ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

《レポート》6/28 沈没家族でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

おととい、田端の映画館シネマ・チュプキ・タバタで「沈没家族でゆるっと話そう」という時間を預かり、ファシリテーションを担当しました。 1日1回の夕方からの上映が終わる19:00から、45分という短い枠。 「この映画がちょっと気になって観にきたら、たまた…

解釈され、求められるヴァージニア・ウルフ〜映画「オルランド」を観る会

今月のはじめにこの記事をシェアした。 NYだけど、ウルフだから気になる。映画「めぐりあう時間たち」(2002)からウルフの存在が気になりだした。語る会にも参加したし、直近の文フリでも「かわいいウルフ」を買っちゃったし。 なぜヴァージニア・ウルフの…

未来の自分に届ける宅配便〜夏至のコラージュの会、ひらきました

夏至のコラージュの会、ひらきました。 会場は前回に続いて、あきゅらいず美養品 森の食堂。ごはん美味しかった♪ 今回もなぜか雨が降り、少し肌寒い日でしたが、よい時間となりました。 作ったコラージュが好きすぎる、この3年の指針ができた、みんなぜんぜ…

初夏の根津美術館、「はじめての古美術鑑賞」

根津美術館に行った。東京・南青山にある私立美術館。 企画展「はじめての古美術鑑賞」が開催中。2016年からはじまって4回目とのこと。 日本美術の時代ごとの変遷と個々の作品の見所をわかりやすく教えてくれる。 友だちと、感想を話しながらまわっていくの…

能楽ファンをふやす場のしつらえ(能「船弁慶」当日)

第七回 天籟能の会の「船弁慶」に友だちと行くにあたっての、予習会をひらきました。 hitotobi.hatenadiary.jp そして、期待が最高潮にふくらんだところで迎えた本番! 《解説→狂言→能→座談会》が公演。終了後に、セルリアンタワーのラウンジに移動して《感…

つながり合い、ひろげ合うシェアたち(第9回 学びのシェア会)

隔月で集まって発表と対話を通して学びを交換し合う、ピア学習グループ「学びのシェア会」。 いつのまにか第9回! 場を引き受けている人たちがいて、続けようと思い続けているから、続いているのではあるが、そのように願っても叶わないこともあるのが、「場…

クリムト展、あるいはグランドフィナーレの一歩手前

6月初旬の金曜日。夜間開館の日にクリムト展に行ってきた。 ハッと気づいたらも19時近くになっていて、観られたのはほぼ1時間だったけれど、それでもかなり満足した。 予想に反してめっちゃ混んでいた。めっちゃ混んでたのに友だちに会っちゃうという。こう…

6/28(金)「沈没家族」でゆるっと話そう@シネマ・チュプキ・タバタ

この4月、5月は映画「沈没家族 劇場版」で対話イベントのファシリテーターのお仕事をやらせていただきました。 第1回レポート 【レポート】やっぱりみんな語らずにはいられない!"沈没家族"のそのあとで - ひととび〜人と美の表現活動研究室 第2回レポート …

シネマ・チュプキ・タバタで音声ガイド上映を体験してみた

東京は北区・田端にある小さな映画館、 CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)で、音声ガイド上映を体験してきた!の話です。 chupki.jpn.org リンク先はあえてトップページではなく、映画館の特徴のページ。 ここは、目の不自由な人も、耳の不…

サンリオの「くるみ割り人形」が衝撃だった話

今年の2月のライブビューイングで観てすっかり気に入ってしまった「くるみ割り人形」を、なんと1979年にサンリオが作っていた!さらにわたしの子どもの頃から大好きな人形劇映画で観られる!と観劇仲間から聞き、観に行ってきました。 初ユジク阿佐ヶ谷。 同…

読み聞かせ 5年生・6月

今年度の読み聞かせがはじまりました。 ボランティアさんが1人増えたので、1学期はとりあえず1回みたい。ほどよい。 前週に図書館で何冊か借りて、ぜんぶ時間を計って、息子相手に試し読みしてみました。 どれも良い本だし、時間もよい感じなんだけど、なん…

今のわたしが「モモ」の世界を旅すると。/『モモ』を精読する読書会

早起きして6時から『"モモ"を精読する読書会』に参加しました。 『モモ』は、小さい頃に読んだときはそれほどピンと来ていなかったのに、大人になってからなんだか気になる存在になってきて、行く先々で出会ってしまう物語。 この会も気になってはいたのだけ…

未来の自分に宣言する、願いをつなぐコラージュ

東京は梅雨の晴れ間。いかがお過ごしですか? 紫陽花が今を盛りと咲いています。 3年前にわたしがつくったコラージュが、Facebookの機能でリマインドされてきました。 人の顔をこんな正面に据えるのは、わたしにしては珍しい。 なにか決意をしていたんでしょ…

「ラファエル前派の軌跡展」がよかった話

三菱一号館美術館の「ラファエル前派の軌跡展」に行ってきました。 mimt.jp 実はロセッティの描く女性の絵があまり好きではなくて。つまり...その...ゴツい...。 なので、このポスタービジュアルを観たときに、うーん、まぁいいかなぁってスルーしそうになっ…

5年後のわたしを青天井で描く

「新月に願い事を書き、満月に見直す」というサイクルで、《願い・叶える》営みを、もう1年半ほど続けています。 脳の機能、心理、ひらめき、感覚、言語能力、時間、場、スピリチュアリティ(霊性)など、言語化しにくい、でも確かにある、人間に備わってい…

なぜかわからないけど今やってみたいから、をサポートする

先日、ある方との場づくりセッションで、 なーんか、やってみたいんですよね...。なにも確かなことはないけど。やめたほうがいいって言われたりもしてるし...。 というクライアントさんと、 でもそういうやつって未来の自分からのお知らせだから、キャッチし…

能「船弁慶」の予習会をひらいた

来週観に行く天籟能の会の「船弁慶」の予習会を、友人のたかねさんとひらきました。 予習会のフォーマットは、METライブビューイング「椿姫」や「魔笛」や第九予習会経験からできたものを元に。 たかねさんは能のお稽古をして舞台経験も積んできた、「能の世…

熊谷守一 いのちを見つめて展がよかった話

群馬県立館林美術館に、「熊谷守一 いのちを見つめて展」を友だちと観に行った。 感想は音声で録って配信したので、詳しくはぜひこちらを。 ↓ note.mu 最近どこかに行ったり何かを見て心が動いて、そのとき一緒にいる人がOKと言ってくれたら、感想をしゃべっ…

ルート・ブリュック展がよかった話

東京ステーションギャラリーで開催中の「ルート・ブリュック 蝶の軌跡展」に行ってきた。 はじめてちゃんとお話する方と観に行った。 そういう人と展覧会に行くってたまーにあるのだけど、一緒に「旅」をするとすごくその人のことがよくわかるって、やっぱり…