ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

東寺展がよかった話


f:id:hitotobi:20190406120504j:image

 

春休み中でのんびりしている息子と、ぶらり東寺展へ出かけた。

toji2019.jp

 

東寺。京都といえば、でパッと浮かぶのが東寺の五重の塔かも。
サスペンスドラマでよく出るやつですね。

 

 

うーん、よかった!!

 

予習せずに行ってしまって、しまったと思ったのだけれど、平成館入ってすぐ右にあるガイダンスルームで、所要時間10分の映像を見れば、趣旨はばっちり掴めるようになっている。さすがトーハク。

 

ちなみにガイダンスルームの先の「日本の考古」の部屋にも、いろいろ、無造作に、大量に展示してあってすごい。さすがトーハク。


f:id:hitotobi:20190406105158j:image

f:id:hitotobi:20190406105218j:image

f:id:hitotobi:20190406105246j:image

 

東寺の役割とは、密教とは、空海とは、などなど、とてもよく理解できる構成で、素晴らしかった。

密教ってなんだかよくわかっていなかったのだが、解説ボードの英語のほうを見ると"Esoteic Buddhism"、秘密仏教。仏教のひとつの流れ。「秘密」は、それ自体が仏教の特別な言葉なのらしい。深遠で微妙な知や教で、普通の人間には容易に知り得ないもの。

 

空海はその教えをビジュアル化という方法で、よりズレや間違いのないように、伝えようとした。両会曼荼羅、立体曼荼羅、契印、真言。口伝、口承だけでは伝わらないものを目に見えるようにしたという点が画期的だ。

 

わりと

 

一連の展示を見ていて。

それまでも仏教絵画も仏像もあったけれども、たとえばキリスト教にとってのイコンや聖書のように、明らかな意図と意志を持って、体系化された教義や真理を、より直感的に伝えようとしたしたのは、もしかするとこの国では空海がはじめてだったんだろうか?

 

どこにもそうバシッと書いていなかったので、想像だけれども。

 

2次元の曼荼羅だけではまだ足りない、3次元の仏像や、人間自体により影響を与える建築でもやってみよう、と思ったあたりもすごい。一つひとつがその時代の技術の粋というところにもまた力が込められているように感じる。

 

 

▼ジュニアガイド。とてもわかりやすい。大人にももらえるとありがたいなぁ。。

f:id:hitotobi:20190406105642j:image

 

▼これだけ撮影OKだった。
f:id:hitotobi:20190406105129j:image

 

本日一番の衝撃は、東寺のイントネーションが「冬至」じゃなくて「当時」だったこと。

空海から最澄への直筆書簡とか、これ漫画「阿・吽」ファン垂涎なのかな?「敷物の曼荼羅はとても重要なシーンで出てくるで見られてよかった」と友だちが言ってました。

ふーむ...わたしもそろそろ読もうかな。

  

 

ものすごく詳しいガイドを和楽intoJapanが書いてました。

intojapanwaraku.com

 

 

▼資料集で時代背景などを確認。改元が間近に迫った今は、年号にも関心が向きます。弘仁貞観の時代。
f:id:hitotobi:20190406115038j:image

 

 

いつもわたしに学びのきっかけを与え、促してくれて。
ありがとうトーハク!ありがとう上野公園!

 


f:id:hitotobi:20190406105523j:image

 

f:id:hitotobi:20190406105554j:image