ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

《お知らせ》2/8(土) あのころのいじめとわたしに会いにいく読書会

同タイトルで2回ひらいてきた、いじめをテーマにした読書会。
第1回:http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2019/10/04/091730
第2回:http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2019/11/28/173713

 

2/8(土)にもひらくことになりました。
Umiのいえのシリーズとしては、一旦最終回です。
気になっていた方、ご参加お待ちしております。

いじめをされたわたし、
いじめをしたわたし、
いじめを観て楽しんだわたし、いじめを見ないふりをしたわたし...
すべての人に関係がある《いじめ》をテーマにした本を読んで感想を語る読書会です。

 
今回はこちらの本を取り上げます。
萩原浩『サークルゲーム
(『いじめ』をめぐる物語:朝日出版社刊より)

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https://amzn.to/382bhHn(単行本)
https://amzn.to/36QUDup(文庫)
 
物語の世界を旅しながら、あの頃の《わたし》に会いに行ってみませんか?
大人になった今のわたしだからこそわかることや、
物語の感想を通してだからこそ話せることがあるかもしれません。
また、みんなの感想を聴くことから、気づくこと、
日常に持ち帰れることが見つかるかもしれません。
 
当日は、コピーを配布して会の冒頭で読書の時間をとります。
著作権保護のため、コピーは終了後に回収します。
事前に読んでからの参加も歓迎です。
 
挨拶→ 読書の時間→ 感想トーク→ ふりかえりの流れで、
読書会のプロ、鑑賞対話ファシリテーターが進めます。
読書会がはじめてでも安心してご参加ください。

ご参加、お待ちしております。
 
2020年2月8日(土)10:00~12:30
■対 象:いじめのテーマに関心がある方、物語の感想を話し合ってみたい方。
     読書会がはじめての方大歓迎。
     ハイハイ前のお子さんは同伴可。
■参加費:3,800円(税込)
■定 員:6名  *3名以上で開催とさせていただきます!
■会 場:NPO法人Umiのいえ
■アクセス:JR横浜駅から徒歩12分 http://uminoie.org/access/
■キャンセルについて:
 2日前までのキャンセル -->無料   
 前日のキャンセル -->参加費の50%   
 当日のキャンセル-->参加費の100%   
 をお支払いいただきます。

お申し込みはこちらhttps://coubic.com/uminoie/979560


ファシリテーター:舟之川聖子(ふなのかわ・せいこ)
鑑賞対話ファシリテーター。場づくりコンサルタント
芸術や文化を発信する作家や施設、届け手と共に、作品と対話を中心とした新しい鑑賞体験の場をつくることを通して、表現は人間にとって生きる上で不可欠なものであり、希望となることを伝えている。また、読書会のつくり方講座や場づくり講座、コンサルティングサービスを通して、場をつくりたい人のサポートもしている。
・Umiのいえにて『爽やかな集中感 百人一首と競技かるた体験会』を開講中
 https://coubic.com/uminoie/174356
・過去の読書会
 ・『夜と霧』を読む会
 ・『いのちを”つくって”もいいですか?』読書会
 ・『あさきゆめみし』を語る会
 ・『CIPHER』を語る会
 ・大人のための『おしいれのぼうけん』読書会
 ・こくごのじかん読書会『シッダールタ』
 ・そういえばギリシャ神話ってなんだっけ?の会
 ・積読本をひらく読書会、ほか多数
 
HP: https://seikofunanokawa.com/
Blog: http://hitotobi.hatenadiary.jp/
Twitter: https://twitter.com/seikofunanok

 

 

《Umiのいえより》

第3回目の今回でこのシリーズは最終回。
小説を通じて「いじめ」を語り合う。
自分が感じたことを話すのも、
他の人の感じたことを聴くことも、
大変貴重な体験です。

扱うテーマはシビアだけど、
集中して感じ考え話す読書会のスタイルが、本当に面白く深い体験だった!ので、みんなにすすめたい!

📗小説の中に、過去の自分がいるかもしれません。
被害者、加害者、傍観者、教育者、保護者。
一人一人の気持ちを読み解き、
人の弱さと強さ、複雑さを眺めてみよう。

📕そして、私の胸の中に、何が描かれるか。
何かを思い出したり
何かが消化したり、
動くと思います、きっと。

読んでディスカッションする2時間半が、映画のように、心に残ります。

 

《今回の選書のポイント》

●これまで2回ひらいてきた中で生まれた、疑問や課題意識を元に選びました。
・少し前の時代感覚→同時代性(2018年刊)

・リアルの場のいじめ→オンラインで行われるいじめも描いたもの

・男子をいじめるのは男子とは限らない→性別や年齢をさまざまに

・大人にもいじめあるよね?→大人同士のいじめ、ネット炎上なども扱う

・加害行動の原因が家庭環境以外にもありえる→さまざまな原因または不明な状況を見る

●いじめをテーマにした読書会だからこそ、
・どこからがいじめか(なぜいけないか)
・その場でのいじめの起きやすい構造とは
・その立場からできることは何か
・こどもの頃のいじめの体験は大人になってどんな影響を与えるか
などの点について、読みながら、感想を話しながら、考えていける物語を選びました。


●いじめをテーマにした物語というと、凄惨な描写があるものもあり、読み進めるのが辛くなるものもあります。できるだけ読者の不安が少なく、読後に勇気や希望が感じられるような物語を選びました。

 

●今回のテキストは少し長くて40ページほどあります。

人によっては時間内に読み終わらない可能性もあります。
未読のところは、あらすじを補足しながら進めます。
もっと短いものにしようかとも思いましたが、この物語のもつ力を信じてみたいと思いました。

読み終わらなくて心配な方は、図書館で借りて読むなどしてくださってもだいじょうぶです。

 

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対話の進行はもちろん、対話にふさわしい対象(作品や資料や場所)を見つけることも、鑑賞対話ファシリテーターの職能です。

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