KLASSでの場づくりゼミ夏学期の最終回でした!
各回申し込み制で単発参加OKですが、最後は「いつものメンバー」になり、放課後にランチ行ったりしていて、お互い気心知れていることもあり、終始にこやかで、ときどき爆笑もしつつで、あー楽しかった!
最終回は「場づくり読書会」と題し、わたし的に場づくりに関係がある本を紹介しながら、特にここは取り上げるとおもしろいのではと思うテキストを数ページ読んではディスカッションする、を3回繰り返しました。
みんなで読んだのはこちら。
・「かかわり方のまなび方」(西村佳哲)から、
「ファシリテーターは何をしているのか?」。
西村さんの表現するファシリテーターは、このゼミで言う「守人(もりびと)」と近いように思う。
・「場づくりの教科書」(長田英史)から、
「話すぎる人と沈黙の人」。
実際の場での話すぎる人をどう止めるかとか、意見が出なくて黙っているのをどうしたら積極的に発言してもらえるか、などはあるあるな悩みとして出てくるので。
・「生きていく絵」(荒井裕輝)から、
「<造形教室>という場」、「『治す』ことは目的ではない」。
こういう守人としての在り方、場の設えがある、場と自己表現、などについて扱えたらと。
ほんとうに字がきたなくて載せるのもあれですが、ちゃんと書くともうちょっときれいに書けます、、たぶん、、。
それぞれ数ページなのに人によって印象深かった箇所が違ったり、同じ箇所でもそこにもった感想は全く異なったりする。そして他の人の言葉を受けてつながってひろがって深まっていくおもしろさ。
そもそも「感想」ってばっくり言っているけれども、問いかけ方によって出てくる答えは違うよねという話もしました。
たとえば、
-気づいたことは?
-新しく発見したことは?
-自分の経験と結びつくことは?
-みんなに聞いてみたいことは?
...など。
その他、勉強会型の読書会の型や、進行の仕方を意図を含めた技術を伝えたり、今実際に進行をしていての心理などを都度共有しながら進めました。「今これをやっているのはなぜかというと」とか「今はこういうふうにやっているけれども、目的が〇〇のときは〇〇というやり方もいい」など。
皆さんが、めいめいの理由をもって、「場づくりゼミに参加して本当によかった!」と言ってくださったのが、わたしにとってはなによりの宝でした。報われますなぁ。そして、先生と生徒ではなく、同じく場づくりをする仲間が増えた感じがうれしい。友だちでもない知り合いでもない、名前のつかない、しかしとても信頼できる関係。そういう関係が増えることって豊かな人生だなぁと思う。
わたしにとっては、教える場の信頼できる土台ができたことは大きい。その日のテーマに基づいて伝えたいことはありつつ、来た人がその日その時間に「持ってくるもの」によって、伝えたいことの中から選んで提示していく感じや、それを重ねていくと場の流れができ、構成されていく様子が、とても楽しかった。わたしはそれらの命や魂を育みながら守る役割としていることが喜び。
こういう「教える」は自分に無理がなくて、生き生きとしていて疲れないどころか、ますます元気になる感じがします。以前は終わってから寝込んだり放心して、相当無理したり緊張していたのが、今はそのあと次の予定へ向かって一日の活動が続けられる。
講師としてますます成長させてもらえた今学期でした。
ご参加ほんとうにありがとうございました〜♪
秋学期のスケジュール出ました!
お申し込みはじまりましたら、このブログトップページに載せます。
①9/29(土)13:30-16:00
②10/13(土)10:00-12:30
③11/4(日)10:00-12:30
④11/18(日)10:00-12:30
★ひきつづき絶賛募集中★
9/5(水)「積読本をひらく読書会」
http://dokushokai-2nd.peatix.com
何回かやって、積読本の探究がほぼ終わったので、しばらくお休みします。気になっていた方、ぜひどうぞー
9/23(土)「自分の今とこれからを見つけるコラージュの会《秋分編》」
http://collage-2nd.peatix.com
ふたりで、ひとりで、みんなで。今から過去へ未来へ、そして再び今へ。行ったり来たりしながらの3時間半です。「わたしこれからどうしていこうかなぁ」な節目な方、ぜひ。
放課後は団子坂のレインボー・キッチンでランチしました♪