ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

サウザンブックス(Thousands of Books)の本

サウザンブックスの本が届きました! 

クラウドファンディングを活用して世界の本を翻訳出版している会社です。

コンセプト> http://thousandsofbooks.jp/concept/

 

今回届いたのはこちらの『ジュリアンはマーメイド』


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http://thousandsofbooks.jp/project/julian/
表情豊かな美しい絵で描かれた
マーメイドになりたかったぼく、ジュリアンの物語

もうとにかく色が、絵が美しくて、一ページごとにため息をつきながらめくっています。プールで泳いでいるときの水の感触も伝わってきて、やさしくて心地よい世界に身を浸せる。装うって喜び。

著者のJessica LoveのHP>  https://jesslove.format.com/

 

 

サウザンブックスの本が届くのはこれで3冊目です。

1冊目は、『ぼくを燃やす炎』
スペインから異色のヤングアダルトLGBT性的少数者)の苦悩を書く。
http://thousandsofbooks.jp/project/fuego/

ゲイ高校生の恋をセクシャルな部分にも踏み込んで描いた、スペインの作家による作品。ごく普通の高校生の内面をリアルに描いていて、切ない恋心にドキドキしたり、複雑な家庭環境にいる思春期の子に共感したり、理解してサポートしてくれる人の存在に感謝したり、一気に読んでしまった。

この本のクラウドファンディングに友人が関わっていて、熱くプレゼンしていて、詳細を見に行ったら、〈自分の手元に1冊送付+学校図書館に1冊寄贈〉というプランがあったので、すぐにサポートを決めました。
当事者の子や周りにいる子が、図書館で何気なく手にとってくれたらいいなと思って。

その後、公立図書館のヤングアダルトコーナーで見かけたときは、うれしかったなー。

 

2冊目は、『くろはおうさま』
目の見えない男の子、トマスにとっての色の世界を表現した
メキシコ生まれの美しい絵本
http://thousandsofbooks.jp/project/blackbook/

前述の友人が発起人になって出版された本。目の見えない人にとって、世界がどんなふうに見えているのか、共有してもらえる作品。

真っ黒な紙に、銀色の文字、インクのレリーフによるイラスト。
目で見える色は黒だけなのに、目を閉じてレリーフを触ってみると、色がいきいきと感じられる。


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3冊目が、『ジュリアンはマーメイド』で、

 

4冊目は、"The Art of Waiting" 

ちょうど先日クラウドファンディングが成立して、翻訳&出版準備に入っている本。
届くのが楽しみです。
丁寧に編まれた「妊活」当事者たちの声が、改めて家族とは何かを問いかける
http://thousandsofbooks.jp/project/waiting/

 

 

今気になっているのは、こちらの『ビールの魔術師』。
中世のビール醸造の世界へといざなう、ビール醸造を極めた男の数奇な人生
http://thousandsofbooks.jp/project/bierzauberer/

今は飲みませんが、以前夏にドイツのビアガルテンで飲んだビールがすごく美味しかったことを思い出します。16世紀に出された「ビール純粋令」を現在も頑なに守り通しているなど、ドイツのビールにまつわるお話には興味があります。


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「いい本なのに、まだ日本で翻訳出版されていない。ああ、いい本なのになー、誰かやってくれないかなー」と思ったときに、

「じゃああなたが翻訳出版プロジェクトを立ち上げてみたらいいじゃない?」とチャレンジできる。

こんな本の誕生の仕方って、すごく画期的!

 

これからもどんな本がサウザンブックスから出てくるのか、楽しみです。