早稲田の書店NENOiさんで出会った本。冊子、ZINE。
タイトル 『2019年夏 香港民主化デモ 逮捕された記録』
著者 40代日本人男性
ストリートアートとしての落書き、消された落書き"graffiti removal"を求めて世界各地へ出かけ、写真を撮っている人。2019年の民主化デモの最中に香港へ渡り、そこで動いているうちに、突然逮捕されてしまう。
日中英の3ヶ国語で綴られたテキストと、落書きと香港の街並みの写真がおさめられている。
わたしは2017年3月末、息子と香港に行った。当時香港に暮らしていた友人に会うため。
思いかえせばあのとき、そう、ちょうど3月26日だ、行政長官選挙の結果がカフェのテレビで流れていた。
林鄭月娥(キャリー・ラム)。
香港のことは、まだ全然気持ちが整理できていない。
わたしたちが行ってからたった2年で、あの香港がこんなことになってしまって、衝撃と混乱と悲しみがあまりにも大きすぎて、ニュースは追いながらも直視できず、時間が過ぎてしまった。
わたしは天安門事件を知っている。10代の頃であまりよくわかっていなかったけれど、香港のデモ鎮圧を観たときに、フラッシュバックしてきたものがある。
映画『香港画』も12月に公開された。どうにか機会と体調を捉えて観たい。
トレイラーだけでかなりショッキングなので、できたら配信で休み休み観られると助かります。
対岸の火事ではない。
わたしの人生に食い込んでいるもの。
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2020年12月 著書(共著)を出版しました。
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』(三恵社)