NOとリクエストを考えるシェア会・昼の部が終わりました。とてもよい時間でした。
ご自宅でパンの講座などをなさっている場所、ふみかか亭。
この話をするにあたって、生活の場がいいんじゃないかと思った。人が作って食べて風呂入って寝る。一緒に住んでいる人が熱出したり回復したり、ケンカしたり仲直りしたり、思いやったり思いやれなかったり、泣いたり怒ったりしている場所。地に足のついた営みが日々繰り返されている場所。
庭に咲いていたお花をサッと生けてあしらう。すてき。
同じ谷の住人だけど、それぞれ個性豊か、色とりどりムーミンマグたち。
わたしの話は参加してくださった方のコンテクストによって、実に様々に解釈されていって、「そうかこの話はそういうふうに受け取られるのか」「別の言葉や別の事象から表現するとそうなのか」などがわかり、刺激と学びを得ました。
実際はぜんぜんこの通りに進みませんでしたが、やはりスケジュールをつくることは大切で、つくってあるからその場で調整が可能になるんだよね、ということをライチさんとふりかえりで話しました。
そう、企画、想定大事。やるから想定を超えられる。
対話の場づくりをするわたしたちなので、単に時間が来るまでわたしが自由に話してたのではなく、設計をしました。
前半のトークは「あったこと」
後半のトークは「その後何が起きたか・そこからわかったこと」
と構成しました。
前半の「あったこと」は時系列で、
- 日にち(時期)
- できごと
- 関係者の行動や言動
- わたしの行動とそのとき感じた気持ち
- 支援者の行動や言動
にまとめました。
後半の「その後何が起きたか・そこからわかったこと」では、
- こういうことをするときに、どんな感情や気持ちが生まれるか
- 変えたいことがあるときに、何が良く作用したか、効いたか
- NOを言う、それ以前にあること
- なぜわたしは行動できたか
- その経験を経てわかったこと
- わたしがいつも大切にしていること
- 提案
とし、解釈や総括を加えました。
ただ個人の話を聞くだけでは、表面的な環境や状況、あるいは個人の資質の部分に目が行きがちで、聞き手が自分事として聞きにくいのですが、感情の話を出し惜しみなくすることで共感しやすくなり、さらに時系列で物語ると理解しやすく、自分のことに引き寄せて考えやすくなります。
さらに、解釈や総括を加えることで、個別の物語の中にある個別性と同時に、普遍性も立ち上がってくることになり、これが場の共有知になります。
聞き手が、自分との関連を見出して、取捨選択し、解釈し、その方だけの知恵として、カバンに入れて持って帰れるようなぎゅっとした形のあるものになる。
これこそが、小さいけれど確かな希望。
世界、他者、自己への高まる信頼。
このシェア文化をますます流行らせたい!!
翌日は夜の部。
昼の部で録画したわたしのシェアをYoutubeに限定公開し、Zoomでみんなで観て感想を話し(鑑賞する)、質疑応答するという進行。
どんな動機できてくださるのか、自由に鑑賞して、何を見出してくださるのか。
さてどんなことが起こるのか?!
また書きます。
深刻そうだけど、実際はめっちゃ楽しい。
ランチ。色も美しい。今の体験を美味しいごはん共に、摂り込み栄養を血肉に変え、、ということをしたかった。
なんとなく、一緒に参加してくれていた感のある方。
そして、
きょうの会場をご提供くださり、美味しいランチを出してくださったふみかかさんが、さっそく当日のうちにブログに書いてくださいました。
忙しくてランチのメニューを計画立てて考えられなかったけど、「筋肉で作りました!(笑)」というふみかかさんの言葉からはじまって、この日は「これも筋肉、あれも筋肉があるからできるのか」という話題によく収束したりしていましたが、このブログを書くのもやはり早い!!
これも鍛えているからできるのだなぁ。
ふみかかさんにとっても自宅講座を再スタートする日になったということで、うれしいです。
ふみかかさんちがいいかも!と白羽の矢を立てるライチさんのひらめきもすごい。
ありがとうございました。
以前にもライチさんと組んで、経験をシェアする会をひらいてもらったことがあった。やはり聴いてもらえると作品になり、鑑賞されるものになる。わたしはそれがうれしい。
初夏のある日。最高のお日柄。