ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

書籍『わたしが障害者じゃなくなる日』

シネマ・チュプキ・タバタで『37セカンズ』という映画の感想シェアの場をひらくのに合わせて読んだ本。劇場で参考書籍として販売されていた。 『わたしが障害者じゃなくなる日〜難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた』 第一感想としては…

書籍『OSAMU'S AtoZ 原田治の仕事』

先週末、公園に行ったら人出が戻っているようでした。 感染症が流行しているけれども、春めいてきたら外に出たくなるのが生き物。 予防はできる限りするけれど、備えているけれども、生き物としてわきあがってくる衝動を切り捨てたくない。 とはいえ、まだま…

書籍『妊娠小説』『紅一点論』

わたしがフェミニズムにはじめて出会ったのがこの2冊だった。 斎藤美奈子著 『妊娠小説』(1997) 『紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』 (2001) どちらも高校生か大学生のときに、友人から勧められたものだ。 読んで仰天した。 言われてみれば。 …

「ミイラ "永遠の命"を求めて展」鑑賞記録

息子と国立科学博物館の企画展「ミイラ "永遠の命"を求めて展」に行った。 www.tbs.co.jp 金曜日の夜間開館を利用して行って、最初はおもしろく観ていたのだけれども、だんだん怖くなってきて、駆け足で流し見て、最後の写真撮影のブースだけにっこり笑って…

『夢のユニバーサルシアター』とシネマ・チュプキ・タバタとわたし

映画のあとに観た人同士が対話する「ゆるっと話そう」という場をひらかせていただいている、シネマ・チュプキ・タバタ。 その代表をつとめる平塚千穂子さんのご著書、『夢のユニバーサルシアター』を先月ようやく読み終えました。 少し読んでは胸がいっぱい…

映画『何を怖れる』と本とその後 

書籍『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』にまつわる過去の記録。 2015年1月31日_______ 友だちと映画「何を怖れる?」を観てきた。 ウーマン・リブ世代の女たちのあの時と今を追うドキュメンタリー。鑑賞後は、ランチしながら感想を話しあう。 生き様…

書籍『思春期をめぐる冒険 -心理療法と村上春樹の世界』

人生の謎がするすると解けていった衝撃の一冊。 因果関係で成り立つこの世界と、同時並行で進んでいる目に見えないもうひとつの世界との係わりを、村上春樹の作品を引き合いにしながら丁寧に言語化している。 村上春樹の解説本ではなく、あくまで思春期を読…

ソフィアシンポジウム「性暴力をなくすために男性ができること」参加記録

昨年11月、上智大学でひらかれた「ソフィアシンポジウム」に参加した。 ソフィアシンポジウム「性暴力をなくすために男性ができること:男性の立場と心理を日米の心理学研究・臨床現場から考える」(上智大学) |国立女性教育会館 「男性ができること」とい…

中島敦展@神奈川近代文学館〜今ひとたびの山月記

11月下旬、神奈川近代文学館に中島敦展を見に行ってきた。少し前に樋口一葉記念館に行った時にチラシを見て知って(チラシありがたい!)、むりやり予定を調整して、どうにか会期終了の2日前にすべりこんだ。 www.kanabun.or.jp ほんとうに、とてもよい展覧…

ひだ〜機能性とエレガンス展 @文化学園服飾博物館 〜トライバルとディテールの魅力

文化学園服飾博物館の展示『ひだ〜機能性とエレガンス』を観てきた。 https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/exhibition2849/ 観に行ったのには流れがある。 11月に杉村学園衣裳博物館で「ブルガリアとルーマニアの民族衣装」展を観に行って感想を配信した…

田端文士村記念館で芥川龍之介に再会する

去年から鑑賞対話の場「ゆるっと話そう」もあって、シネマ・チュプキ・タバタに通うようになって、田端に急にご縁ができた。 駅前のコメダ珈琲に寄ったとき、同じビルの1階に田端文士村記念館という施設があるのに気づいた。北区の博物館のようだ。 いつか訪…

子どもの宿題にまつわる「私の」モヤモヤを安全に語る

10月に「子どもの宿題にまつわる私のモヤモヤを語ろう」という場に参加した。 参加しておいてよかった。 そうしみじみと感じたこの2ヵ月だった。 どんな場だったのかは、主催のすわれいこさんが丁寧なレポートを起こしてくださっているので、ぜひお読みいた…

書籍『学級担任のための外国人児童生徒サポートマニュアル』

別の調べもののために図書館に行ったときに、こんな本を見つけました。 著者は、大阪教育大学で教鞭をとっておられる、臼井智美さん。学校経営学、外国人児童生徒教育、教師教育学を専門にされてきた方とのこと。 今年、日本語の指導が必要なのに支援を受け…

書籍『都会で着こなす世界の民族衣装』

先日noteでこんな話を配信しました。(しゃべってます) note.com なんと、配信したらやっぱり展開した!これぞ学びの真骨頂。 こんな本のことがTwitterで流れてきたのです。 民族衣装好きとしてはこれは...!と飛びつき、さっそく取り寄せて読んでみました…

Face to Face

過去の記録から。2017年11月 ________________________ 東京都美術館×東京藝術大学の協働プロジェクト『とびらプロジェクト』のオープンレクチャーに行ってきた。 こちらのページにPDFとムービーで当日の様子が見られます。すごい! tobira-project.info わ…

