ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

展示

物語の庭 深井隆展@板橋区立美術館 鑑賞記録

板橋区立美術館で開催中の深井隆展に行ってきた。 https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4000017/4000024.html 感染症流行の時期に、それでもどうしても美術館に行きたくて、練馬区立美術館の津田青楓展に続いて訪れたところ。 深井隆は、…

『津田清楓展』@練馬区立美術館 鑑賞記録

津田青楓展に行ってきた。 青楓は"せいふう"と読む。 ▼練馬区立美術館の公式HP 生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和 | 展覧会 | 練馬区立美術館 ▼美術手帖の記事 bijutsutecho.com とてもよかった。津田青楓、なんという縦横無尽な人な…

書籍『OSAMU'S AtoZ 原田治の仕事』

先週末、公園に行ったら人出が戻っているようでした。 感染症が流行しているけれども、春めいてきたら外に出たくなるのが生き物。 予防はできる限りするけれど、備えているけれども、生き物としてわきあがってくる衝動を切り捨てたくない。 とはいえ、まだま…

2020年・秋、東京ステーションギャラリーの大津絵展が楽しみ!

2020年の秋、東京ステーションギャラリーで大津絵の企画展があるそうです。 もうひとつの江戸絵画 大津絵(仮称)会期:2020年9月19日(土)-11月8日(日) www.ejrcf.or.jp うぉ!これはうれしい!! 大津絵って何?という向きには、web和楽のこの記事で予…

「ミイラ "永遠の命"を求めて展」鑑賞記録

息子と国立科学博物館の企画展「ミイラ "永遠の命"を求めて展」に行った。 www.tbs.co.jp 金曜日の夜間開館を利用して行って、最初はおもしろく観ていたのだけれども、だんだん怖くなってきて、駆け足で流し見て、最後の写真撮影のブースだけにっこり笑って…

今すぐプラドで実物を観たくなる、映画『プラド美術館 驚異のコレクション』鑑賞記録

*個人の感想ですが、鑑賞行動に影響を与えると思います。公開前ということもあるので、左右されたくない方は、読まずに、またはいつでも途中で退出してくださいませ* 試写状をいただいて観てきました、『プラド美術館 驚異のコレクション』 2020年4月10日…

ものいう仕口展@LIXILギャラリー銀座 鑑賞記録

京橋に行く用事があり、そういえばLIXILギャラリーで建築部材に関する展示をやってたっけ、と思い出して寄ってみた。 ものいう仕口 www.livingculture.lixil 「仕口」とは、柱と梁のような方向の異なる部材をつなぎあわせる工法とその部分のことで、日本の伝…

10年の美術館とわたしの軌跡〜『画家が見たこども展』@三菱一号館美術館 鑑賞記録

三菱一号館美術館で開催中の『画家が見たこども展』に行ってきました。 mimt.jp 三菱一号館美術館のサポーター鑑賞日を利用しました。 https://mimt.jp/mss/ サポーターというのは、いわゆる年間パスポート。何回鑑賞しても定額なのと、いろいろ特典がありま…

水族館とミュージアム〜沼津港深海水族館 鑑賞記録

競技かるたの静岡大会に出場したついでに、水族館に寄ってきた。遠征はあまりしないポリシーなのだけど、静岡の中でも沼津市は比較的東京に近く、日帰りが可能だったので、行ってみた。 あっという間に初戦で敗退して、午前中には沼津駅に戻ってきたので、見…

約束の25年〜『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』展 @東京都現代美術館 鑑賞記録

『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』展に行ってきた。 mina-tsuzuku.jp 行く前に、1月4日の朝日新聞の切り抜きを読み、 予習がてら友人が送ってくれたページをサッと読んだ。 www.asahi.com わたしはミナ ペルホネンの服を持っていない。 持っていて、大好き…

分解された浮世絵世界〜肉筆浮世絵名品展@太田記念展美術館 鑑賞記録

太田記念美術館の肉筆浮世絵名品展に、最終日、滑り込みで行ってきました。 開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展 ―歌麿・北斎・応為 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art 太田記念美術館 (@ukiyoeota) | Twitter 経緯 今年は太田記…

そういえは日本書紀ってなんだっけ?〜出雲と大和展@東京国立博物館 鑑賞記録

東京国立博物館の夜間開館で、〈出雲と大和〉展に行ってきた。 izumo-yamato2020.jp twitter.com 行くことにした経緯 このチラシを見たときに、学生時代の友人が松江出身で、出雲の話をよくしていたのを思い出しました。「昔の出雲大社は巨大だった。神殿は…

やばさの出元を知る〜早稲田大学坪内博士記念演劇博物館を鑑賞する(人形劇、やばい!、コドモノミライ・現代演劇とこどもたち)

暮れもおし迫った12月のある日、 早稲田大学の演劇博物館に行ってきた。 正式な名称は、 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 http://www.waseda.jp/enpaku/ 東京に引っ越してきた20年前からずっと行きたいと思っていたところ。 もちろん距離的にはいつでも来…

日本画の大ボス〜横山大観記念館を鑑賞する

横山大観記念館に行ってきた。 美術館に足を運んでいると、なにかと登場してくる日本画の重鎮、大ボス的存在だが、どのような経歴を持ち、どのような画業の変遷があったのか、あまりよく知らない。 2018年に生誕150周年記念の大回顧展があったのだが、見逃し…

時代が彼女を必要とした〜サラ・ベルナールの世界展@松濤美術館 鑑賞記録

サラ・ベルナールの世界展に行ってきた。松濤美術館 https://shoto-museum.jp/exhibitions/186sara/ 展覧会に寄せるわたしの期待 松濤美術館の『サラ・ベルナールの世界展』は1月末まで! - ひととび〜人と美の表現活動研究室 全体的な感想。 フランスの舞台…

