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・当時、邸宅はアトリウムまで一般に公開されていて、誰でも入って来ることができたそう。そこに飾られていたフレスコ画が再現展示の中にある。
歓待、見栄、欲望。ここもルネサンスと同じく、嫉妬で発展する社会だったのか。
・ブログによると、上野公園より少し広いぐらいだったそう。そこに人口約1万人が暮らしていたと。なかなかの密? 商店、市場、裁判、投票所、神殿、学校、体育施設、円形劇場。賑やかな都市の様子が見えてくる。
・階層社会だが流動的で、金融で財を成した解放奴隷がいたり、ビジネスで手腕をふるった女性もいたとのこと。(ただし展示内容からすると既婚女性に限る?)人口の1/4が奴隷。主人に気に入れらたり、お金を払えば解放奴隷になれて、市民権を得られるが、主人との関係は残って完全に自由になれたわけではない。解放奴隷の子はそこからも解放されて完全に自由な市民になったとのこと。
・平成館入ってすぐのビデオコーナー。ポンペイには多種多様な浴場がありました、と。冷水、微温、温まで取り揃えて。私たち、『テルマエ・ロマエ』のおかげで、そのあたりにはだいぶ詳しいし、親近感持ってる。漫画ありがたい。
・この頃の
・2021年に新たに発見された「食堂」。ポンペイって古くからある遺跡の観光名所だと思っていたから、まだ発掘途上にあるとは知らなかった。ポンペイもまだ発掘しているし、より厚く灰や土をかぶっていたエルコラーノやソンマ・ベスビアーナも含めると、まだ3/4が埋もれているのだそう。
・ポムポムプリンとのコラボグッズがあったりしたのだが、Pompei……Pompompurin……PPつながりってことなのかな。
関連動画が充実している。さすがNHK主催。
今回の出品元、ナポリ国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)
https://mann-napoli.it/en/home-english/
アレクサンドロス大王のモザイクは修復中。
ツイッターを漁っていたら、2013年に大英博物館で『ポンペイとエルコラーノにおける生と死』展が開催されていた。最近の発見と、以前の発掘調査を介して、一堂に提示される初めての大規模な展覧会とのこと。
さらに"Pompeii Live"というドキュメンタリーも作ったみたい。87分たっぷりポンペイ。こういうのを見てると、今回の展示で来ている品々はごく一部だということがわかる。すごいなー。
*追記2022.5.27
https://www.bbc.com/news/science-environment-61557424
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2020年12月著書(共著)を出版しました。
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』(三恵社)