きょうはクラウドファンディングのご案内です。
とはいっても、私が立ち上げたものではなく、友人の所属している団体が発起人となっています。一昨年、自分が本を出版するときに行ったクラウドファンディングの経験を生かし、協力しています。(その経験についてご興味ある方はこちらの記事をどうぞ)
クラウドファンディングには、段取りや調整などをリードしたり、提案したり、応援の声をかける人が必要です。
内部の人でももちろんできますが、外部に専任者を置いたほうが、うまくいきます。内部の人はクラファンの中身を作ったり、思いを伝えたり、判断したり、クラファンを通じて引き起こされる自分たちの団体やチームの成長になるべく集中したほうがよいのです。
そういったことから今回オファーをいただき、クラウドファンディングの担当をすることになりました。
この先はそのクラウドファンディングの紹介です。
ちょいとだけ長いですが(いつもか)、読んでいただけるとうれしいです。
● ● ●
2022年3月27日(日)まで
「社会的養護のアフターケア」のハンドブックを作り、
全国の支援者と分かち合いたい!
今回のクラファンの発起人は、アフターケア事業全国ネットワークえんじゅです。
「社会的養護のアフターケア」とは?
親や保護者と暮らせない子どもたちを、児童養護施設や里親家庭など公的な制度のもとで育てるのが「社会的養護」ですが、基本的には18歳で、高校卒業と同時に施設や里親のもとを出ることになります。
そこから出た後のケアということでの「アフターケア」です。
難しいのは、相談者の背景は様々、相談内容も様々ということ。(私も話を聞いて少しずつ知っていったのですが)「児童福祉」の制度の枠組みではおさまらない、医療、司法、教育、警察、地域など、さまざまな分野にまたがるケースが多いようです。その人それぞれに必要な支援を都度模索していく、とても地道で、エネルギーの必要な取り組みです。
そこでえんじゅでは、自分たちがやっている活動は何なのか、あらためて振り返り、日頃の現場で考えることや願うこと、現状と課題、寄せられる相談内容と活用できる制度・仕組みを『「社会的養護のアフターケア」のハンドブック』として一冊にまとめました。えんじゅのネットワークの方たちに読んでもらい、つながりをさらに深めていけたらという目的が一つあります。
今回のクラファンで目指すもの
そしてさらに今回のクラファンの目的としているのが、児童養護施設、児童相談所、子ども家庭支援センターなどの子どもたちの育ちを支援する社会的養護の機関です。アフターケアの領域だけではできない、社会的養護の領域だけでもできないことをお互いに手を取り合って進めていけたら。冊子がそのきっかけになればうれしいです。これらの機関にハンドブックを寄贈するための費用を皆さまにサポートしていただけたらありがたいです。
そして、クラウドファンディングにご支援いただくことで、このような動きが社会の中にあるのだということを、福祉に限らず、いろんな方に知っていただきたい。それも今回のクラファンの目的の一つです。
私は、ただ「知る」ということには力があると思う。
知らず知らずのうちに周りを照らしていく力があると思っています。
● ● ●
詳しくはぜひクラウドファンディングのページをご覧ください。
冊子を1冊お届けするリターン以外にも、2冊、10冊お届けするプラン、読書会参加プラン、リターンなしの全力応援プランなど、いろいろご用意しています。
舟之川は冊子の制作にも協力していますので、ぜひ読んでいただきたいです。
2022年3月27日(日)までです。どうぞよろしくお願いします!