ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

一条ゆかり展がよかった話

根津の弥生美術館で開催中の、一条ゆかり展に行ってきました。

 

最高でした。もう胸いっぱいでよくわからない。

 

50年前から、こんなに先進的で先鋭的な感覚を持って、闘ってらっしゃったんだなと、震えた。

表現者たること、その覚悟、生き様を展示から見せていただきました。

 

先日のリブトビのトークライブで、「大きな決断をしたときに、これやったら友だちゼロ人になるかもしれない。でもゼロ人になってもいい、今これをやらないとわたしが死ぬから、生きるほうをとった」という話をしたことを思い出しました。

 

あの続きは、結果的に友だちゼロ人にはならなかった。

それどころか、ふえた。

深まりだったり、見えてなかった関係が浮いてきたり、新たに出会う、などさまざまな形で。

 

 

 

「人間の深さってね、もっともっとあるのよ」と漫画を通して教わってきたんだな。

子どもの頃に洗礼を受けていてほんとうによかったです。

 

懐かしい、だけじゃなかった。

物凄い画力、だけじゃなかった。

 

観たあとに友人と興奮するままにたくさん話して、濃い時間を過ごしました。幸せ。

 

読んでない作品もこの機会にまとめて読もう。

行き詰まっていることのヒントが隠されているような気がしてなりません。

 

 

作品保護のため、カラー原画は2回入れ替えがあるそうです。

 

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