10/21に千駄木で読書会を主催したい方向けの講座をひらきます。
「本気で」と煽っておりますが、ぜひこの機会に本気で考えてみてほしいな!と思って書きました。
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わたしは2014年〜2016年白山夜(はくさんよる)という読書会を営んでいました。
2014年に立ち上げるまでに、ワークショップデザインやファシリテーションについて学ぶと同時に、教える仕事もしていました。なので、ある程度の設計などはできたわけですが、それでも読書会というものがどのようなものなのか、どのようなプログラムが可能なのかは、実際に現場に行ってみないとわかりませんでした。
いくつかの読書会に行ってみて、主催している人に話を聞いてみて、どれもとても参考になるし、よい場なのだけれど、わたしがひらいてみたい場とちょっと違う...とどれに関しても思っていました。
そのあたりの気持ちをこのメッセージに込めて、ひらきはじめました。
立ち上げに協力してくれた相方さんが場所も提供してくれて、いつも応援し励ましてくれました。フライヤーも刷って、ホームページもひらいて、会う人会う人に「読書会をやるんだ」と話して。
「でもそれだけがんばってやって、誰も来なかったらどうしよう」とひらく前はびくびくしていたのですが、相方さんが「大丈夫、二人いれば場になるから!」と言ってくれた言葉を、今でも場をひらくときにはおまじないのように唱えています。
記念すべき第一回に、近所に住む一人の女性が来てくれたことを、ほんとうに昨日のことのように思い出します。彼女とはそれからずっと親しくしていますが、ほんとうに今も、そのときの丁寧な申し込みのメールの文面そのままの人です。この出会いはほんとうに宝物でした。もちろんその後来てくださった方からも、たくさん宝物の出会いをいただきました。
うまくいかないこともありますし、いろいろな事情や変化によって、結果的にこの読書会は仕舞ったわけですが、この場での経験は、何年経っても、幾度となく、わたしにいろんなことを教えてくれています。本気でつくったこと、やりきったことを、ほんとうによかったと思うし、場にも人にもとても感謝しています。
そんなこんなをいろいろと書きましたが、、ともかくお伝えしたいことは、自分の動機から場をひらくことには、何にも変えがたい興奮と幸福があるということです。
自分の安心領域から出て(殻を破る)、自分の領域をストレッチする必要がありますが、ひらいてみたときに、自分の見たかった景色が、自力では至れなかった場所に展開されていることに驚く、というような体験でもあります。
一回だけの読書会でも、コミュニティとして存続していく読書会でも、同じようなことが起こるのではないかと思います。
もう一つは、読書会をひらいてみたいときには、「読書会に参加するのが一番」ということです。場は人。取り上げる本のジャンルだけではなく、進め方も場で大切にしていることも人によってまったく違います。
ぜひ、いろんな読書会に参加されることをお勧めします。
過去に何本か記事を書きましたので、こちらもご参考までに!
- 読書会って何?どんなことをするの?
- 読書会って何?どんなことをするの? : 2
- 読書会は本の話が7割
- 読書会で脱線が激しいときの戻し方
- 二人いれば読書話はできる、のだが。
- 読書会は喜びの場である
- 読書会の課題本の選び方
10/21のつくり方講座はこんなふうに考えています。
[自己紹介] お互いのことをちょっと知ってみる
[解説] 読書会とは?
[体験&ふりかえり] 持ち寄り紹介型読書会
[解説] つくり方・進め方
[体験&ふりかえり] 感想シェア型読書会
[解説] つくり方・進め方
[解説] 企画の立て方
[ワーク] 自分の読書会を企画しよう
[発表&フィードバック]
[ふりかえり] きょうどうだった?
もしわたしの場にも興味をもっていただけましたら、ぜひいらしてください。
あなたらしい読書会を一緒に企画・設計していきましょう!
お待ちしています^^
✴︎今後の予定です✴︎
10/7(日)杉並区男女平等推進センター講座 マンガから学ぶ「女性の働き方と両立支援」ーー「ちはやふる」から学ぶ「百人一首と競技かるた」
http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2018/09/28/103347
10/13(土), 11/4(日), 11/18(日) また行きたい!と思える場をつくるゼミ
http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2018/09/16/110234
11/21(水) 爽やかな集中感 競技かるた体験会
https://coubic.com/uminoie/174356
12/23(土) 自分の今とこれからを見つけるコラージュの会《冬至編》
《随時》場づくりサポート個人セッション