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小宮信夫著『写真でわかる世界の防犯』の読書記録。 この本を知ったのは、Radio Dialogueという番組で、ゲストの小川たまかさんが小宮信夫さんの「犯罪機会論」をチラッと紹介されていたことがきっかけ。 youtu.be 物理的、心理的に犯罪をしにくい環境をつく…
わたくしつまりNobody賞、受賞の2冊を読んだ記録。 『海をあげる』上間陽子/著(筑摩書房, 2020年) 『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹/著(柏書房, 2021年) 今を生きている私の尊厳を守る。 抗う。 無遠慮に踏み越えようとする力に対して、「ここに…
4月2日(土)21:00-22:30Youtubeライブ配信(事前申込み制) ラーンネット・グローバルスクールの青木芳恵さんをお迎えし、5, 6年生との授業の中で得た学びについて、きみトリ著者3人と対談します。//////////////////////////この時代を生きる人間同士の学…
お手伝いしているクラウドファンディングのゲストに、リヴオン代表・尾角光美さんをお招きしたので、事前に著書を読み返した。 尾角さん……いつもはてるみんと呼んでいる……の言葉、ひと言ひと言がそっと置かれた手のように温かい。 死別、離別、いろんな別れ…
昨年映画の仕事を通じて仲良くなった方と、その方が紹介してくれた同じ職場の方と3人で、映画のゼミみたいなことをやっている。 2〜3週間に1回のペースで、課題映画を決めて期日までに観ておいて、1時間〜1時間半、私がゆる〜くファシリをしながら感想を話す…
『公務員という仕事』村木厚子/著(筑摩書房, 2020年)を読んだ記録 来月、小学校で仕事について授業するので、リサーチのために読んだ。公務員の仕事について、ここまで本質をついた説明は見たことがなかったかもしれない。実際に動いていた実感からの言葉…
一昨年あたりから、明治〜大正〜昭和の作家の記念館や展示によく出かけています。樋口一葉、泉鏡花、芥川龍之介、森鷗外、夏目漱石、小泉八雲、竹久夢二、江戸川乱歩......。 作家を調べていると、同時に小村雪岱や津田青楓などの装丁家にも出会うようになっ…
門松やしめ飾りが売り出される年の瀬に、しめ飾りの展示を観てきた。最終日ギリギリの駆け込み。 www.setagaya-ldc.net しめかざりを探して訪ね歩いている方がいるというのは、以前、この本で見て知っていた。 『しめかざり—新年の願いを結ぶかたち』森須磨…
『サード・キッチン』という小説の読書会のために調べた本。これも場づくり。準備の一環です。レポートに本の紹介も含めると長くなってしまうので、別記事にしました。読書会のレポートはこちら。 hitotobi.hatenadiary.jp 白尾悠さん著書。『サード・キッチ…
12月はやはり第九。 コンサートホールでの第九に行き始めて3年目 1年目。 hitotobi.hatenadiary.jp 2年目。 hitotobi.hatenadiary.jp そして3年目。 今年はどうしようかなぁ、やはり自粛したほうがいいのだろうか、無理してまで行くことはないか、など迷って…
齋藤陽道 写真展『絶対』を観てきた。 https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0401.html 齋藤さんが主演のドキュメンタリー映画『うたのはじまり』を観て、こんな感想を書いた。 hitotobi.hatenadiary.jp 映画…
息子とアニメーション映画「千と千尋の神隠し」を観てきた。 最近漫画版『風の谷のナウシカ』を語る会をひらいて、宮崎駿の作品づくりについてあれこれ話題にしたこともあり、タイムリーなリバイバル上映。 www.ghibli.jp わたしはこの作品、映画館で観るの…
今の状況で文化的なものに直に触れようとしたとき、わたしにあるのは本だ。本だけではないが、もっとも身近にあり、入ることを閉ざされていない館だ。 扉を開き続けてくれているまちの書店に感謝。 先日立ち寄ったときに村上春樹の新刊が出ていたので、迷わ…
先日、朗読のワークショップに出た。 朗読というか、朗読劇というか、演劇というか......なんだか不思議な時間だった。 演劇を学びはじめた友人がつないでくれた場で、先生は俳優であり演出家であり、とある演劇手法の講師の方。 たぶんふつうにレッスンを受…
★5/3(日)は、オンラインで〈ゆるっと話そう〉!! シネマ・チュプキ・タバタさんとコラボの映画対話の場、〈ゆるっと話そう〉をオンラインZoomで開催することになりました!!! やったー!!!また皆さんと映画の感想を話せるのがうれしいです!!! 3月の…
