ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

『日本に植物図鑑が必要だ!―その誕生まで―』展@練馬区立牧野富太郎記念庭園 鑑賞記録

東京外国語大学で仮面展を観てから、練馬区牧野富太郎記念庭園へハシゴした日。

もう少し先の日程で行く予定だったのだけど、天気がよいのでむらむらきて、今日しかない!と行ってきた。

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『牧野日本植物図鑑』出版80周年記念ということで、「日本に植物図鑑が必要だ!―その誕生まで―」という展示を開催中。



子どもの頃に牧野富太郎の伝記を読んで、「植物が好きすぎて好きすぎて学者になって、新種を見つけてはガシガシと命名していったすごい人」としてわたしの中で記憶されている。

高知出身というところまでは覚えていたけれど、20歳くらいで上京して、亡くなるまで70年くらいご自宅は東京にあったということを、今回初めて知った。

旧邸のあったところが記念庭園になっていて、敷地内には牧野さんが実際に使っていた書斎も移築展示されている。



モーレツな人だとは思っていたけれど、
小学校中退したのに、いろんな巡り合わせで東大の研究室に出入りするようになり、助手になり講師になったとか。

植物研究に金かかりすぎて実家の財産食いつぶしちゃったとか。

図鑑出しましょう!となったのに、植物採集に出かけていて執筆が進まないので、研究室の人たちである程度解説を書いて、それを牧野さんに朱入れしてもらう形で原稿化したり(でも朱入れというよりほぼ書き直し)。

熱海や箱根の旅館にカンヅメにして口述筆記で仕上げたとか。

まぁ、いろいろ伝説を残していった人でもある。
『牧野日本植物図鑑』も、企画から校了まで10年かかっている。大変だったんだろうなぁ。
天才ってやはり周りの人を巻き込んでいく力があるってことなのか。巻き込まれて大変だった人もいそうだが。

植物画の原画は版画のように美しかった。どんなペンで書いていたんだろう。
図鑑用の固定フォーマットの中で、どのようにその植物の特徴をとらえながら、全体と細部を正確に見せるか。ものによっては解剖図も載せる。これらを絶妙にレイアウトする。
これは専門技術だろうなぁ。



この施設ではたらいている人たちが、なんとなくみんな仲良く楽しそうで、秋の夕方の光も美しく、よい時間を過ごした。

会期は2020年12月6日まで。

▼予習・復習に

 

 

 

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後日、お墓にお参りした。

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