ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

〈レポート〉5/3 映画『インディペンデントリビング』でゆるっと話そう、ひらきました

シネマ・チュプキ・タバタとコラボの映画対話の場〈ゆるっと話そう〉をオンラインで開催しました!

chupki.jpn.org

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、チュプキさんでも映画上映ができなくなり、〈ゆるっと話そう〉も4月はお休みしていました。

でも5月は、こうしてまた皆さんと映画の感想を話せる!!
うれしくてわくわくしながら当日を迎えました。

4月30日までにオンライン配信で視聴すれば、チュプキさんにも興行収入が入るという、応援してね企画でもありました。

 

 

第11回ゆるっと話そう『インディペンデントリビング』

https://bunbunfilms.com/filmil/

映画館での上映がしづらくなっても、逆風にもめげず、オンライン配信をいち早く決めた新作です。 

障害者が自立生活を選ぶ。この映画で描かれているのは、リスクや責任を負いながら、生きることにチャレンジしている人々の姿。

自由って、自分らしさって、なんだっけ?
自分が生きたい社会や世界って、どんなふうだっけ?

今の「不条理」で「不自由」に覆われた世界を生きるわたしたちに、たくさんのヒントを差し出してくれているようです。(告知文より)

 
f:id:hitotobi:20200512101521j:image

 

7名の方がご参加!満席!

3分前に飛び込んだ方がいらして、満席になりました。このライブ感^^

遠方にお住まいの方、車椅子ユーザーでなかなか都心までは出にくい方も参加してくださったので、この点はオンラインでやってよかったところです。

聴覚障害の方がおられましたが、皆さんが話していることは、チュプキのスタッフさん2名が、UDトークという発言を同時に文字起こしするツールを使って共有し、ご自身の発言はチャットで、というやり方で進めました。

 

こんな話が出ました

・身近に障害をもった人がいる。社会が理解する必要があることと、障害を持った人からも歩み寄る必要があることと、両方あると感じた。そしてそれがこの映画で見ることができた。

・ヘルパーという仕事に興味があった。どんなきっかけでなるのか。どんな人がかかわっているのか。

・子どもが自立したがっているのに母親がなかなかさせない、失敗を心配するという人生にとどまってしまうことは、障害のあるなしに関わらず起こる。

・自立生活センターのスタッフは、親のサポートをしているようでもある。そのシーンがよかった。

・できないと思ってあきらめちゃっているけれど、実はできることたくさんあるかも。

・主体的になることの大切さを実感した。首から下が麻痺している人が、自分がしてほしいことを一つひとつ指示を出していくところは、すごいと思った。タフなことだ。

・「インディペンデントリビング(IL)」は福祉用語としてだけではなく、誰にでも関係ある大事な言葉として、流行らせたい。

・その人が望んでいることをサポートするという姿勢が大切。「その人の目の奥を見る」という表現や感性に驚嘆!

・周りがプロばかりだと、ついついやってあげてしまうし、言わなくても通じてしまうところが、良し悪し。

・時が止まってしまっていたのが、人のかかわりで動いていくところがすごかった。

・自分のやりたいことを諦めずに実現していく人を見て、また周りの人が力をもらっていっていることが感じられた。

・NHKEテレの番組『バリバラ』に出演している方も何人かいたが、彼らのふだんの生活を垣間見たようだった。

・大阪だからなのか?パワーを感じた。

・皆さんと話して、また観たくなった。購入期限があるまでは何度でも観られるのがオンラインの良さ。

・劇場での上映が再開されても、オンラインの〈ゆるっと話そう〉も両方あるといい。今までアクセスしづらかった人が参加できる機会かも。


......などなど、話は尽きず、60分じっくりたっぷり語りました。

 

わたしのふりかえり

・オンラインで話し慣れていない方もいらっしゃるので、参加者の方のアピールにお任せしない。「発言が少ないかな?」という方に話を振る、出た話題を全体に振って問いかける、当事者・側で支援する人・理解する人(アライ的な)などの立場が明確だったので、それぞれの立場からどんな感想を持ったかを質問を出してもう少し明らかにできたらよかった。すべてファシリテーションの基本。

・次回は、少人数で別室(Zoomのブレイクアウトルーム)機能を使って、なるべく話しやすい環境を作れたら。

・アンケートで、休日午前もよかったが、平日夜など時間帯を変えたりするとまた新しく参加できる人も出てくるのでは、というご意見もいただいたので、いろいろ試せたらなと思っています。

・事前申し込み制だと、場であったことのフォローができるし、アンケートもとれるので、これはこれでありがたい。

 

次回の〈ゆるっと話そう〉は、なんとあの話題作!!

近々ご案内します。どうぞお楽しみに!!

 

 

参加者さんの記事をご紹介します。

場で対話できたこともうれしいですし、こうして書いたものを読ませていただけるのも喜びです。(掲載の許可をいただいております)

note.com

 

田中監督、鎌仲プロデューサー、平塚チュプキ代表のトークライブ

4/29に配信された作品をめぐるトークライブです。こちらでアーカイブが観られます。映画を観る前に・観た後にぜひ!

 

こちらの本もおすすめです

3月の『37セカンズ』でゆるっと話そうの準備のために読んだ本です。

 

 

 

鑑賞対話会をひらいて、作品や施設やコミュニティのファンを増やしませんか?

ファシリテーターへのお仕事依頼、お問い合わせはこちらまで!

seikofunanokawa.com