ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

東洋文庫ミュージアムで瞑想した

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前々から行きたかった東洋文庫ミュージアムに行ってきました。

http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php


三菱系の株主優待で招待券が余っているのでどうぞ、と以前いただいていたのをふと思い出し、天気もいいし、自転車をこいで行ってきました。

 

噂には聴いていたけれど、モリソン書庫はほんとうに圧巻でした。

ソファが2席置いてあって、2万4000点の本が収められた棚をゆっくりと鑑賞できるようになっています。ここにいると墓地というか、立体曼荼羅というか、銀河系というか、壮大な時間の流れや宇宙の理みたいなものに思いを馳せてしまいます。

岩崎久彌がモリソンから購入したのが1917年。約100年前。これからの日本のために、迷いなく大金を投じられる個人が(財閥という後ろ盾があったにせよ)、この国にいたということが、今の時代に生きていると、ちょっと信じられない...。

 

いつまでも座っていられる。

 

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写真だとなんのこっちゃなので、ぜひこれは現地で体験していただきたいなぁ。

オーディオガイドはスマホアプリをダウンロードすると無料で聴けるようになっています。

 

 

 

東洋文庫の収集品として、他にも詩経方丈記御成敗式目コーラン、聖書などが展示してあり、たいへん貴重なものを目にしている!とドキドキしました。

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翻訳で苦労した過程がアニメーションにしてあってわかりやすかったです。

インドの歴史と書誌の企画展も、一つひとつ解説が丁寧で、作っている方の人柄が感じられてナイスでした。さっそく山川の世界史の資料集を見ながらインドの歴史をおさらいしています。

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美しい本はやっぱりいいなぁ......。

 


「多様性の中の統一」

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「何かを失ってこそ学ぶものである」

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「知識を求めよ。たとえ遠い中国であろうとも」

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「実践を伴わない学者は蜜のない蜂と同じである」

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近所には青いカバ(本屋さん)もあるし、六義園(柳沢吉保の屋敷)もあるし、一人でぶらりと来てのんびり過ごすのがおすすめです。

 

 

 

そうそう、きょうのハイライトは、杉田玄白らが翻訳した「解体新書」の元の本のタイトルは、「ターヘル・アナトミア」ではなかったことでした。

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