偏執と静謐と〜ハマスホイとデンマーク絵画展@東京都美術館 鑑賞記録

ハマスホイとデンマーク絵画展に行ってきた。 artexhibition.jp twitter.com きょうの東京は都心でも雪予報が出ていて、降るか降らないかとどきどきしていたが、結局わたしが表を歩いていた時間は降らなかった。 一日中冷たい雨。美術館は人もまばら。ハマス…

個人美術館の愉しみ

個人美術館とは 画家や芸術家個人をフィーチャーした美術館。 所縁のある土地に建っていて、邸宅を改装しているものも多い。 20代の半ばごろに友人が個人美術館の良さをアピールしてくれたおかげで、自分の暮らすまちや旅先で、個人美術館を訪ねるのが楽しみ…

アール・デコの造本芸術展@日比谷図書館 〜芸術と本のゆくえ

暮れの迫る小雨の降る寒い中、日比谷図書文化館で開催中の『鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界』展に行ってきました。 ▼日比谷図書文化館公式ホームページ www.library.chiyoda.tokyo.jp ▼きれいな写真がたくさん載っているので、…

手が記憶している本

友人に誘われてNADiffに書肆サイコロのサイトヲヒデユキさんの装幀のお仕事を見に行った。 お仕事といっても、携わった本が販売・展示されている小さな小さなコーナーがある、という感じ。 一般に流通している単行本から、限定の手製本である詩集やご自身の…

中島敦展@神奈川近代文学館〜今ひとたびの山月記

11月下旬、神奈川近代文学館に中島敦展を見に行ってきた。少し前に樋口一葉記念館に行った時にチラシを見て知って(チラシありがたい!)、むりやり予定を調整して、どうにか会期終了の2日前にすべりこんだ。 www.kanabun.or.jp ほんとうに、とてもよい展覧…

ひだ〜機能性とエレガンス展 @文化学園服飾博物館 〜トライバルとディテールの魅力

文化学園服飾博物館の展示『ひだ〜機能性とエレガンス』を観てきた。 https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/exhibition2849/ 観に行ったのには流れがある。 11月に杉村学園衣裳博物館で「ブルガリアとルーマニアの民族衣装」展を観に行って感想を配信した…

松濤美術館の『サラ・ベルナールの世界展』は1月末まで!

松濤美術館の『サラ・ベルナールの世界展』は今月末までだよ!のお知らせ。 美術館公式>サラ・ベルナールの世界展|松濤美術館 美術手帖記事>ミュシャもラリックも見出した。「サラ・ベルナールの世界展」松濤美術館で開幕|美術手帖 特に映画『ディリリと…

アサヒビール大山崎山荘美術館と清宮質文展

年明け、京都のアサヒビール大山崎山荘美術館に行ってきた。 この美術館の評判は何人もの友人から聞いていて、ずっと訪問の機会を待っていたところだった。ちょうど東京で見かけた清宮質文(せいみや・なおぶみ)展のチラシになにやら強く心をつかまれ、帰省…

奈良・平安・令和〜平安宮廷スポーツスタジアム

ツイッターで 東京国際フォーラムのロビーで何やらすごい展示をやっている、平安時代の装束が見られて、写真撮り放題、ぜったい行くべし! ...という投稿を目にしてすぐに行ってきた。 J-CULTURE FESTという、東京国際フォーラムが主催するイベントの一環。 …

田端文士村記念館で芥川龍之介に再会する

去年から鑑賞対話の場「ゆるっと話そう」もあって、シネマ・チュプキ・タバタに通うようになって、田端に急にご縁ができた。 駅前のコメダ珈琲に寄ったとき、同じビルの1階に田端文士村記念館という施設があるのに気づいた。北区の博物館のようだ。 いつか訪…

ラウル・デュフィ展の鑑賞記録〜海、花、テキスタイル!

パナソニック汐留美術館で開催のラウル・デュフィ展に行ってきました。 https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/191005/ 関連記事 bijutsutecho.com bluediary2.jugem.jp 最終日の16時に到着。開館時刻は18時まで、というなかなかの駆け込みっぷり…

カルティエ、時の結晶展、美にふれること

カルティエ展、行ってきました! 観に行く前の経緯や予習について二本書きました。 hitotobi.hatenadiary.jp hitotobi.hatenadiary.jp 観に行った感想をこちらで話しました。ぜひ聞いてみてください。 note.com そういえば、2015年の今ごろに行った杉本博司…

書籍『都会で着こなす世界の民族衣装』

先日noteでこんな話を配信しました。(しゃべってます) note.com なんと、配信したらやっぱり展開した!これぞ学びの真骨頂。 こんな本のことがTwitterで流れてきたのです。 民族衣装好きとしてはこれは...!と飛びつき、さっそく取り寄せて読んでみました…

「20世紀美術史の基礎知識」から次の関心へ

11月30日、国際子ども図書館の講演会に行ってきました。 「20世紀美術史の基礎知識」https://www.kodomo.go.jp/event/event/event2019-16.html 国際子ども図書館で開催中の『絵本に見るアートの100年 -ダダからニュー・ペインティングまで』という展示会の開…

世界のブックデザイン@印刷博物館(2013年)

鑑賞の記録として。過去に書いたものから。2013年11月。 ---- 世界のブックデザイン@印刷博物館に行ってきました。 印刷博物館:P&Pギャラリー > 世界のブックデザイン2012-13 開催初日に行ったのは、初めて。さすがに並べ立てで、本がきれいです。日本、ド…