鑑賞対話ファシリテーターの舟之川聖子です。
今、ごみ問題について調べ物をしていて行き当たったのですが、これとってもわかりやすかったです!
こういうものを読んで対話をはじめると、場に集った人たちの前提が揃いやすくなります。
これを勉強会と呼んでもいいし、読書会と呼んでもいい。
要はなんらかの「目に見える物体」が真ん中にあればいいのです。
あとは、目的、対象者、進め方、場所、時間、、などを設計し、募集し、当日の進行をするファシリテーションの基本技術がつかえれば、場をひらくことができます。(終わったあとに体験をどう扱う、表現するかも大切!)
「よい物体」「作品」は世の中にたくさん出ているから、それを元にはじめればいいのです。何かを新しく作り出さなくてもいい。
テーマ「プラスチックごみ問題を考えよう」のみを真ん中に据えるのは、目に見えないので、どうしても空中戦になるし(具体性に欠ける)、前提が揃わない。知識や体験の多い人の発言量が偏る場になってしまいます。
真ん中に来るものが「正しい(誤りがない)」については、自分が可能な範囲で注意深く、場に適したものかを見る必要はありますが、内容に関して、表現者に変わって全責任を負う必要はありません。
「ここはおかしいのではないか?」「こういう面は考慮されていないのではないか?」などの問いが対話や議論の中で出てくることに価値があります。
そして、真ん中に持ってくるものは、対象者が就活生だろうが大人だろうが、こういうできるだけ噛み砕いた、わかりやすいものを使うのがよいと思います。
会話形式、漫画、物語、図解、スライド、動画、演劇...。
いろんな表現形式がありますよ。
たとえばこういうもの。
毎日小学生新聞(我が家で愛読しています。時事問題もわかりやすいです)
NHK for school の「昔話法廷」(以前これを使った勉強会をひらきました)
TED
ちょうど手元にあるこの資料もわかりやすいです。これを読んで、対話してから大人向けの資料に取り組むと理解も深まります。問いも立ちやすくなります。
そういえば先日ご紹介したこの映画もそうですね!
こうしてみると、この世に素材はいくらでもありますね!
「防災についてある日突然自分の身に起きたら?と自分事として考えてほしい」という思いがあるときに、何か読むもの、観るものを真ん中にもってきて、読んだ人同士、観た人同士が語ることを通して、自分にとってのそのテーマとのつながりが生まれます。
これはただ読む、観る、講演会で話を聞く、以上の効果があります。
わくわくしてきませんか?^^
このような素材をつかって学びや対話の場をつくりたい方、
みんなで政治や社会の課題を考えたいけれど、やり方がわからない方、
やってみているけれどどうもうまくいかなくてアドバイスや伴走がほしい方、
場づくりセッションでお手伝いしますよ!
どうぞお気軽にお問い合わせください。
今後のイベント
▼2019年9月7日(土) 『バグダッド・カフェ』でゆるっと話そう
http://chupki.jpn.org/archives/4691(田端)
▼2019年9月23日(月•祝) 秋分のコラージュの会
https://collageshubun2019.peatix.com/ (国分寺)▼2019年9月28日(土) あのころの《いじめ》と《わたし》に会いに行く読書会 満席
https://coubic.com/uminoie/979560▼2019年10月1日(火) 爽やかな集中感 競技かるた体験会
https://coubic.com/uminoie/174356
鑑賞対話の場づくりコーディネーション・ファシリテーション
・<法人><団体>教育普及、広報宣伝などを担当されている方向け。
・映画、展覧会、書籍、舞台芸術など、鑑賞対話の場づくりのご依頼をお待ちしております。
・鑑賞者同士で話す場、専門家と非専門家が知を交換する場。お互いを尊重し、補完する対等性のある場。知の交流と学びの楽しさを集う人一人ひとりが感じる場です。
・企画・設計・ファシリテーション・集客サポート・レポートを担当します。
・参加者5名から100名程度まで。お問い合わせはこちら
場づくりコンサルティング・個人セッション
・<個人><グループ>
・Zoom または 東京都内で対面
・30分¥5,400、60分 ¥10,800(税込)
・読書会、勉強会、体験ツアーなどのイベントや講座。
・好きなもの・ことを共有する・考える・創る機会づくり
・企画・設計・進行・宣伝のご相談のります。
・募集文の添削やフィードバック、ふりかえりの壁打ち相手にもどうぞ
お問い合わせはこちら
連載中
『場づくりを成功させるための5つの鍵』(寺子屋学)https://terakoyagaku.net/group/bazukuri/