深呼吸が教えてくれること

先日、友人のまゆみさんがひらいている深呼吸のワークショップに参加した。 mayuminaba.hatenablog.com すごくよかった。参加してよかった。 わたしはいろいろ疑問や仮説を持っていったので、受け取るものがたくさんだった。 今回は特に、競技かるたの大会シ…

漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会、ひらきました

11月19日、豪徳寺の赤ちゃん用品と本のお店・Maar(マール)さんで、漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会をひらきました。 こんなご案内を出しました。 hitotobi.hatenadiary.jp Maarさん手書きのチラシ♡ タイトル横の子は「店長の生理ちゃん」だそう!! 当…

《お知らせ》漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会、ひらきます

漫画『生理ちゃん』を読んだ人たち同士で感想を語り合う読書会です。生理と現役で付き合っている方も、付き合っていない方も、男性も女性もどんな性の方も一緒に語りましょう。読書会がはじめての方も大歓迎です。『生理ちゃん』とは、小山健によるオムニバ…

《レポート》10/18 『教誨師』でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

シネマ・チュプキ・タバタで月に一度ひらいている「ゆるっと話そう」シリーズ。第5回となりました。 「ゆるっと話そう」は、映画が終わってからの45分間の小さな場。 映画観て 帰る前に観た人同士でちょこっと話してこ! というものです。 今回は『教誨師』…

あのころの"いじめ"と"わたし"に会いにいく読書会、ひらきました

9月28日、Umiのいえでいじめがテーマの読書会をひらきました。 題して、「あのころの"いじめ"と"わたし"に会いにいく読書会」 女将の麻紀子さんとわたしがどんな思いでひらくのか。事前に語ったビデオがありますので、よろしければご覧ください。 youtu.be …

映画館を愛する人たちと、『世界一と言われた映画館』を観る

シネマ・チュプキ・タバタに「世界一と言われた映画館」を観に行きました。 sekaiichi-eigakan.com 実はこの映画にはそれほど興味はなくて(ごめんなさい!) 館長の平塚さんの著書「夢のユニバーサルシアター」の出版記念トークイベントがあって、そちらに…

《レポート》9/6 『バグダッド・カフェ』でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

シネマ・チュプキ・タバタで月に一度ひらいている「ゆるっと話そう」シリーズ第3回のレポートです。 「ゆるっと話そう」は、映画が終わってからの45分間の小さな場。 映画観て帰る前に、観た人同士、場内でちょこっと話してこ! という気軽な企画です。 第4…

映画『桐島、部活辞めるってよ』を語る

仲間内でひらかれた、映画『桐島、部活辞めるってよ』を語る会に参加しました。 発起人は、この映画がめちゃくちゃ好きなアメリカ・シアトル在住民。 どんなに離れていてもインターネット会議システムがあるので、思いついたら語る会ができてしまう。いい時…

わたしの中の"図書館"をアップデート!

読み聞かせのための本を仕入れるのがすっかり遅くなってしまい、取り寄せてる日数もなくなったので、先日、久しぶりに中央図書館へ行ってきました。 そうしたら、アップデートされた。 そうそう、近頃「アップデート」がキーワードなのです。 「これはもう知…

IROJITEN

以前、文房具と文房具屋さんが好きだという話を書きましたが、画材屋さんや画材売り場も大好きです。 先日、銀座の伊東屋で、前々からほしかったIROJITENの第3集を買いました。 第1集と第2集は中学生か高校生のときに買ったか、買ってもらったかしたと思いま…

丹精して実らせたフルーツの、一番美味しいところ〜第10回 学びのシェア会

隔月で集まって、発表と対話を通して学びを交換し合う、ピア学習グループ「学びのシェア会」。2018年1月にはじめて、1年8ヶ月。なんと10回目。 今回の発表3本。 1、教室で子どもを"支援する"ということ 2、踊るときの目 3、山伏修行リポート 体験が大きすぎ…

棚からキスリング展、初夏の庭園美術館とポッドキャスト

東京都庭園美術館で開催中のキスリング展を観てきました。 www.teien-art-museum.ne.jp お土産。やはり最近の美術館の物販の中で、クリアファイルは重要な位置を占めているなぁ(個人の感想です)。クリアファイルがいいのは、どこかでも書いたけど、日常で…

つながり合い、ひろげ合うシェアたち(第9回 学びのシェア会)

隔月で集まって発表と対話を通して学びを交換し合う、ピア学習グループ「学びのシェア会」。 いつのまにか第9回! 場を引き受けている人たちがいて、続けようと思い続けているから、続いているのではあるが、そのように願っても叶わないこともあるのが、「場…

シネマ・チュプキ・タバタで音声ガイド上映を体験してみた

東京は北区・田端にある小さな映画館、 CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)で、音声ガイド上映を体験してきた!の話です。 chupki.jpn.org リンク先はあえてトップページではなく、映画館の特徴のページ。 ここは、目の不自由な人も、耳の不…

サンリオの「くるみ割り人形」が衝撃だった話

今年の2月のライブビューイングで観てすっかり気に入ってしまった「くるみ割り人形」を、なんと1979年にサンリオが作っていた!さらにわたしの子どもの頃から大好きな人形劇映画で観られる!と観劇仲間から聞き、観に行ってきました。 初ユジク阿佐ヶ谷。 同…