7/25にひらく「ゆるっと話そう」の準備の一環で、ドキュメンタリー映画『<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』を観てきました。7/14(火)までなのですべりこみ!
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、想像以上に大切に緻密に積み重ねて作られた映画でした。
だからあのように人々が生きていたし、わたしもたくさんのものを受け取ったんですね。(先日観たときの感想>>https://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2020/07/11/170423)
「映画は映像と音しか作れない、あとはお客さんが心の中で作る」ということを片渕監督がおっしゃってましたが、その「お客さんが作れるように」するための作り込みの。でも大切な部分は描ききらずに、余白を十分に残してあって。
ああ、すごいな。。映画ってすごい。
ドキュメンタリー映画にも登場する「水口マネージャー」さんが上映後のトークにいらしていて、映画が「片隅たち」に光を当てる様をリアルに見ました。この方の存在はちょっと説明が難しいけれど、片渕監督の言を借りれば、「物語の世界と現実の世界をつなぐ人」。https://twitter.com/mizuguchisanten
全国にある地元の映画館とそれを愛する人々もたくさん出てくる。
世代をつなぎ、違いをつなぎ、土地をつなぎ。
映画の世界ってこんなにも豊かなんだ、と胸にこみ上げるものがありました。
片隅の声は小さい。
けれども、この世界に無数にある片隅の物語は、必ずだれかの居場所になっている。そしてその物語を愛する人もたくさん。
このドキュメンタリーを観終えて、自分の中のヒロシマに向き合うときが来た、という思いがふと降りてきました。それを中心とした内容ではなかったのですが、真摯なものづくりに刺激されるものがありました。
ちょうど広島平和記念資料館では、10月末までの予定で『広島のすずさん』展を開催しているようです。
★シネマ・チュプキ・タバタでの上映は7月31(金)まで
★2020年7月25日(土)20:00〜 Zoomにて
オンラインでゆるっと話そう『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
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