ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

東京都美術館開館90周年記念展《木々との対話》鑑賞記録

2016年の鑑賞メモが出てきたので、ここにも記録。 
 
 
ポンピドゥーセンター展に行ったときに、ついでのつもりで観た「木々との対話〜再生をめぐる5つの風景」が思いがけずよかった。
舟越桂さん以外はすべて撮影OK。
 
 
 
 
 
 
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木ならではの加工、表現があり、柔らかみ、時の流れ、音の伝導などを感じる展示だった。
 
切ったら死んでしまうとも言えるし、灰になるまでは呼吸しているから生きているとも言える。木って不思議な存在。
 
一番目を引いたのは、メインビジュアルでもある土屋仁応さんの動物たち。
表情といい、ポーズといい、完璧に「フィギュア」だ。人がグッとくるポイントを掴んでいて非の打ち所がない。
田窪恭治さんの作品は、木と他の素材を組んで板に飾り、金色に塗っただけで途端にイコン的な、祭壇的な荘厳さを醸し出す感じはおもしろい。廃材が命を得る。
須田悦弘さんの、息も止まる繊細な彫刻(これも彫刻!)には時間も忘れて見惚れる。
國安孝昌さんのオブジェは謎すぎて言葉が出ない。住居のようでもあり、要塞のようでもあり。
舟越桂さんの作品をたぶん初めて生で見たのだけど、どうしても「永遠の仔」の内容と結びついてしまう。ひと続きの身体をもつものはおらず、肘から先がない、手首だけが背中に生えている、異常ななで肩、などなど、この世の人ではない感じがする。月に帰るときのかぐや姫ってこんな表情だったのではないか…。なのに血走った乳房が異様にリアルで見入ってしまう。