さや改善ポイントがわかり、より自信をもってこの先の活動を進めることができます。
進行練習、お試し講座、プロトタイピング...、言い方はいろいろありますが、とにかく本番の前にやってみることを強くおすすめします!
ゼミで本質にふれる体験ができると、日常に帰ってから、あらためて気づくこと、わかったこと、わからなくなったこと、知りたいことが自然と生まれます。これらこそが学びになるので、講師までメールで送っていただくことで、学びを定着しています。(提出は任意です)
よき時間を共につくってくださり、ありがとうございました!
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次回は9/1(土)10:00-12:30 「場づくり読書会」
http://bazukuri-2nd.peatix.com
今期の最終回は、場づくり関連の本から短いテキストを抜粋してその場で読み、ディスカッションします。テキストはテイストを変えて三種類ご用意します。
人の書いたものに対して感想をやり取りすることで、異なる視点から捉えられ、自分の場づくりへの関心領域や、関心テーマ、軸などが見えてきます。
また、自由な感想や意見を安心、安全な中で口にしつつ、一人ひとりの学びを深めるにはどうしたらよいか、「勉強会型の読書会」の設計や進行を観察する機会としても活用できます。