自分の今とこれからを見つけるコラージュの会《冬至編》、ひらきました。
冬至は「一陽来復」とも言われていて、この日を境に隠が陽に転じる日なのだそう。その日撒いたものが万倍になって戻ってくるという「一粒万倍日」の2018年最後のターンでもあり、翌日未明は満月という、何かおめでたい日でした。
寒桜も咲いていましたよ。
コラージュの製作時間は80分ほど。
その前に一年をふりかえるワークをし、製作した後に発表会をするので、ぜんぶで3時間半。
長いようであっという間です。
集中して感覚と思考を行き来しながら手を動かします。同じ海に別々に潜っているような感じ。近くにいるのはわかっていて、安心して潜っている。
この時間はあまり言葉が出てこない。出そうという気にもならない。
最後の発表の時間では、自分が意図したものを聴いてもらうと同時に、観賞者が感じ取ったものを表現してもらいます。大きな受容、応援、愛、もしかしたら未来の予言も?
お花がぽこぽこ咲くような、その花を渡し合うような、幸せな時間です。
一人ひとりぜんぜん違っている。
自分でも思いがけないものが出てきたという方が多いです。「今までとこれから」の節目に立った今、という地点の感覚だけがあって、あとは自由。理想の何かを描いてもよいし、決めてきた好きなもので埋め尽くしてもよいし、直感だけを頼りに橋を渡ってもよいし。
中身はそのときの季節や気分やメンバーの顔ぶれによって、毎回すこーしずつ修正や調整しています。もう6年はやってるけど、なぜか飽きないのはなぜだろう。
たとえば、冒頭のふりかえりのワークはこんな感じに。
・スケジュール帳をめくりながら「こんなことあったなぁ」と思った「予定」を紙片に書き出していく。
・紙片を話したいこと、話したくないことに分ける。話したいことは1つだけでもいくつでも。複数ある場合は順番を決める。
・ペアになって5分話す。聴くほうは相槌だけ。
・聴いていたほうが3分で今聴いた話の感想を話す。
・話す人、聴く人を交代する。
・みんなでちょっとシェア。
製作のためによく機能してくれていたならよいのだけど。わたしは一緒にワークをしたペアの方から、「この一年に起こったいろいろのことをぜんぶよいものとして受け取っているって感じがしました」と感想をいただけて、うれしかった。
ほんとうにわたしたち、この一年よく生きましたねぇ。
12月も半ばを過ぎると、今いる今年が此岸で、来年は彼岸になる感覚があります。
年が明けて彼岸に渡ってしまうと、此岸で起こっていたことはなぜか忘れてしまう。
一旦の小さな死があるのかもしれない。
この一年に起こってきた事とそれにまつわる感情一つひとつを悼み、自らの生き様を祝いながら、その小さな死に向けて準備をしているというのが、今回のわたしが得た感覚でした。
集ってくださって、ありがとうございました。作品がそれぞれの光になりますように。
関心を向けてくださった方もありがとうございます。
★ご感想
理屈抜きで選んだ自分が好きだと思ったもの、自分が美しいと思ったもの、自分がこの世にあってほしいと思ったものだけを集めて作ったコラージュ作品なので、いつまでも見ていられます。不思議な感覚。私にとって美しいものは、ただただ美しい。それを確認できました。
何も意図せず、頭で一切考えず好きなカタチや色だけ集めていく作業が楽しすぎました!2018年は忙しかったので落ち着きたい…と感じていたけど、出来上がったコラージュを見ると2019年も賑やかになりそうです。
・ブログに書いてくださった方も。
★次回は春分
6年ほど年末年始を中心にゆるやかにひらいてきたこの会ですが、一昨年から公募をはじめ、今年は3ヶ月に一度の暦に合わせるのがいい感じになってきました。
次回は3月の春分の頃にひらく予定です。日程や場所が決まりましたらご案内しますので、知りたい!という方はこちらよりメールアドレスをお知らせください。
★出張開催いたします
団体やグループからオファーいただければ、暦に関わらず、講師料+交通費にて出張開催もいたします。ぜひ呼んでくださいませ。