ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

新月のリストと片付け


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新月に願い事のリストを書き、満月に見直すというワークを一昨年の年末から毎月やっている。最初の3ヵ月はここで「先生」に教わり、それ以降は卒業した仲間たちと新月、満月当日または近い日程に予定を合わせてZoomでやっている。

 

毎回わたしのリストに出てくるのは、「片付け」。

このワークをしている仲間にもこのテーマを挙げてくる人が多い。

 

以前は「片付けられないダメなわたし」がみっともなくて恥ずかしくて、どうにかしたい、という気持ちで書いていた。しかし昨年あれやこれやと片付けに取り組んできて、衣食住や仕事が今の自分にぴったりのものになってきたら、最近は片付けというのは実におもしろいテーマだよなぁと思うようになってきた。

 

そんな話をきょうのリスト書きの時間に仲間に話したら、「それはニーズにもあるからねぇ」という応答。

 

そうだー、住処を整えておくというのは、人間の根源的なニーズから起こっていることなのだ。だから女性特有の何かでもないし、まして役割の範囲でくくるようなものでもないのだ。

 

 

以前このブログでも書いたNVCのニーズのリストの中にあるものでパッと浮かぶのは、

・秩序(Order)

・空間/場/余裕(Space)

・効率(Effectiveness)

 

 

実際に作業をしていくと感じるのは、

・調和(Harmony)

・ニーズを満たす力(Power)

・帰属すること(Belonging)

・つながり(Connection)

・信頼(Trust)

・現実の共有(Shared Reality)

・心身の健やかさ(Well-Being)

・自主性(Autonomy)

・悼む・嘆く(Mourning)

・成長(Growth

・意思疎通(Communication)

...などなど、その他まだまだある。たくさんのニーズが満たせるのだ。

 

 

 

毎月一緒にワークをしている仲間の一人に整理収納アドバイザーがいて、彼女がきょう言っていたことがとってもよかった。

「片付けというのは、見た目に整っているということではなくて、自分が快適で暮らしやすく、何がどこにあるかわかっていること」

「片付けられる人と片付けられない人という人間がいたり上下関係があるのではなく、『物がこのように置かれている』という事象がある」

 

いやはや、ほんとーにそう!

救われる話。

 

 

年末年始に片付け上手な妹の家に泊めてもらって、どういうポリシーやルールで整理収納・掃除されているのか観察したり聞いたり、便利グッズの情報を仕入れ、やる気をむくむくさせて帰ってきた。

 

きのうはさっそく息子に付き合ってもらって、ダイソーニトリ無印良品とはしごして収納用品などを買い、家に帰ってあれこれ作業をしたら、すばらしくぴったりきた。

足りないものは段ボールで自作して、うまくいって気分がいい。

 

 

「気になっているところをそのままにしない!」ということを決めて、実践してみて、ぴったりはまると気持ちがいい。

 

 

所用時間10秒ぐらいのことも多いのに手が出ない、身体が動かないこともある。

でも、「せいこちゃん、やれば気持ちいいよ!」と自分を応援する。

  

 

わたしはわたしが気に入るように、環境や状況を変えていける。

わたしにはその力がある。

物事に片を付けることができる。

頼もしいわたし。

変わっていくわたしが喜ばしい。

 

 

こうなってくると片付けというのはもはや「(めんどうくさい)家事」ではなくて、セルフセラピーになる。

 

そうなるとしめたものよね。

 

うん、忘れないように書いておこう。