ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

映画『水俣曼荼羅』@シアター・イメージフォーラム 鑑賞記録

2021年12月、映画『水俣曼荼羅』を観た記録。 youtu.be docudocu.jp 友達が観ておすすめしていたけれど、長尺だからなぁと腰が引けていた。 でも、映画『MINAMATA -ミナマタ-』を観て、やっぱり『水俣曼荼羅』も観ることにした。わからないこと、知らないこ…

展示『ちはやふる展』@松屋銀座 鑑賞記録

松屋銀座で『ちはやふる展』を観た記録。 chihayafuru.exhibit.jp 東京→北九州→名古屋→神戸 と1年ちょっとかけて巡回する展示。友達に誘ってもらって観てた。 生原稿、生イラスト、ネームノート……とにかく物量とそこに込められたエネルギーに圧倒される。華…

映画『香川1区』@ポレポレ東中野 鑑賞記録

映画『香川1区』をポレポレ東中野で鑑賞した記録。 youtu.be www.kagawa1ku.com 昨年の『なぜ君は総理大臣になれないのか』から約1年半。 hitotobi.hatenadiary.jp 小川淳也さんの活動を見てきた。ツイッターやYoutubeや記事も読んだし、著書や、取材協力し…

展示「たけくらべ」入門 @台東区立一葉記念館 鑑賞記録

台東区立一葉記念館で「たけくらべ」入門展を観た記録。 www.taitocity.net 鑑賞メモ(展示解説より) ・『たけくらべ』のはじまり「大門」「見返り柳」は、当時は誰もが知る吉原を象徴する語。 ・『たけくらべ』の世界は、単に地理的に隣接する場所というだ…

展示「樋口一葉展 ーわが詩は人のいのちとなりぬべき」@神奈川近代文学館 鑑賞記録

2021年11月、県立神奈川近代文学館で展示「樋口一葉展 ーわが詩は人のいのちとなりぬべき」を観てきた記録。 www.kanabun.or.jp 以前書いた長いブログ記事。2019年に台東区一葉記念館を鑑賞したときの記録。 hitotobi.hatenadiary.jp 今回の神奈川近文の展示…

映画『戦場のメリークリスマス』鑑賞記録

2021年8月、映画『戦場のメリークリスマス』を観た記録。 シネマ・チュプキ・タバタにて。 youtu.be 公式ウェブサイト oshima2021.com 2023年に大島渚作品が国立映画アーカイブに所蔵されるため、民間劇場での最後の大規模ロードショーになると聞き、また4K…

〈お知らせ〉1/29(土) 第27回 オンラインでゆるっと話そう『まちの本屋』w/ シネマ・チュプキ・タバタ

ほぼ毎月開催の〈ゆるっと話そう〉第27回は『まちの本屋』です。 映画館のシネマ・チュプキ・タバタさんとコラボでひらく、映画を観た感想をシェアする会です。ファシリテーター(私)が進行します。 私はお客さんとして著者として、まちの本屋さんにはいつ…

映画『トニー滝谷』鑑賞記録

2021年の8月終わり(または9月はじめごろ)にネット配信で映画『トニー滝谷』を観た記録。 2005年、市川準監督。これを撮った3年後に亡くなっている。 youtu.be ドライブ・マイ・カー』を観た友達が、「妻を亡くした喪失感といえば、同じ村上春樹を原作とし…

〈レポート〉12/23 『MINAMATA -ミナマタ-』でゆるっと話そう w/ シネマ・チュプキ・タバタ

2021年11月29日、シネマ・チュプキ・タバタさんと、映画感想シェアの会〈ゆるっと話そう〉を開催しました。(ゆるっと話そうとは:こちら) 第26回 ゆるっと話そう: 『MINAMATA -ミナマタ-』 水俣病の被害を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスを主人公…

展示『写真の中の鷗外 人生を刻む顔』@森鷗外記念館 鑑賞記録

森鷗外記念館で企画展『写真の中の鷗外 人生を刻む顔』を観てきた記録。 moriogai-kinenkan.jp 森鷗外と言えば、口ひげをたくわえ、威厳に満ちた姿で、いかにも文豪というイメージ。 けれど、今回の展示で見た写真は、ほとんどが軍服姿。文豪でもあるけれど…

本『学びの本質を解きほぐす』読書記録

『学びの本質を解きほぐす』池田賢市/著(新泉社, 2021年) 紹介文(新泉社ウェブサイト) www.shinsensha.com 1周目は買ってすぐにざっと読んだ。 半年経っての2周目は精読。 長い時間をかけて生活の中で咀嚼しながら読んだ。ただ目で追うだけでは足らず、…

映画『ドライブ・マイ・カー』鑑賞記録

2021年9月13日に鑑賞。『ドライブ・マイ・カー』 dmc.bitters.co.jp youtu.be すごかった。評判よりずっとすごかった。 すごすぎて、朝10時の回を観たのに、気づいたら夜になっていた。映画の世界からなかなか帰って来れなくて、一日中ぼーっとしてた。 観賞…

展示『小林清親【増補】サプリメント』展 @練馬区立美術館 鑑賞記録

練馬区立美術館の『小林清親【増補】サプリメント』展を観た記録。 www.neribun.or.jp www.fashion-press.net 最後の浮世絵師と呼ばれた小林清親。 2015年の小林清親展を機に寄贈等で新規に収蔵した作品、遺品を【増補】として公開している。下図や写生帖、…

本『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』読書記録

本『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』和田靜香/著(左右社) 映画『香川1区』を観たあと、本屋に寄って帰り、一気に読んだ。 和田さんの選挙日記はnoteで毎日読んでいたし、小川淳也さんの青空対話集会もインスタライブもぜんぶ追…

