シネマ・チュプキ・タバタで、映画『春原さんのうた』を観た記録。
舞台挨拶の日に飛び込みで観た。
珍しくまったく予習しなかったのもあり、ほんとうにとらえどころのない映画で、最初は筋を読もうと一生懸命やってたけど、途中でこれは無理だし意味がないと思い、見たいものを見ることにした。
とても大きな喪失を抱えた人だということはわかった。
マスクがふつうに日常に入り込んでいる映画を見て、不思議だった。後々になって、「ああ、この映画はみんながマスクをしているから2019年から2022年あたりに作られた作品なんだね」とか言うようになるのかな、など思った。
短歌の31文字前後の世界を2時間に広げても、ちゃんと短歌の世界になっているのがすごかった。
理解ではなく、没入? ただただ気持ちよくて、ザワザワした気持ちがすうっと収まり、呼吸もゆったりとしていった。今の時期、ほんとうにありがたかった。
……ということを舞台挨拶タイムに発言したら、あとで「よかったら、感想話しませんか」と声をかけてくれた人がいて、歩きながらひとしきり話した。(なんであの方、私が感想話し好きとわかったんだろう!)
撮影が、『偶然と想像』の飯岡幸子さんだと教えてもらって納得した。最初は何が写ってるのかわからない、だんだんわかってくる感じとか、見たいのにチラ見せしかしてくれないとか。
わたしは話の都合で下の名前だけ言い、先方の名は聞かずに別れた。春の夜の夢のようでよかった。
せっかくの舞台挨拶付きの回だったのに、あまり映画の背景や制作について知りたい気持ちにならず、ボーッと聞いていただけだった。ごめんなさい。
そのわりにちゃっかり写真を撮らせてもらうのとか、やらしいなあ、わたし。
荒木知佳さんは、身体と役作りの話をしてくださったのがおもしろかった。沙知はこういう姿勢だろうとか。
新部聖子さんは、せいこさんではなく、みなこさんと読むらしい。それはなんというか、ご苦労が多そうですね、訂正して回る手間を考えると。
確かこの映画のことは、「ホントのコイズミさん」で小泉今日子さんと東直子さんが話しておられた。
春原さんの短歌が収められた、東直子さんの『春原さんのリコーダー』(筑摩書房, 2019年)
チュプキのスタッフさんの解説、よい。
是非とも、観てほしい。。。切実に。。。
— Cinema Chupki(チュプキ) (@cinemachupki) 2022年3月18日
人の優しさに、そして人を想う自分の優しさに触れていくような映画です。
以下 #画像説明文付き です。
舞台挨拶の記録もしてくださっている!
#春原さんのうた
— Cinema Chupki(チュプキ) (@cinemachupki) 2022年3月22日
先日の #荒木知佳 さん& #新部聖子 さんトークでは、撮影の裏話をお二人に楽しく!本当に楽しそうにお話いただきました🌸
すこ〜しだけ、先日の良いお話を投稿させてください!!
以下、#画像説明文付き です👇 pic.twitter.com/sBQiGuV2Ry
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