ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

映画『何を怖れる』と本とその後 

書籍『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』にまつわる過去の記録。

 

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2015年1月31日_______

友だちと映画「何を怖れる?」を観てきた。

ウーマン・リブ世代の女たちのあの時と今を追うドキュメンタリー。
鑑賞後は、ランチしながら感想を話しあう。

生き様が濃すぎて、一人ひとりをもっと掘り下げて知りたくなったり。
女であること/男であることの自由さと不自由さとは。
フェミニズムって女である自分を認め、受け入れ、愛することなのかな。


映画に登場した彼女たちほどではないにせよ、わたしも激動を生きてきて、これからどうなるのかと大海を彷徨う小舟のように、浮き沈みを繰り返していて...そんなときに観られてよかったな。なぜ今リブを振り返るのか。

本を読んでさらに考えたい。

 

 ◎インタビューをまとめた本。これを読んで読書会をやる予定!
 「何を怖れる――フェミニズムを生きた女たち /松井 久子 」
 http://www.amazon.co.jp/dp/4000241710

 ◎渋谷シネパレスでの上映は2/6(金)まで
 http://feminism-documentary.com/

 

 

 

2015年3月9日_______

読書会「何を怖れる−−フェミニズムを生きた女たち」をひらいた。

今から約40年前に日本でおきた「リブ」活動。
現在よりもっと「女・母・妻はこうあるべき」が強かったその時代に、1人の人間としての「生きる」を追い求めた女性たちがいました。

一人ひとりの魅力的な女性たちの在りよう、それぞれの生きざまを通じて、現代に変わったこと・変わらないことを考えさせられる作品です。

この読書会は先日、主催の3名で映画を鑑賞し、そのあとのランチでも飽き足らず、本を読んでぜひ語り合いたいと、開催を決めました。

本を読んだ or 映画を観た方、一緒に語りませんか?

 
フェミニズムって、誰もが正直に生きることの探求なんだなぁ。

先人たちの明るさ、逞しさ、そしてかわいさに惚れ惚れする。

みんなと話すことで、「女たち」一人ひとりが魅力的になったし、この分野、このテーマを長いことかけて知ってゆきたい、という気持ちになった。感謝

「この本について話したくてたまらん!」という興奮度が、いつも主宰しているブッククラブとは違っていて、それも面白かった。

 

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2016年9月23日_______

映画『不思議なクニの憲法』の上映会に行ってきた。

ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」の上映会に行ってきた。

監督は、『何を怖れる』の監督・松井久子さん。

あの映画を見ていなかったら、いきなりは観に来なかったかもしれない。


映画の上映後は、松井監督と上野千鶴子さんのお二人がいらしてのトークと交流会。

松井さんの前作『何を怖れる』を観て友人とカフェで感想を話して、それだけでは飽き足らずに読書会もして、コクヨフューチャーセンターでの上映会も当日ちょびっとお手伝いさせていただいて...ということがあってのきのうだったので、お二人に揃ってお会いできることがうれしかった。

相変わらずサービス精神旺盛な上野さんと、エネルギッシュな松井さん。

そして近隣をはじめ、遠くはドイツ、札幌、佐賀、金沢からもいらした方々の熱に触れてたりもした。

それがわかったのは、一人ずつ自己紹介をする時間があったので。

それが可能なくらいのこじんまりとした座組み。

同じ体験をした人同士が、語り合う場はやはりよい。

諦めなくていいと思えることがまずありがたい。

いろいろ見えてくると絶望することが多いから。

憲法ってわたしにとって生まれたときから当たり前にあるものだから、奪われてはじめて気づくようなことも多いんだろうと思う。

でも今時点で容易に想像できることもたくさんある。少なくともわたしの個人的な日々の営みは、憲法で保障されているから叶っていることばかりだと、映画に出てくる憲法の文章を読み(聞き)直していて感じた。

前文とか特に。ほんとうに凛々しくて好き。

投票に行くことは行動として一番目立つことではあるし、ターニングポイントでもあるのだけど、投票日以外の日々を主権者としてどう生きていくかがまず大切だという話が出た

 

「あなたの生きる環境に民主主義はあるのか?」

憲法の成り立ちとその周辺、そして今の課題についての基礎知識がサクッと入手できる映画だ。

いろんな立場の人にインタビューしているので、観た人はどこかしらにとっかかりが見出せる。

松井さんが、「投票しにいかない人にこそ観て欲しい」とおっしゃっている理由がわかる。

劇場上映が終わったあとも、有志による上映会形式で広まるタイプの映画。

お近くで機会があればぜひ行かれては、と思う。

自分で催したい方もかなり安価で借りられるようにしているとのこと。

5-6人から自宅のリビングのテレビでやるという方もいるらしい。

ああ、そうそう、何事も「こうでなければいけない」ということはないんだな、と思う。大きなホールを貸し切るとか、そういうことでなく。

「普段こういう話がしにくい、けどちゃんと考えたいし話したい」という人にとって、催されている場に出かけたり、自分から催すと仲間を見つけられる。地元でも。

これは別に憲法に限らないけれども。コンフォートゾーンを出ても怖くない、むしろかなり楽しい世界がある。

尊重しながら、真摯に感想や意見を口にできるほうが、かなりコンフォートでヘルシーだ。

観て、語り、悩みあう。その上で、一人ひとりが決める。

▼公式HP「不思議なクニの憲法
http://fushigina.jp/

 

松井さんが「何を怖れる」の読書会のことを覚えててくださって、「あなたたちだったのね!」と。

参加者さんのブログのほうも読んでくださって、あの文章に感激したとおっしゃっていた。

 

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