NTLive『スカイライト』@シネリーブル池袋 鑑賞記録

NTLiveのアンコール上映で『スカイライト』を観てきた記録。2021年9月。 youtu.be デヴィッド・ヘアー作、スティーブン・ダルドリー演出の3人芝居。主演:ビル・ナイ、キャリー・マリガン、美術:ボブ・クロウリー。 2014年 ウィンダムズ劇場での公演を収録…

本『押井守監督が語る映画で学ぶ現代史』『映画の声』『アナーキー日本映画史』記録

昨年から加速度的に1950〜1960年代の映画に出会うことが増えた。この3冊は仕事の準備のために読んだ。 印象深かった箇所引用『押井守監督が語る映画で学ぶ現代史』より。 「忘れたいものがある」から、そのためにテレビをみよう、映画を見よう、という人が多…

本『The Booyoo Tree(モチモチの木:英語版)』読書記録

9月の記録。 モチモチの木の英語版が図書館の新着図書コーナーに並んでたから借りてきた。 www.iwasakishoten.co.jp 岩崎書店から9月に出たばかりのほやほや。岩崎書店の本、好きです。本の後半に原文が絵とともに縮小されて載っているので、見比べて、「あ…

本『あのこは貴族』読書記録

『あのこは貴族』山内マリコ/著(集英社)を読んだ記録。 読み終わってポツンと涙が出た。 なんの涙だ。 年末年始でナーバスになっているからなのか。 東京と「地方」、「学歴競争」、階級社会、『ディスタンクシオン』、『香川1区』から見えてきた政治の世…

本『祝祭と予感』読書記録

『祝祭と予感』恩田陸/著(幻冬社)を読んだ記録。 『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説集。 本編が二段組500ページ超えだったけれど、こちらは会話メインの一段で186ページ。短編が6本。気楽に読めた。 ナサニエルと三枝子の出会い、ホフマンと塵との出会…

本『ファシズムの教室:なぜ集団は暴走するのか』読書記録

『ファシズムの教室:なぜ集団は暴走するのか』田野大輔/著(大月書店, 2020年)を読んだ記録。発売されてわりとすぐ買って読んだのだけれど、記録をつけるのが遅くなってしまった。 (帯より) ファシズムの「魅力」とは? ウェブ上で話題沸騰のナチスを体…

本『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』読書記録

『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』橋迫瑞穂/著(集英社)の読書記録 読んだ記録を書いてみようと思ったが、なかなか気を遣うテーマでどう書いていいかわからないまま日が過ぎている。とりあえず自分のこととして書いてみる。 2000年代に結婚、妊娠…

『リーマン・トリロジー』読書記録

舞台『リーマン・トリロジー』 の原作小説。原題:"Qualcosa Sui Lehman" 別名「鈍器」。とにかく分厚い。760ページ、厚み 5.1 cm(手に取るともっと分厚い感じがするけれど) 『リーマン・トリロジー』はNTLiveのラインナップの中でも大好きな作品。 hitoto…

『凪のお暇』読書記録

『凪のお暇』コナリミサト/著(2017年, 秋田書店) 妹に借りて6巻まで一気読みした。こういう話だったのか。ドラマが話題になったのは知ってたけど、観てなかった。クセのある絵柄だけど、ぐんぐん読んでしまう。作者の方の人間観察力がすごい。人間ってこ…

〈レポート〉11/29 『あのこは貴族』でゆるっと話そう w/ シネマ・チュプキ・タバタ

2021年11月29日、シネマ・チュプキ・タバタさんと、映画感想シェアの会〈ゆるっと話そう〉を開催しました。(ゆるっと話そうとは:こちら) 第25回 ゆるっと話そう: 『あのこは貴族』 異なる地域、社会の異なる階層で生まれ育ち、それぞれに息苦しさを抱えな…

〈掲載情報〉インタビュー 『仕事文脈』vol.19

掲載誌のお知らせです。 2021/11/24発売の『仕事文脈』vol.19に舟之川のインタビューが掲載されています。ライターの太田明日香さんによる連載コラム「35歳からのハローワーク」です。 私がなぜ今の仕事をするようになったのかをライフイベントと働き方の面…

本『常識のない喫茶店』読書記録

『常識のない喫茶店』僕のマリ/著(柏書房, 2021年) 「無礼な人や迷惑な人とは喧嘩していい、出禁にしてもいい」がモットーの喫茶店で働いてきた4年余りの日々が綴られたエッセイ。筆者は喫茶店の店員さんをしながら文筆の仕事もされている。出版当時は両…

本『女たちのポリティクス』読書記録

『女たちのポリティクス』ブレイディみかこ/著(幻冬舎新書, 2021年) 「女性の政治家はなぜ増えないのか」はここ数年わたしに浮上してきたテーマ。やはりこれは読まねばなるまい。ネットニュースで見たりやウェブマガジンで断片的に読む。(今やソースがこ…

本『性教育はどうして必要なんだろう』読書記録

『性教育はどうして必要なんだろう : 包括的性教育をすすめるための50のQ&A』浅井春夫、艮香織、鶴田敦子/著(大月書店, 2018年) 包括的性教育という言葉を聞いて自分の中から出てきたトピックをはるかに超えた、隣り合う領域と思っていたものまでつなげて…

本『中高生からの選挙入門』読書記録

衆院選とそれに関連するイベントの準備のために読んだ。 View this post on Instagram A post shared by 舟之川聖子|Seiko Funanokawa (@seikofunanok) www.instagram.com

〈100分de名著〉で衆院選2021を表す

ふと思い立って、今回の衆院選の結果が市民に問うている(と私が感じた)ものを、手元にある《100分de名著》のテキストで表してみました。 とりわけ上段の3つは「意外な結果」を考える上での整理に役立ちそうです。そして人生は続く。『黒い皮膚・白い仮面』…