ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

ありがとうLaLa!ありがとうCIPHER!(2016年のLaLa展より)

きのうりぼん展に行ったときに、そういえば一昨年ぐらいにLaLa展があったなぁと思い出しました。

ブログの記事にはしていなかったので、遅ればせながら記録しておきます。

 

(2018.8.2)
きのうLaLa原画展に行ってきました。漫画の原画ってこんなに美しいんだってことにまず感動。「次号はなんと巻頭カラー!!」って言われても、あの頃は「あ、そーなんだ。きれいだね、うん」ぐらいにしか思ってなかった。こんなありがたみのあるものだとは

漫画の担当さんいいな…。

成田美奈子先生と清水玲子先生がやっぱわたしの中では、美しいってこれだぁ~!みたいな感覚をゆっさゆっさとされました。

もちろん、懐かしいなオイ!!って気持ちも爆発して、「エイリアン通り」「荒野の天使ども」「Z -ツェット」の前で、うわーぎゃーとか声もれてたけど、隣の人も涙ぐんでたり、友だち同士できゃあきゃあ言ってたりしてて、あーいいよね、こういうのね。姉を連れてきてわぁわぁ言いたかったな。

一番好きだったCIPHERもそうだし、シニカル・ヒステリー・アワーもだし、大島弓子綿の国星とか、なんか80年代のLaLaは、すっごい自由だった。現実世界では、小学校高学年から中学生で、友人関係だの、勉強だの、家庭のごたごただのがキツかったわたしにとって、すごくありがたい存在でした。

あらためて、ありがとう、LaLa。今は「夏目友人帳」しかわかんないけど、これからもがんばってください!

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ということがありまして。


LaLa展にあまりに心揺さぶられたので、成田美名子先生の「CIPHER」を一気読みして、語る会をやったのでした。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

これ、ほんとやってよかったなぁ。

アニスは、それまでの「少女漫画」の枠では見たことがないキャラクターだった。

「アイドル」にきゃあきゃあ言ってる彼女の周りの女の子たちと違って、サイファともシヴァとも、人間として付き合っていたし、自分の考えをもっていて素敵だと思った。

本の学校とあまりにも違う、大人扱いされている感じ。

自分が選択してよいという自由。選択しなければならないというシビアさ。

親子関係の対等さもまぶしかったなぁ。NYという設定も、とにかく何もかもが遠くて眩しくて憧れだった。

 

今も大好きな漫画です。

 

 

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