第七回 天籟能の会の「船弁慶」に友だちと行くにあたっての、予習会をひらきました。
そして、期待が最高潮にふくらんだところで迎えた本番!
《解説→狂言→能→座談会》が公演。
終了後に、セルリアンタワーのラウンジに移動して《感想を話す場》をひらきました。
ほんとうに楽しかった!ほくほくしております!
能とは、超オープンな舞台芸術。
型はあるものの、あらすじと見どころだけ頭に入れてあとは自由に解釈してよい、自分が観たいように観てよいって、すごく楽しいエンターテインメントだと思います。
あらすじも見どころもわからない舞台を一から自分で解釈していくのも、おもしろいけど、けっこう脳みそ的に負荷がかかります。
能はそのへんのバランスが絶妙。
わたしは能を観るようになってかれこれ7〜8年。
ときどき無性に能を必要とするときに観に行っています。
能を観ることは、この世をたくましく生き抜くための祈りのようなもの。
そして能の舞台は、そのときどきの自分が観たいもの、テーマになっていることを、想定を超えてありありと映し出してくれる鏡のような存在です。
個人的な存在であった能を友人にシェアしたら、ものすごく喜んでもらえて、一緒に楽しめて、とてもうれしい。
能はいつの時代を生きる人にとても必要とされてきたものだけれど、今の時代における意義についても、たくさん語れてよかったです。
間をおかず、7月も能を観に行く話や、能周辺の話が、チャットスレッドでも弾んでいますし、会ったときも話すようになり、能への愛がますます分厚くなりました。
予習会をひらくにあたり、この音声配信番組が録れたのもとてもよかった!
わたしとたかねさんが、とにかく楽しそうに話しているのが、我らながら良い!!
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能を愛している人が、自分の情熱から橋をかける、鑑賞対話の場をしつらえれば、能に関心をもったり、好きになったり、また行ってみようかな、と思う人はあらわれるんだ、ということが検証できました。
アフタートークの採録にもあらわれているように、これは単に「友だちに誘われてヒマだから、付き合いだから行ってみた」というようなことではまったくない。確実にエンゲージメントを具体的に誘引するしつらえです。
これは能に限らず、ハードルが高いと思われている、各種芸術、芸能、文化にも当てはまります。
★芸術・アートの側で製作・興行していらっしゃる方には、鑑賞対話の場づくり(ファシリテーション)のお仕事をぜひご用命いただきたいです。
《告知→予習→鑑賞体験→感想対話→発信》の場づくりの型があります。
そして、
★好きや得意をシェアして仲間をつくりたい個人の方向けには、場づくりのご相談にのっています。
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