演劇博物館の展示を見に早稲田に行ったついでに、久しぶりに王子まで乗ってみた。だいたい全路線の半分ぐらいにあたる。
1両編成、前乗り後ろ降り。「降ります」ボタン。コトンコトンという音、いいねえ。
東京に路面電車が走っていることを知らない人もいるかな。
路面電車といいつつ、ほとんどは専用軌道を通っていくので、路面感は少ないかもしれない。沿線は基本住宅街を通っていくから、鎌倉の江ノ電や、大津の京阪電車石坂線のような長閑さもあるが、突然ビルが見えたり、大きな幹線道路に接したりと、短い距離の中でも次々に風景が変わっていく、いかにも東京らしい街並みを味わえるのがおすすめ。
たぶんこのあたりのおもしろさが、侯孝賢監督作品『珈琲時光』にも表れていた。主人公は荒川線沿線に住んでいるという設定。
昔は都電はたくさん走っていたそう。車が増えたり他の交通網が発達して大量輸送になったから廃止されたのだろうとおもうけれど、どうして荒川線だけが残ったんだろう。
……という疑問にすぐ答えてくれた動画があった。なるほど。
のんびりお散歩したい方へ。
都バスで都内を巡るのも楽しいです。
バス旅している人も多そうだな。こういう本もいっぱい出てる。
さすがにここまではやんないけどおもろい。
おまけ。
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共著書『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』(三恵社, 2020年)