映画『ダンシングホームレス』を観た。 https://thedancinghomeless.com/ tHe dancing Homeless 大文字のHが肝心。 新人Hソケリッサ!には個人的にずいぶんお世話になった。 映画についての感想を出す前に、これまでの思いを一旦置きたくなった。 note.com …
シネマ・チュプキ・タバタで『37セカンズ』という映画の感想シェアの場をひらくのに合わせて読んだ本。劇場で参考書籍として販売されていた。 『わたしが障害者じゃなくなる日〜難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた』 第一感想としては…
先週末、公園に行ったら人出が戻っているようでした。 感染症が流行しているけれども、春めいてきたら外に出たくなるのが生き物。 予防はできる限りするけれど、備えているけれども、生き物としてわきあがってくる衝動を切り捨てたくない。 とはいえ、まだま…
わたしがフェミニズムにはじめて出会ったのがこの2冊だった。 斎藤美奈子著 『妊娠小説』(1997) 『紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』 (2001) どちらも高校生か大学生のときに、友人から勧められたものだ。 読んで仰天した。 言われてみれば。 …
息子と国立科学博物館の企画展「ミイラ "永遠の命"を求めて展」に行った。 www.tbs.co.jp 金曜日の夜間開館を利用して行って、最初はおもしろく観ていたのだけれども、だんだん怖くなってきて、駆け足で流し見て、最後の写真撮影のブースだけにっこり笑って…
映画のあとに観た人同士が対話する「ゆるっと話そう」という場をひらかせていただいている、シネマ・チュプキ・タバタ。 その代表をつとめる平塚千穂子さんのご著書、『夢のユニバーサルシアター』を先月ようやく読み終えました。 少し読んでは胸がいっぱい…
書籍『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』にまつわる過去の記録。 2015年1月31日_______ 友だちと映画「何を怖れる?」を観てきた。 ウーマン・リブ世代の女たちのあの時と今を追うドキュメンタリー。鑑賞後は、ランチしながら感想を話しあう。 生き様…
人生の謎がするすると解けていった衝撃の一冊。 因果関係で成り立つこの世界と、同時並行で進んでいる目に見えないもうひとつの世界との係わりを、村上春樹の作品を引き合いにしながら丁寧に言語化している。 村上春樹の解説本ではなく、あくまで思春期を読…
昨年11月、上智大学でひらかれた「ソフィアシンポジウム」に参加した。 ソフィアシンポジウム「性暴力をなくすために男性ができること:男性の立場と心理を日米の心理学研究・臨床現場から考える」(上智大学) |国立女性教育会館 「男性ができること」とい…
11月下旬、神奈川近代文学館に中島敦展を見に行ってきた。少し前に樋口一葉記念館に行った時にチラシを見て知って(チラシありがたい!)、むりやり予定を調整して、どうにか会期終了の2日前にすべりこんだ。 www.kanabun.or.jp ほんとうに、とてもよい展覧…
文化学園服飾博物館の展示『ひだ〜機能性とエレガンス』を観てきた。 https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/exhibition2849/ 観に行ったのには流れがある。 11月に杉村学園衣裳博物館で「ブルガリアとルーマニアの民族衣装」展を観に行って感想を配信した…
去年から鑑賞対話の場「ゆるっと話そう」もあって、シネマ・チュプキ・タバタに通うようになって、田端に急にご縁ができた。 駅前のコメダ珈琲に寄ったとき、同じビルの1階に田端文士村記念館という施設があるのに気づいた。北区の博物館のようだ。 いつか訪…
10月に「子どもの宿題にまつわる私のモヤモヤを語ろう」という場に参加した。 参加しておいてよかった。 そうしみじみと感じたこの2ヵ月だった。 どんな場だったのかは、主催のすわれいこさんが丁寧なレポートを起こしてくださっているので、ぜひお読みいた…
別の調べもののために図書館に行ったときに、こんな本を見つけました。 著者は、大阪教育大学で教鞭をとっておられる、臼井智美さん。学校経営学、外国人児童生徒教育、教師教育学を専門にされてきた方とのこと。 今年、日本語の指導が必要なのに支援を受け…
先日noteでこんな話を配信しました。(しゃべってます) note.com なんと、配信したらやっぱり展開した!これぞ学びの真骨頂。 こんな本のことがTwitterで流れてきたのです。 民族衣装好きとしてはこれは...!と飛びつき、さっそく取り寄せて読んでみました…