過去の鑑賞記録から。2016年10月___________________________
映画「シーモアさんと、大人の人生入門」を観た。
途中途中、涙がはらはらと流れた。左隣の友人も泣いていた。右隣の人も泣いてた。「泣ける映画です!」とかじゃないんだけど、たぶんそれぞれの理由でこみあげてくるものがある。
わたしはなんだか許された気がした。音楽とか映画とか演技とか、芸術の言葉で、美を愛し究めようとする人々の言葉や存在により。
音楽をそれほど真剣にやっていたわけではない。けれど、ああ、この歳になって、こんなにも親しく愛おしく感じるとは。
わたし、本当はピアノが好きだったのかな。
ピアノの音をずっと聴いていたら小さい頃のことが思い出された。
美に対する感情的反応こそが、人間を人間たらしめている。それはぜったいに奪われてはならないし、人からも奪ってはならない。
DVD出たら買おう。
イーサン・ホーク、あなたいい仕事してるよ!
*追記*
その後、DVDを購入した。作業のBGC(バックグラウンドシネマ)として最適。