ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

「ミイラ "永遠の命"を求めて展」鑑賞記録

息子と国立科学博物館の企画展「ミイラ "永遠の命"を求めて展」に行った。

www.tbs.co.jp

 

金曜日の夜間開館を利用して行って、最初はおもしろく観ていたのだけれども、だんだん怖くなってきて、駆け足で流し見て、最後の写真撮影のブースだけにっこり笑って出てきた。

あちらこちらからの声が反響して

そういえば前にも、古代アンデス文明展に夜間開館で行って、怖い怖いと言いながら見たんだっけ。

怖がりなくせに観に行くし、わざわざ夜に行くし。

なんだか学習しないうちらである。

 

小さい頃はミイラのことを、雑誌「ムー」に出てくるみたいな、世界の神秘やロマン、わくわくするものと捉えていて、特に怖いなども思っていなかった。

 

今になって怖くなってきたのは、

過酷な環境の中で、死んでても殺してでも、生命と対峙し、生きのびようとする人間という種族の根源的で強大なエネルギーを、物体からびしばしと感じてしまうからかもしれかい。

野蛮とか未開とか非人間とか、そういうことではなくて。

自然界や、共同体の内や外に恐ろしいものがあって、その正体がわかっていないとき、こうなる。

しかもそれは、人間はかつてこうしていました、と遠いものとして見られない。

未知のウイルスと対峙している我々としては。

 



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 今回は、「ドイツ・ミイラ・プロジェクト」の研究結果を土台にしているということで、ドイツの博物館などからの出品が多い。

 

 

しかし、

どうしてドイツでミイラの研究が盛んなのだろう?

ということが今は知りたい。

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

www.isan-no-sekai.jp

 

 

この本を読んだら、もっと詳しいことがわかるのかも?

 

常設展、落ち着く…。
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