ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

[works] 2023年度TURN LANDプログラム

2023年度のTURN LANDプログラムでコーディネーターを務めました。


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TURN LANDプログラムは、福祉施設や社会的支援を行う団体がアーティストと共にアートプロジェクト(多様な価値観や特性への理解を深めながら、より魅力的な文化活動を日常の中に生み出すこと)を企画し、実践するプログラムです。プロジェクトの実践を通して、地域との新しい関係性を構築することや、プロジェクトによる気づきを内外に伝え共有することを目指します。https://turn-land-program.com/
主催|東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人 谷中のおかって

11の施設からそれぞれ特色あるプロジェクトが立ち上がる中、舟之川がコーディネーターとして入ったシネマ・チュプキ・タバタでは、ユニバーサルシアターに関心のある方々を招き、日頃の疑問や気づきを分かち合うサロン(対話の場)を開きました。

5月〜12月まで、ほぼ月に一度、計7回実施しました。

運営や参加者には視覚障害聴覚障害のある方もいて、一緒に映像作品を鑑賞したり、文化施設におけるアクセシビリティについても話し合いました。

舟之川は同じくコーディネーターの吉川真以さん、チュプキ代表の平塚千穂子さん、ブラインドコミュニケーターの石井健介さんと共にチームで活動しました。

舟之川の役割としては、事務局と運営チームとの窓口、プロジェクト全体の進行管理、毎回のサロンの企画運営、レポートの執筆です。

今回のお仕事を通じて、映画館を文化施設として今までよりもっと広い視野でとらえ直せたこと、アクセシビリティや情報保障、「合理的配慮」について自分の言葉で説明できるようになったのは大きな収穫でした。

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詳しい活動内容はこちらのページをご覧ください。
https://turn-land-program.com/case_post/17chupki_2023/

各回の概要文の後ろにレポートが掲載されています。(PDF)
サロンに参加していない方々にもこの場で話されたことを共有したいと思い、制作しました。ぜひご覧ください。

プロジェクトの動画もあります。(音声ガイド&手話通訳付き)
https://turn-land-program.com/archives_post/project_case17chupki_2023/

▼記録冊子